フォトギャラリー種差海岸《西澤照光のフォトブログ》

ライフワークとして撮影中の三陸復興国立公園・種差海岸の四季情景を中心に紹介。

★種差海岸 蕪島 ウミネコの生態記録 第7章  卵の孵化・雛の誕生

2014年09月04日 21時05分46秒 | ウミネコの生態記録
    ウミネコの卵は、抱卵開始から約25日が経過すると孵化をはじめるとのこと。
   雛が完全に孵化する日数は、気温差で1日か2日間と言われている。
   また、自力で立てるようになるまでは、さらに一日かかりるようです。

   (注) この第7章に掲載している写真は、同じウミネコ親子だけを狙って撮った画像ではありません。

   ★抱卵中の光景

     撮影 2008.5.28  AM 10:35


   ★孵化のはじまり。 雛は卵から出るために、嘴で卵殻の内側から卵殻に穴を開けはじめます。これを「嘴打ち・ハシウチ」と言っています。

     撮影 2009.5.28  AM 11:21



   ★卵の中で、雛は嘴を動かして穴を広げます。 ひび割れも広がり、雛の肌が見えて来ます。
    雛の、卵殻にいるときの羽の状態は、幼綿羽に覆われた半早成性とのこと。

     撮影 2009.5.28  PM 0:10   ほか



   ★孵化が始まって雛が卵から這い出す最後の瞬間を 親鳥が手助けしていました。

     撮影 2009.5.26  PM 6:03



   ★雛が誕生すると 直ちに卵の殻を営巣外に撤去する親鳥
 
     撮影 2009.5.26  PM 6:03



     撮影 2009.5.26  PM 6:03




     撮影 2009.5.26  PM 6:03



     撮影 2009.5.26  PM 6:03   ほか



   ★親鳥が営巣を離れている間、先に誕生していた雛が、後から誕生した「きょうだい」を興味深めに眺めている光景

     撮影 2009.5.29  AM 5:41


 
   ★卵の殻の撤去を終えた親鳥は営巣に戻り、優しく誕生した雛をお腹の下に包み込みます。

     撮影 2009.5.26  PM 6:04



   ★生まれたばかりの雛の綿羽は濡れて固まっている。 幼綿羽が乾くまでに1~2時間かかるようです。
    雛は毛が乾くと、ふわふわの温かい幼綿羽に覆われていて、 体の色は、全体が淡い茶色で、黒い斑点が散在しています。

     撮影 2009.5.30  AM 8:44   ほか


   ★孵化して1日経つと、立てるようになり、下の写真のように転びながらもヨチヨチ歩けるようになります。

     撮影 2009.5.28  AM 10:34



   ★中には誕生して間もなく命を亡くす雛もいます。これが自然の厳しさでしょうか。

     撮影 2009.5.26  PM 5:50
 
 
  

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★種差海岸 蕪島 ウミネコの生態記録 第6章  縄張り争い

2014年09月04日 15時14分43秒 | ウミネコの生態記録
    繁殖地では、一つがい当たり約1m四方の縄張りを形成し蕪島全体に密集しています。
   縄張り内で求愛、交尾、巣作り、産卵、子育てなどの繁殖生活が営まれ、この縄張りを守るため、縄張りに接近または侵入してくるものに対しては、
   たとへ雛鳥であっても容赦なく攻撃します。
    また、メスをめぐる争いも起こります。オス・メスつがいで侵入者に立ち向かう光景もよく見うけられます。


     撮影 2006.5.17 AM 7:20


     撮影 2008.7.5 AM 7:36



     撮影 2008.5.25  PM 0:40



     撮影 2008.6.21  AM 8:00   ほか



     撮影 2011.4.25  AM 11:50   ほか


    ★縄張り侵入者を夫婦で協力して撃退する光景

     撮影 2008.6.5  AM 7:54



     撮影 2008.6.23  AM 9:56   ほか


    ★時には 互が血を見るほどの 激しい争いになる場合もある。
 
     撮影 2010.6.1 PM 6:07



     撮影 2011.5.12 AM 7:01  ほか



     撮影 2011.4.25 PM 0:01   ほか



    ★侵入者との争いで相手の返り血を浴びるほど 激しい闘いの跡

     撮影 2008.6.27 AM 8:42



     撮影 2007.6.7 AM 6:04


 

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★種差海岸 蕪島 ウミネコの生態記録 第5章  長鳴き行動

2014年09月04日 10時25分49秒 | ウミネコの生態記録
     蕪島でウミネコが天に向かって鳴く光景をよく見かけます。
    これは長鳴き行動と言って、繁殖期などに威嚇や縄張りを主張する時、あるいは菜餌し営巣に戻った時などに行われる行動と言われています。
    長鳴きの直前に、頭を下げて股の下から覗くような格好をし、急に頭を振り上げ天に向かって鳴きます。


     撮影 2011.5.11 AM 6:05



     撮影 2008.5.28 AM 11:43   ほか



     撮影 2011.4.12  AM 7:33



     撮影 2007.5.23  AM 5:42   ほか 



     撮影 2007.5.29  AM 6:26   ほか



     撮影 2008.6.4  PM 4:26



     撮影 2010.5.31  PM 6:45   ほか



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