『三樂録』

「善樂」「健樂」「長樂」の探究軌跡。時は満てり、これでいいのだ。

日々好実

2022年07月14日 | 三楽菜園

家内が面倒見ている「三楽菜園」は、夏野菜実り真っ最中。収穫の喜びと美味しさで、管理の大変さを忘れる瞬間。

夕立あと庭の野菜でサラダかな

 

ミニトマト 

シュガープラム、薄皮ピンキー

  

 

シソ餅

親が好きだったので毎年恒例

 

 

白なす

今年初めてのトライ

 

 

白長なす

柔らかくとても美味しく、差し上げても好評

 

 

茶豆

四回ほどに分けて植栽

 

 

落花生

今年は大まさりでなく、普通の豆にチャレンジ

 

 

小玉スイカ

2種類(赤・黄)植栽、孫専用

 

 

黄桃

今年初めてチャレンジ、2個結実

 

ブルーベリー

間もなく収穫、孫たちはしゃぎはしゃぎ

 

 

シナノゴールド・秋映え二種

「アルプスの乙女」も順調

 

 

ポーチュラカ

土を入れ替えたので花数多し

 

 

ケープタウン

植える場所を変えたので最盛期が楽しみ

 

 

アフリカハマユウ

 

 

【お ま け】

退職時より、15㎏ほど痩せた。ジムに通っているわけではないが、適度に身体は動かすようにしている。感情的になることも少なくなった。なったとしても、6秒待てば感情は収まるらしい。

 

ジャガイモ

例年よりも大きなものが収穫

 

そこで「なるほどなあ」と思うようにしている。また、「D言葉」(どうせ・だって・だから・でも・だけど)で、すぐに反応しないように意識している。

 

タマネギ

例年と比較すると小ぶり

 

効果は定かではないが、「何事も必然」とか、「ちょうど良い」と思えるようにはなった気がする。

 

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玉ねぎ

2020年05月26日 | 三楽菜園

『三楽菜園』は花盛り。園主の草取り作業も大変。「都忘れ」が満開。華やかさはないが、花の色に惹(ひ)きつけられる。一輪挿しに一本だけ挿して楽しむと、存在感がある。

 

濃いピンクで主張し、花の大きさも他のバラと比べると大きな「つるバラ」

 

清楚な淡いピンクが魅力のバラ

 

シラン 口紅

 

「ミニ胡蝶蘭」、今年二度目の花。ミニであってもこれだけの花数になるとすばらしい。ましてや、終わったと思ったならば、この賑(にぎ)わい。

 

「タマネギ」。今年は、かなり大きな出来となった。園主も満足そうに、葉が折れる収穫期を待っている。

 

 玉葱の

 葉折れて美味し

 レシピいらず

 

空 豆

 

グリンピース

 

キューリ

 

ブルーベリー

 

早起きが楽しい。菜園の野菜たちの成長が、私たちにも活力をくれる。そして、収穫して美味(うま)さを味わい、「お福分け」。家庭菜園の充実感か。

 

息子夫婦が引っ越して、新しい住まいの地域名物「草加せんべい」。とても美味しかった。ありがとう。
 
 
 
「セダムメキシコマンネングサ」。春には黄色い花、夏にはきれいな緑色、秋には紅葉と楽しみの多い。「EIKOエコフェスタ」で頂き、大切に育てている。可憐(かれん)さに惹(ひ)かれ、大切に増やしたい。庭植えならば、何もしなくて大丈夫で、手をかけなくてもちゃんと育ってくれるらしい。セダムの仲間なので、「静寂」「私を思ってください」という花言葉。
 
 
 
「めだか」。「オロチ」、「サタン」の稚魚。去年は卵がとれなかったが、今年は順調に孵(かえ)っている。これで1センチ程度。

 

【余 録】

生きているとは、「過去」、「現在」、「未来」で表現できる。職業人として頑張っているときは、いかに「未来」を考えるかを大切にしてきた。「今日」よりも「明日」、「今年」よりも「来年」。そして、三年後。五年後、十年後・・・と。将来を見つめて仕事ができる人が、「良き職業人」と評価された。

退職して気づいた。日本人の平均寿命を考えると、「将来」を創造する必要性が湧いてこない。せいぜい「明日」を考える程度。それよりも、「今」とか、「この場」をいかに楽しむことができるか。「充実」よりも「楽しむ」でいい。

しかし、「積小」は忘れてはならない。以外とこれが大変。二宮尊徳は「積小為大」、「小さな努力の積み重ねが、やがて大きな収穫や発展に結びつく。 小事をおろそかにしていて、大事をなすことはできない」といっている。「為大」はもう考えることもない。それよりも、「積小為楽」と思って、「NOW HERE」を大切にしたい。「一人よりも二人で」。

 

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筍(たけのこ)

2020年05月10日 | 三楽菜園

初めて紹介され頂いたときは、多花性でバラと思えない一重平咲きのコクテール(カクタス)に驚き。花色が開花につれて赤から白に変化。華麗な美しさが人気。春から秋まで次々と咲く。枯らしたときもあったが、最初の驚きは失(う)せることなく、大切に楽しんでいる。耐病性にも優れ、もう少し花色が薄い種類もあるが、この花色に魅せられる。

 

 

フランス作出、陽(ひ)の光を浴びて黄金に輝いているような、鮮やかな黄色は「マルコポーロ」。芳香性で、スパイシーな香りも魅力のバラ。大輪の半剣弁高芯咲きで、花形もとても整っていて、耐病性にも優れ、四季咲き。

 

 

「チェリーセージ」は、メキシコに分布する多年草の観賞用ハーブ。花言葉は『燃ゆる思い』『尊重』『知恵』。「燃ゆる思い」は、花色が、燃えるような真紅色をしていることに由来。また、賢いや賢人といった意味を持つ「sage」と同じつづりであることから、「知恵」という花言葉が付けられた。

 

 

花サボテンの「ロビビア・ビャクダン」が、可憐(かれん)に咲いている。『三楽菜園』では、初めてのサボテン。管理が簡単な上、すばらしい花が見られるからと頂いた。現在では4鉢に増えている。

 

 

「サツキ」は、鉢や地植えで種類が増えるばかり。花期も長く、それほど手もかからない上に、丈夫なので、楽しませてくれる。

 

 

「サギソウ」は鉢数にも増え、今年も順調。私の好きな山野草なので、家内にありがとう。

 

 

「こどもの日」は、老夫婦を気遣いながら同居している長姉にありがとう。リクエストで「水戸エール飯」。今回は「アロハテーブル水戸」の「ロコモコ丼」。初めて食したが、美味(おい)しくごちそうさま。

 

 

「三楽菜園」は、夏野菜は順調に育ち、春野菜の「スナップインゲン」が、採れ始めお福分け。家内の実家に届けながら、竹林で筍掘り。今年最後の筍。海育ちの私は大好きなので、味わって食べたい。

 

 光芒(こうぼう)に

 挑む筍

 天を指す

 

 

葱坊主の頭の上に、もう一つ坊主頭。

 

【余 録】

目に映るコトやモノを、頭でどう判断し、思考し行動するのか。職場を離れ、毎日家にいて、「感性」の重要性に気づいた。今までは、職場で必要と予測される領域のセンサー感度を良くしておけば、習慣の積み重ねから導かれる経験値に基づいて、頭が判断し、思考や行動に連携した。

 

 

しかし、家庭人としての経験値が乏しい現在は、判断の物差しが極めて脆弱(ぜいじゃく)。答えは簡単。「経験値」を増やせば良い。しかし、寿命も見え始めた老い先は、時間がない。そうなると、古人に倣(なら)って、読書三昧の生活しかない。それも辛(つら)い。取りあえずは、「活字」に触れる日々を目指そう。だから、「生涯学習」なのかもしれない。

社会人、家人として、あるいは家内への「感性」も、磨かれていくだろう。また、「認知症」の予防くらいにはなるだろう。そして、体も動かせば、一挙両得。

 

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若葉風

2020年05月03日 | 三楽菜園

『三樂録』の専属カメラマンを自認する家内から、渾身(こんしん)の作品ができたのでトップに使ってほしいとの依頼。今年初咲きのバラ、チャールストン(Charleston)。黄色に赤い覆輪がかかり、最後は赤で終わる華やかな色彩。名前の由来は、誰でも踊れるダンスとして一世を風靡(ふうび)した「チャールストンダンス」。

写真撮影を趣味とする人が身近にいるので、意識しているのかもしれない。しかし写真の完成度は、バラと同じで○○dance?。ブログのトップ写真としては、良い写真となった。

 

 

我が家の菜園は、家内が毎日草取りしながら世話している。チューリップが終わり、色とりどりに華やかさにあふれている。夏野菜も順調に育っている。暑くなってきて除草作業も大変のようだ。この大変さの度合いが、菜園の華やかさと収穫につながるので、手抜きはできない。

 菜園に

 実りを運ぶ

 若葉風

 

 

オオデマリの花も淡い緑から白っぽくなってきたので、これから葉が穴だらけにされないよう薬剤散布。

 

 

群れてピンクの花を咲かせるので、一層の艶(あで)やかさをアピールするオギザリス。

 

 

茨城といえば「国営ひたち海浜公園」のネモヒィラ。値段的には意外と高価で、家内は次年に種がこぼれて自生した苗を集めて、楽しんでいる。

 

 

原種のクレマチス二種。「プレジデント」などの品種もあったのだが、現在は白とピンクが頑張っている。

 

 

5月2日(土)、毎年恒例の河原子のせん定と薬剤散布。一日がかりで何とか終了。夫婦ともにダウン寸前。夕飯は、長姉が気を利かして、「水戸エール飯」。

 

 

河原子海岸は、どこにも行けない幼児の家族が、何組か水遊びに興じていた。かなり潮が引いていたので、子どもたちも大はしゃぎ。コロナの非常事態宣言も、5月末まで延長されるよう。大人も大変だが、「遊び」が仕事の子どもたちは、もっと犠牲となっているかも。

 

 

今年咲いたぼたんは17花。

 

【余 録】

「有意味感」という言葉を発見した。仕事や日々の生活、すべての物事に意味ややりがいを感じるという意味。アメリカ人の医療社会学者アーロン・アントノフスキー博士により提唱された考え方。

四字熟語のようには、意味が想像できない。どうも、どんなにつらいことに対しても、何らかの意味を見いだせる感覚のようだ。現在のような状況だからこそ望まれる感覚。退職を機に集中力や記憶力が減少していく。今は、「積小」を心がけ、不器用でも、やらなければならないことは、きちんとする生活。それでいい・・・。

 

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せん定

2020年04月25日 | 三楽菜園

年が変わってすぐ、嵐のような暴風雨が、「アルプスの乙女」のリンゴの木を根こそぎ倒した。現在は、リンゴは写真の「シナノゴールド」と、「秋映(あきばえ)」が残っているだけ。今年のシナノゴールドは花芽が多かったので、カイドウの花と人工授粉にチャレンジ。9月末当たりをお待ちください。

 

 

今年は昨年よりも二週間ほど早く夏野菜の植栽。トマトは、ミニを二種と中玉は「レッドオーレ」。限りなく甘さを求めて育成。昔、神奈川の姉のところで食べたトマトの甘さが忘れられず、我が家のチャレンジは続いている。浮かないトマトは作れるようにはなったが、品種を変えたり、水を与えず育成したりと挑戦はしているのだが、未だ足下にも及ばない。悔しいが、プロの背中がなかなか見えない。毎年のトマト栽培には、その様な念いが秘められている。

 

 

例年通り、なす三種、キュウリ三種、ピーマン、万願寺唐辛子、小玉スイカ二種。オクラは後日植栽。

ハウスの中では、落花生の「大まさり」と、茶豆の苗作り。

 

 

『三楽菜園』は、春の花が、華やかさを競うかのようだ。「カロライナジャスミン」は、小さな黄色の花をたくさん咲かせて、豪華さをアピール。

 

 

今年も「ダルマフジ」は、色の華やかさと匂いで、人の足を止める。

 

 

「桜草」は、去年一鉢購入し、四角の盆栽用の鉢に植え替えて、花色の鮮やかさで思わず魅せられる。昨年、NHKの「趣味の園芸」を観て、園芸店を探し、ここまで漕ぎ着け大満足。

 

 

毎年、家内は冬の葉ボタンが終わると、マーガレットを植栽。道路に面した場所なので、気がついた人は必ず足を止める。

【余 録】

セーラー万年筆社長の中島義雄さんが、「成功の反対は失敗ではなく、何もしないこと」と言っている。強烈に「成功」を望むこともなくなったが、「何もしない」のは良くないという認識はある。退職して間もなく一か月になる。この間、今までできなかった「三楽菜園」の手入れや、せん定、書籍の整理や書類の廃棄など、暇(いとま)なく断捨離に励んでいる。

 

 せん定の


 脚立押さえる


 内助の功

 

コロナの影響もあるので、家に籠(こ)もっての作業ばかり。コロナ問題が解決したならば、何をしよう。就業中の正解のない問題を考えるのと違って、心弾むが何も見えてこないのはなぜだろう。

 

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曼珠沙華

2019年10月01日 | 三楽菜園
死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、蛇花(へびはな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、「はっかけばばあ」と呼ばれ、不吉であると忌み嫌われる「曼珠沙華」。


しかし、「赤い花」「天上の花」の意味で、めでたい兆しとされることもある。
 

 
彼岸花の毒は、花、葉、茎、根など、すべての場所にある。特に毒製物質が多く含まれるのが、「鱗茎(りんけい)」の球根。花が終わり葉や茎が枯れた後も、鱗茎が土中に残り、花を咲かせ続ける。必要以上に彼岸花を避ける必要はない。彼岸花は触っても、問題はない。口に入れたり、食べたりすることで、身体に影響をおよぼす。
 
 

昔は、この毒性により、土葬した骸(むくろ)をモグラや蛇などの動物から守るために、墓に植えられていたと考えられる。そこから、不吉な花名で呼ばれ、忌み嫌われるようになった。田んぼのあぜ道などに植えられているのも、同様と考えられる。
 

茎だけが先に伸び、その先端に花の蕾(つぼみ)をつける。花はちょうど夏の終わりから秋に咲き、そして、花が終わった晩秋に葉がでてくる。


 
 燃えて立つ

 衣まとわぬ

 曼珠沙華



学名の属名Lycoris(リコリス)は、ギリシャ神話の女神・海の精であるネレイドの一人 Lycorias から命名。めでたい兆しと知り、リコリスの球根を求め、現在は10種類ほどになった。少しずつ球根も増え、群生も見られるようになってきた。


【余 録】



「人は人によりてのみ人となり得べし、人より教育の結果を取り除けば無とならん」と、哲学者カントは言葉を残している。カントは、「教育が人のすべてである」と言う。「人は生まれただけでは人ではない。人は教育を受けて人になっていく。人を人たらしめるものは教育である」と言っている。



小学校に入学する年齢ころまでは、人間の脳細胞の分裂は、最もスピードが早いらしい。「養育」、「教育スタート」の時期に、若い夫婦は何を教え、導き、育てようとするのか。



ある教育者の言葉を借りれば、「授業」とは「業(わざ)を授けること」。知識と経験のある人が、未熟な相手に対して自分の持つ「知恵」を授け、学力・能力を形成していくこと。「指導」とは、目指すべき方向を「指し」、そこへ「導く」こと。「教育」は、「教え」「育てる」こと。個々の技術や知識にとどまらず、人間をトータルに捉え、「人格の完成」を目指すことが望まれる。


「人は偶然によって出会う。それが偶然で終わるか、必然に発展していくか、そこが運命の岐路となる」 さあ、我が子たちにとって、親との出会いは、「必然」でしょうか、それとも「偶然」か。

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秋暑し

2019年08月28日 | 三楽菜園
「三楽菜園」夏バージョン全景。園主は、日々、涼しいときを見つけて、除草作業。時折、「熱中症」気味。この写真が来年の植付けのときの参考になる。

 菜園で
 
 汗滴らせ
 
 秋暑し


リコリスが1種類だけ花を咲かせた。全部咲いたならば、写真掲載します。我が家の秋を感じる一つの風物詩。

ジンジャーは、春に庭を少し模様替えしたときに、違う場所に移動。そちらの花芽は今のところは見られない。この花は、残った球根に咲いたもの。



娘から家内がプレゼントされた「花手まり」も、毎年、同じ鉢で楽しませてくれている。



「茶豆」。試しにとお盆の頃、収穫。独特の風味と食感で、美味しく頂いた。まだ実が小さかったので収穫待ち。実も大きくなり、園主曰く、これ以上おいておくと堅くなってしまうので、全部収穫し、茹でて冷凍保存。



【愛 語】

最近は、芸能ニュースや職場や周囲の情報で、「結婚」と「出産」が増えている気がする。非常に良いことだ。しかし、若いお父さん、お母さんは、数字的には、兄弟・姉妹は少なく、大切に養育され、教育を受けてきた。そのために、社会変化により、自分の幼少期の養育とは違った育て方をしなければならない現実に、戸惑ったり、誤った育児をしがちになっている。

「三つ子の魂百まで」という言葉がある。意味としては、3歳頃までに受けた教育によって形成された性質・性格は、100歳になっても心根は変わらないということ。子どもは純粋な心を、二つ三つの幼児の頃から、本能的に鋭敏に成長させている。現在では、科学的にも証明されているから、若いお母さん、お父さんは、いつも忘れないでほしい。

赤ちゃんは、母体内では生命を維持する以外は、ほとんど未発達。しかし、生まれた瞬間から、「光・音・暑い・寒い・感触」などの刺激に、脳で環境に順応しようとする。ほ乳類の中で「ヒト」だけが、産まれた瞬間に「自立」できない。周囲が手助けをして成長を手伝う。一生の中で、最初の3年間の成長のスピードは、最速。3歳くらいになると、話ができたり、歩くこともできるようになり、急発達、急成長には、親として納得できること。

この時期に脳細胞も形成され、脳内神経細胞の80%が完成。3歳くらいまでが「性格形成の原点」といわれる由縁。老人になってからの動作や行動、決定の判断は、幼児期、少年期に親の言動や自己体験で得たものに依拠するそうだ。だから「性格は変わらない」と言われるのかも。

我が家の育児は、「遠くから見守る」(「3歳くらいまでは絶対に手を離すな、小学校入学の頃までは目を離すな」)、「ほほえみを返す」(微笑みながら簡単な言葉で話しかける)、「泣いたらあやす」(手をかけてあげる)、「できるまで待つ」(自分からやり出したことは子どもなりの終了を待つ)、「一緒に遊ぶ」(子どもが優先、親は待つ)などを中心にしてきた。

父親として反省は、余りにも言うことを聞かないときに「痛み」や「大声」を選択したときもあったこと。「教育」、「しつけ」だからという言い訳で、子どもにとってインパクトありすぎる動作・方法で養育したこと。

「体罰」は法律改正で、親にも適用されるようになった。そのような理由でなくとも、我が子には強い恐怖心を抱かせるばかりでなく、医学的にも危険。

「すぐにかっとなる」、「叩いたり殴ったりする」、「大声で怒鳴ったりする」と、子どもも入学して、学校生活のなかで、思うようにいかなくなると「耐性」が限界となり、自分が親からされたことと同じ行為、動作をする。

ある場面で、我が子を見ていたならば、子どもを呼んで両手をつかみ、同じ目の高さで、優しく言い聞かせていた。このときは、大声も上げないで一生懸命に我が子と会話をしていた。私は子供心に、母親に太ももの内側の柔らかいところをつねられたことを覚えている。大きな声で怒られたり、怒鳴られたり、叩かれるということをされたことはなかった。

我が子が孫の育児することを見る年齢になっても、子どもの頃の親のしつけを記憶。「学校の先生に言いつける」とか、「駐在のおまわりさんに言いつける」など言われたことが思いだされる。父親も、夜になると「書道」や、読書をしていた姿を思いだす。子どもにとってお手本は「親」。親がきちんとした態度(理性的で優しい態度)を見せていれば、自ずと子どももその様に成長していく。親は我が子の、人生の種まきのお手伝いをしているのかもしれない。

最後に、最近、若いお父さん、お母さんや、学校の先生を見て感じたこと。「してはいけない」とか「しなさい」とかの言い方が多い。「してはいけない」と言われれば、条件反射的に「怒られるから」仕方がない従うか、怒られてもいいからやってしまおうのどちらか。「養育」としても「教育」としても、成長としてはマイナス思考。それではどうするか。「うれしい」とか「悲しい」という言葉を使えば良い。

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三楽菜園8月末

2019年08月21日 | 三楽菜園
 
8月下旬を迎え、気温も下がり始め、高くても30度前後の最近。「三楽菜園」は、花も野菜も果物も盛況。夏野菜や花は陰りが見え始め、秋果実は収穫間近。

今年、ハイビスカスは赤と黄の2鉢購入。一番「夏」をイメージさせてくれる。


サギソウは、3月の植え替えの段階で球根が減ってしまい、鉢数が少なくなった。園主は大切に管理。背景のデッキは、今年家内が塗りかえした 。油性なので雨が降っても水をはじき、保全作業は完璧。


朝顔は、毎年「ケープタウン」一株。ご覧の通り花数も多く、霜が降りるまで楽しませてくれる。


 朝日浴び

 あさがお魅入る

 笑みの妻

ポーチュラカ。今年は真ん中に一株購入(ピンク花)。同じ鉢で何年も管理。園主はすごい。


アルストロメリア。4種類ほど色違いで咲いていますが、そろそろ株を残して来年の準備かな。


ハゲイトウは7月に薬剤散布したので、今年は虫にやられずに楽しめそう。


同じくコリウスはちょっと成長が遅れている。7月の長雨せいか?


柑橘(かんきつ)は、レモンは二鉢、ブラッドオレンジ1鉢ありますが、結実はレモンが一個だけ。園主は大切に管理しています。


ブドウは、「ピオーネ」と「デラウェア」の2鉢管理していたが、「ピオーネ」が枯れてしまい、今期購入予定。デラウェアは順調に甘くなって、水やりながら園主の口に。


野菜では、ミニトマトの「ピンキー」が、とても甘く毎日かなりの量を収穫。今年は園主は保存方法をネットで検索し、いろいろ思案中。




丸オクラは3度目の正直。季節遅れで今が最盛期。レシピが変わり食卓に並びます。


薬剤を使用せず、これだけの野菜を収穫し、いろいろな調理法で美味しく料理して、食膳に出してくれる家内には、「感謝」あるのみ。言われたことには何でも0.2秒で「ハイ」。

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冬木

2018年12月04日 | 三楽菜園

 

例年になく暖かな日が続き、関東では「木枯らし1号」の便りもない師走月。菜園の花桃の葉はすべて枯れ落ち、木の丈がかなり伸びてしまい、家内からは切り倒すように言われています。我が家のシンボルツリーなので、何とか枝打ちで残そうと思案しています。

 葉音消し

 青空突き抜く

 冬木かな




我が家では遅い収穫が続いています。週末に用事があって水戸に来る娘と孫たちの面倒みながら、家内は大根や秋植えジャガイモの収穫に勤(いそ)しんでいます。



昨年の年末に仕込み、醸造した「手前味噌」もいよいよ出番。今年も上々の出来映えとのこと。それにしても「自家製味噌」が食べられることは、家内に感謝の一言。



10月に家内とともに模様替えをした和風坪庭に、緑色のトナカイに乗ってサンタがきました。



【愛 語】

我が家の子どもたちは、「世界から猫が消えたなら」という小説を読んだことがありますか。映画化された『億男』の作者川村元気の作品です。

主人公は,脳腫瘍で余命一日の自分の命を長らえるため、それと引き替えに世界から物を一つずつ失っていきます。そして、失ったときに初めてその大切さに気が付いていくという内容です。

携帯電話をなくしてしまい、携帯電話を持たずに電車に乗り込みました。しばらく窓を眺めていたのですが、何と東京では珍しい虹が架かっている風景が車窓に広がりました。幸せな気分になれたので、このことをみんなと分かち合いたいと思いました。しかし、周囲を見渡すと、周りのお客さんは全員、窓に目を向けることなくスマホの小さなディスプレイに集中していた。

この経験がこの小説を書かせることになったそうです。もしあのとき、電車内の乗客が、スマホを閉じて窓に目を向けていたら虹を見ることができていたかもしれません。作者の川村さんは携帯を失っていたために虹を見ることができたわけです。

この作品のテーマは、「何かを求めれば、何かを失う」ということです。我が家の子どもたちはまだ若いので、そのことをしっかりと心に留(とど)めておいてください。一時の感情に任せるのではなく、先のことをよく考えて行動する。そうすることにより、自分の大切なものを失わないでほしい!
 
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秋茄子

2018年09月21日 | 三楽菜園

 

リコリスがまた咲きました。残すところあと一種類。

 妻漬ける

 秋茄子 膳の

 主菜かな

「三楽菜園」のナスは、夏本番はほとんど収穫できず。秋茄子は紫紺鮮やかに、味、形どれも満足一杯。夏は食べられなかった茄子漬を、毎日美味しく味わっています。焼いても炒めても、肉や魚よりも美味しと感じます。 感謝! 




ハウスの中のサラダケール。姉から教えてもらい、我が家では定番となりました。


インゲンは、遊び心。種が余っていたので蒔(ま)きました。昨日あたりから気温が下がってきたので、どこまで成長できるのか?




キュウリも同様です。黄色の花をつけるところまで成長しました。この黄色の花を見ただけでもOKかな?


 
大根は二列です。土地が粘土質で、石ころだらけなので、深く掘ると石拾いから始まります。

これ以外にも、ナス苗を2本植えました。「新潟ナス」という品種なので、「ひょっと」したら?


【良寛戒語】

一、酒に酔いてことわり言う

一、腹立てるときことわり言う

一、酒に酔いたる人にことわり言う

一、はやまり過ぎたる

一、親切らしくもの言う

  ※「ことわり」もっともな事。道理。条理。

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