復路の二日目その2、資材を背負う男達
オールドエベレスト街道踏査の復路二日目その2
上の写真は、建設現場に「資材」を運ぶ男達である。長尺の壁材・屋根材だと思われるものを運んでいる。さすがに重いのか、100m位行っては休んでいる。荷に弁当や生活具を括り付けてもいるから、これが一日を要する仕事と推定される。車で来れる荷の集積地から現場まで、場合によっては5日程かかるケースもあろう。何と過酷な労働であろうか。私がこの「オールドエベレスト街道踏査」を行っていた同時期、ある登山家が『最高齢エベレスト登頂』にチャレンジ中であった。私はこの人も尊敬している。けれど、私は『この男たちの方が、最高齢チャレンジャーより偉業をなしている!』と考える。登山は一過性のものであり、逃げ場もある。しかし、この男たちの仕事はちがう。一生続くのだ。
昨日泊まったロッジは、一泊50円だった。男達の過酷な労働貢献によって、ロッジは建てられた。『安い!』などと言って喜んでいた私の頭を、誰か叩いてくれ。『ポーターは、カトマンズで無く山で雇え!』と言っていた、マネージャーの言葉も頷けた。
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