三代目のブログ

過去の経験

そこから何か・・・ヒントがあれば・・・

言葉一つで、人は生きれる・・・見つかれば幸せ!

ワンコ達の、序列について!

2012-06-19 21:52:31 | 我が子
我が家でミニチュアダックスを家族に迎えて12年をむかえます。


一番最初は、「じんべい」という男の子。

次が「マンタ」という女の子。

最後に「イブ」こちらも女の子。



犬社会には、各自それぞれが自分の順番を付ける事で、人と犬、犬対犬の順位の保つ事で、より良い関係性が築け、生活が潤滑にいくというものがある。



とある知り合いの家庭で、序列を人が決めることを怠ってしまい、悲惨な事態に発展をしてしまった話を聞いたことがある。



その家庭で飼われていたワンちゃんは、全部で4匹、1番と2番の序列が曖昧な関係であった。

3番手、4番手は家庭に入ってきた時期から年齢差があったので序列がハッキリしていたために問題は無かった。



しかし、トップ2匹にハッキリとした序列がなく、どちらもリーダーシップを取ろうと、争いが絶えなかった。


いつも外出する時は各自、各々のゲージに入れて出掛ける様にしていた。



ある日のこと、出掛ける時に、少しの時間で帰ってこれると思い、ゲージに入れずに外出をしてしまった。すぐに帰る予定でいたものの、思いのほか時間がかかってしまい。結構な外出時間となってしまった。



すっかり遅くなったことに、申し訳ないと思いながら帰宅した彼女が家の中に入った瞬間、地獄の光景が目に飛び込んできた・・・。



BOSS的な位置に居た男のコが・・・内臓を部屋中にブチまけた状態で、息を引き取っていた。

その、周りでたたずむ3匹は全員身体中が血塗れ、特に2番手の男のコが、一番激しく返り血を浴びていた。



その場に遭遇した飼い主の彼女は、何が起こったのか茫然自失で、飛び散った内臓をお腹に戻し、バスタオルで亡骸を包み、ただ、ただ呆然とした意識の中で、部屋中に染まった血液を、ひたすら雑巾でふき取った。



私がその話を聞いたのは、事件後1年を経過した位の時期で、彼女の分析によると、多分キッカケはたわいのない事が引き金になって収集がつかなくなってしまったのだろう。と言っていた。



いつもなら争うと飼主に叱られ、その場で収まるものが、その時の、下位の二人が2番手に味方をして1対3の争いになてしまったと思われる。

興奮が抑えられずに、決着を着ける迄に至ってしまった。


その話を聞いた時に、犬社会の序列というものは、人間に飼われる遥か昔より本能として持ち合わせる狼の血筋の様なものを感じさせる。




我が家の話に戻すと、じんべいがいた頃の序列は・・・


1. 僕(私)

2. じんべい


3. マンタ

4. 奥さん


5. イブ


ワンコたちの意識の中では、前の奥さんが自分達の上位で、再婚の為後から参入してきた奥さんをイブ以外は完全に下に見ています。



飼い主として犬社会の序列を保つためにいつも意識をしながら行うことは、常に順番を変えないこと!


これは、名前を呼ぶ順番、散歩に行く時にリードを付ける順番、散歩から帰ってきて足を拭く順番、食事を作って目の前に食器を置く順番、お風呂にいれる、御褒美をあげる、撫でてあげる、可愛いと言ってあげる・・・・などなど、すべてが順番にすることで、ワンコたちにとっては、バランスのとれた
住みやすい環境が整うのである。



新しくイブを家族として迎え入れた時、1週間はゲージに入れたまま、むやみやたらに可愛がらずに、食事の時に少し構う位にして、徐々にじんべいとマンタに慣していった。先輩のじんべい、マンタは、御褒美をもらう時、「ハンド」(お手)「スイッチ」
(おかわり) 「タッチ」(チンチン) 「伏せ」 「バーン!」(横に寝っころがる)が出来たので、イブも見よう見まねで直ぐに覚えた。

多頭飼いをされている家庭で、序列が無いことから、飼い主からの指示や命令が聞けないワンちゃんが多いみたいですね。


今一度、序列を意識されて、対、ワンちゃんとの関係を見直してみてはどうでしょうか?


ワンコたちにとっては、序列があるから居心地が良いよいうことを、気にかけてあげてください。





奇跡のダックス「マンタレイ」・・・「命」を考える

2012-06-11 19:37:02 | 我が子
5年前 2007年10月の出来事・・・
いつもの様に、マンタの歯石を取っていた時のこと、嫌がるマンタを押さえながら、徐々に歯石をとっていたら、

一瞬マンタが・・・ひと声・・・「キャン」っと鳴いた・・。

それは ほんの少しの小さな声だった・・・。

歯石をとり終わって、床に下ろした所、その場から、一歩も動かない。

動かなくなってしまったと言う方が正しいのかもしれない。

さっきまで走り回っていた様子と、余りにも違いうので慌てて、家の近くにある動物病院に連れて行く。

診断の結果は「ヘルニア」その場で緊急入院となる。

獣医さん曰く「ダックスはヘルニアになる子が多いんです。」

2010年に他界した長男のダックス「じんべい」にも、ヘルニアの経験が有った。
じんべいの場合、高い所にあるテーブルに勝手に乗って、見つかると慌てて飛び降りる様な事をやっていたので、腰に負担がかかりヘルニアになったのだが、特に入院もせず、薬と人間用のお灸(カバヤペットという名前の商品)で患部を暖めて、徐々に回復をしていった経験があった。今回もその様な感じで・・・。

そう、思っていたが、事態はかなり深刻だった。

一度目の入院・・・ 病院に連れていったその日から、10日間の入院。
ヘルニアの手術という方法も有ったのだが、病院の先生が言うには、手術をすると、歩けなくなる可能性が高い。と、言う事なので、手術に関しては、最終手段として考え・・・

手術=歩けなくなるという思いで、手術はしなかった。

入院期間ずっと点滴投与・・・一日中狭いゲージの中でじっとしているので、みるみる筋力が落ちていった。10日間の入院で、少し回復の兆しがでてきたので、退院となる。
家に戻って約10日程で、またもや、動かなくなる。
そこから、二度目の入院、今回も前回と同じ内容の治療法、そして同じ環境。

またまた見る見る体力が衰えてくる。やはり、 10日間を病院で過ごし、退院となる。

そこから一週間、またもや入院。

実のところマンタは病院が大嫌い!待合室で診察を待つ間の、震え方は尋常ではない。

この、三度の入院で、マンタに目の障害がでてきた。薬の副作用なのか、視力がどんどん落ちてきて、ついには目の反応をしなくなっていった。三度目の入院は7日間と短く済んだが、医者から言われた言葉は「多分、このまま治療を続けても、良くなる可能性はありません。それなら、家族の居る家が一番安心出来る所なので、お家で、ゆっくりさせてあげて下さい。」

事実上、余命は後少しと言われ、自宅で静かに看取る為に退院してきました。

医者からは万策尽きたと言われ、マンタはやせ細って、背中は湾曲し、目が見えなくって、歩けない。

こんな状況下でもマンタは家に帰ってこれた事が嬉しいみたいで、安堵の様子でハウスに潜り込んでいます。

マンタの様子を見ていて、どうしても納得がいかなくて、何か良い方法が無いのか、様々な事を調べました。そこで、一つ見つけたものが「if」という小さなペンダントです。

その当時は、効き目がありそうであれば、何でもしました。

今、現在も」「マンタ」「イブ」の首には if が付いています。

マンタの奇跡の物語が、そこから始まりました。

ヘルニアの治療薬は通常、ステロイド系の薬が投与されるという事です。

ヘルニアは痛みを取る事を最優先にするのか、結構強い薬で効能的に痛みを取るという効果は期待出来るが、ヘルニア自体がなおる訳ではなく、副作用も強い薬です。

目が見えなくなった事に加えて、マンタの目の異常に気付いたのは、結構進行させてしまった後の、角膜剥離という病気です。目の表面のガラス体が徐々に薄く剥がれていき、最終的にはガラス体を破ってしまい眼球の中身を出してしまって、完全に失明に至るという病気です。
お医者に言われた言葉で、忘れられない一言が・・・

「犬は言葉を話しませんが、この症状はかなり痛いはずですよ。」

ショックでした!

角膜剥離の治療法は点眼薬2種類を朝晩、さすこと。これだけです。

日々、一日も欠かさず、ほぼ3ヶ月位続けていくと、不思議な事に、角膜がゆっくりと再生をしていき、元の状態にまで復帰をしました。

歩けなくなったマンタが、どのような方法で現状まで回復していったかというと・・・。
本来のマンタは動きも活発で、散歩は大好き、おもちゃ大好き、ボール大好きという性格を利用して、リハビリを始めました。

「じんべい」「イブ」にリードを付けて散歩に連れて行くとき、マンタは手提げのバックに入れて、連れて出ました。散歩中はバックを地面スレスレに持ち、いかにもマンタ自身が歩いているかの様に、移動します。

途中の公園やマンションの敷地の植え込み、車が来ない安全な場所にくると、バックからマンタを出し、ヨチヨチ歩きながら、その辺を散策させます。

最初は安全な場所出歩かせ慣れてきてから、徐々にバックから出す回数を増やして道路でも歩かせる様にしていきます。

リハビリを始めた頃の住まいは、東京都杉並区でした。しばらくして、北区赤羽に引っ越し、散歩のコースが変わり、まったく車が入れない河川敷 が散歩のコースとなりました。
赤羽に引越して暫くしてから、マンタは現在の様に走れる様になりました。

後ろ足の変形、筋力の衰えと逆に発達をしたものが、前足です。後ろ足がまったくダメで歩けなかった頃、移動するのに、前足のみを使っていた事があったので、マンタの前足は、見た目ででは分かりませんが、たくましいです。

今は13才と高齢ですが、半年前(12才6ヶ月)に大きな手術に挑みました。

それは、歩けなくなる可能性が有るというヘルニアの手術ではなく、ビッシリとついてしまった歯垢の除去です。
全身麻酔となるので、身体には大きな負担となるので、やれる手術は全部やってしまおうという事で、歯垢除去、乳腺脂肪の除去にあわせ、子宮蓄膿症の可能性も考えて、避妊手術 、一度に3つの手術をしました。

マンタの手術の日、1月16日、朝からマンタを連れて病院へ・・。

朝9時に病院に行きマンタを預けてきました。結局、手術が始まったのは午後19時・・。
 (立ち会っていたわけではありません)

通常どんなに時間がかかっても、2時間位と聞いていたので、連絡を待っていました。
病院から連絡がきたのが午後10時くらいです。
「歯石は終わったのですが、お腹の毛を刈ってみて、他にも乳腺脂肪が見つかったので、ついでに取ってしまって良いですかね?」
なんと!!手術の終了の電話ではなく、更に切ってもよいかどうかの確認の電話が掛かってきました。「あっ、はい。」返事のしようが無いと思いませんか?

手術が終わり、麻酔からようやく覚めてきました。そのように連絡をもらったのが、深夜23時30分でした。

「今から、会えますか?」・・・「今すぐ、来ていただけるのでしたら」

急いで、マンタに会いに行きました。口から血を流し、お腹には思いっきり切られた傷跡、痛々しい姿に、「よく頑張ったね、おりこうさん。」「頑張ったね、おりこうさん。」他に何も言う言葉はなく「おりこうさん・・・。」としか、言えません。

過去の何度かの入院の様子を見て来て、今までと明らかに違ったのが、マンタの表情です。痛々しい姿ではあるけれど、病気の表情と怪我の表情は明らかに違うのだということを、今回の事で分かりました。

表情に生気が有るのです。直ぐに元気になると分かったので、安心して一旦、帰宅をしました。

そして、病院にお迎えに 行ったのが翌日の16時です。
帰ってきたマンタをアコーディオンカーテンの下から鼻を出し、お迎えをするイブ。

マンタを抱っこすると、私の手の平に激痛が走りました。

傷口を縫い合わせるのには、細いワイヤーを使うのです。ワイヤーの先端が外にむかって飛び出していて、抱っこすると突き刺さり、素手では抱けません。



後日、何故ワイヤーで縫うのか聞いてみたところ、布の糸で縫ったりすると、傷口から雑菌が入ってそこに繁殖する恐れがある。ワイヤーには菌が繁殖する心配がないので、ワイヤーで縫うんです。

なるほど・・・動物の事を考えての事だったのですね。

24日に抜糸 を行い。三分の二、ワイヤーを取り除き、のこりは30日に取り去りました。

日々、食欲もあり、冬真っ盛り、雪景色の中で、今日も元気に居てくれるマンタに・・・
感謝の気持ちと、その存在には「元気に生きていてくれるありがたい」 思いでいっぱいです。

2012.2.3今度はイブがオペをする番です。
マンタと同じ様に、イブにも歯石がビッシリと付いてしまっていて、オペをしました。イブも11才になる結構な高齢犬です。全身麻酔による手術なので、出来る事は一度にやりましょうということで、歯石除去と同時に避妊手術も一緒にしました。

イブは、全部で17本の抜歯をおこない、犬歯は4本とも全て抜いてしまいました。

イブは過去一度も、入院やオペなどした事が無く、病院から帰ってきた時はかなりのダメージで、ほとんど動きません。


初めて経験する痛みのと口元からの出血で、寝付けないのか、抱いてほしいと足元に来ます。

抱いてあげると安心するのか、少し眠ります。ほとんど朝迄、抱いていました。私もイブを抱きながら、ウトウトと睡眠をとっていました。イブを抱いていた時に着ていた洋服はイブの口からの出血で、凄い事になってしまいました。


二人とも、歯石除去のお陰さまで新たな個性を持った、ダックスになりました。

マンタは右下の犬歯がお口に収まらず「牙犬」になっています。


イブは、ダックスなのに口元はチワワふうです。



お腹の傷も完全に治り、毎日散歩を楽しみにしている二人と過ごせる・・・それだけで、本当に幸せを感じます。



出逢ってくれて、ありがとう。感謝しています。マンタ&EVE♡