傅九雲(ふ・きゅううん)…ジェン・イェチョン(鄭業成)
覃川(たん・せん)…チャオ・ルースー(趙露思)
左紫辰(さ・ししん)…リウ・イートン(劉怡潼)
玄珠(げんしゅ)…ワン・モンリー(王萌黎)
眉山(びざん)…リー・ルーチー
亭渊(ていえん)…マオ・ファンユエン
靂渊(れきえん)…ダイ・ユンファン(代云帆)
「皇女の務め」
祭典が始まる。儀式の最中、皇女の位牌を目にした玄珠。玄珠は位牌を持つと民の前で「驪国のしきたりでは皇后に次いで皇女が祭典を司ると決まっている。これは私の役目ではない。驪国皇女は生きているわ」と言う。そして皆がざわつく中「驪国皇女はそこよ」と覃川を指差す。覃川が民たちに問い詰められ「静まれ。彼女がどれだけの犠牲を払ったと?」と言う紫辰。紫辰は覃川を連れてその場を後にする。
紫辰は「玄珠は頑固で傷つきやすい。きつい言葉を使うが悪気はないんだ。今頃、きっと落ち込んでいる」と覃川に話す。覃川が「行ってあげて。皆には私から説明を」と言い、紫辰は引き返す。
紫辰が部屋に入ると机の上には玄珠の傷口に使った手巾が置かれていた。外に出ると立っている秋華夫人に気づく紫辰。
玄珠は山を下りたと言う秋華夫人。何があっても彼女を見つけると言う紫辰を秋華夫人は「待ちなさい」と止める。
下山していた玄珠の前に靂渊に体を取られた山主が現れる。「我が妃よ。振り返ってよく見てみろ」と言う山主。「まさか…」と言いながら振り返った玄珠の首を山主がつかむ。玄珠が「あなたは、あの時…」と言う。山主は「死んだはずだと?残念だったな。だが、忘れもしない。心臓を射ぬいた矢の感覚は耐えがたいものだった」と話す。あれからずっと瓶に閉じ込められていた、瓶詰めにされた私の気持ちがお前に分かるか?と。
秋華夫人は、あなたの本心が見えない、燕燕が生きていると知ってたわね?、それなのになぜ玄珠を代役に?、と紫辰に尋ねる。紫辰は「玄珠は私にとって大切な人です。必ず連れ戻します」と言う。
自分が受けた苦しみを10倍にも100倍にもしてお返ししてやると玄珠に言う山主。
覃川は左相国に会いに行く。「あの日、父も母も命を落としました。私は先生に助けられ妖魔の封じ方を聞きました。そして顔を変えて香取山へ。見た目は違えど驪国への思いは変わりません」と話す覃川。左相国は涙を流しながら玄珠様からこれまでの話を聞いたと言う。そして「霊灯は危険です。どうかお考え直しを」と言う左相国。
覃川は「でも私が霊灯を失ったせいで民にきっと災いが。私に代わり民を導いてください」と言う。民への説明は果たすと。
覃川が部屋を出て行こうと戸を開くと民たちが立っていた。ひざまずき頭を下げた民たちは「拝謁いたします」と言う。
出雲閣。酒を飲んでいた覃川に「気をしっかり持て。九雲が悲しむぞ」と白公子が言う。「九雲は私が幸せならいいって。私にできることなんて何もない」と涙を流す覃川。白公子は「九雲は今この時、因縁の場所にいる。妖王を倒すため、清瑩石を探しに危険な地へ。全部、お前のためなんだよ」と話す。驚いた覃川はそれがどこなのか聞く。
極寒の地を歩いていた傅九雲と眉山。傅九雲は恐らく火山は法術で氷の下に隠されているはずだと話す。少し休むことになり腰を下ろした眉山は、飲めばどんなやけどもすぐに治る金鳥足や身に着けていれば炎の中でも絶対に燃えない寒天麒麟甲、飲むと7日間寿命が延び魂が戻って来る血錦丹を傅九雲に見せる。傅九雲が眉山に礼を言った直後、どこからか「懐かしい場所だろう?」という妖王の声が聞こえて来る。
火山が見え、強い風が吹く。そして黒い竜巻のようなものに傅九雲だけが連れ去られてしまう。
傅九雲が連れてこられた場所に「灯心の仙人よ」と言いながら妖王が現れる。
九雲が鏡を持っていないから様子が見えない、と言う白公子。覃川は銅鏡を渡したことを思い出す。
映し出された傅九雲は妖王と戦っていた。
「7つの力を取り戻した私は氷河の結界すら破れた。誰も私を止められぬ」と傅九雲に言う妖王。清瑩石はここにはない、お前はおびき出されたのだ、と。
妖王に攻撃され吐血する傅九雲を見る覃川と白公子。覃川が傅九雲のいる場所を聞き、白公子は「北の果ての火山だ」と答える。急いでも10日はかかると焦る覃川。白公子が火山の麓なら行けると話す。
傅九雲は妖王によって噴火口に落とされてしまう。
火山の麓に来た覃川と白公子。しかし鏡の仙人である白公子には無理をすると割れてしまうほどの寒さだった。覃川は白公子を残し、1人で向かうことに。
玄珠を捜していた紫辰は、落ちていた玄珠の耳飾りを見つける。それを手に取り見ていた紫辰は襲われてしまう。
目覚めた紫辰に近づいて来たのは亭渊と独孤堕天だった。詫びた亭渊は「玄珠殿は香取山主に連れ去られたようだ」と話す。その山主の正体は靂渊だと。靂渊の魂が生きていると知る紫辰。亭渊は魂だけでなく肉体も生きていると言う。さらに皋都で妖魔の気配を感じ「奴を追って香取山に」と言う亭渊。そこに独孤百里が来て「玄珠殿の居場所は北の果てです」と報告する。
傷ついて思うように動けない傅九雲に、もうすぐ覃川が来る頃だと話す妖王。妖王は「お前の代わりに灯心のことをあの女に話してやろう。苦痛と絶望をお前に味わってもらおうじゃないか」と言う。この火山で霊灯を跡形もなく焼き尽くしてやろう、そうすればもはやこの世には我ら妖魔を阻むものはないと。
火山に向かっていた覃川に玄珠が声をかけてくる。いつもと違う玄珠に、急いでいると言って行こうとする覃川。似てなかったか?思い出した、お前たちは仲が悪かったな、と言った玄珠が山主に変わり、覃川は意識を失わされる。
独孤百里が空間法術を使い、紫辰たちは皆で北の果てへ行く。
洞窟の中に出た4人。人が来る気配を感じ4人は隠れる。
歩いて来たのは山主だった。妖気が強く「慎重に行動を」と亭渊が紫辰に話している間に、独孤兄弟が山主の元へ行ってしまう。山主を捕らえようとする独孤兄弟。しかし妖王がすぐに二人を倒してしまう。
意識を取り戻した覃川は、横たわっている靂渊を見る。そこに山主が来る。まだ意識のないふりをし、目をつぶる覃川。
靂渊の力は妖王が授けたものだった。自分の体に魂を戻してほしい靂渊は、妖王に言いくるめられ山主の体から魂を出す。その魂をつかみ「そなたは私の子だ。鎖霊釘に苦しめられて死ぬ思いだった父を助けてくれ。返してもらおうじゃないか。そなたの力はもともと私のものだ」と言い、靂渊の魂を自分の体に入れてしまう妖王。
覃川が体を起こす。妖王が「気がついたか。驪国皇女よ、霊灯と契約を?」と言う。
「来ないで」という覃川の声を聞き、亭渊と紫辰が向かおうとする。その時、玄珠の「誰か…」という声も聞こえてくる。「先に行け。私は玄珠を」と言う紫辰。亭渊と紫辰は二手に分かれる。
妖王は傅九雲を映し出して覃川に見せる。ひどい傷を負っている傅九雲のそばに行きたい覃川。妖王は「奴が燃えるのを待っている。霊灯には詳しいだろう?まさかと思うが知らぬのか?霊灯をともすには灯心が必要だ。傅九雲こそ、その灯心なのだよ」と話す。奴はこの山で生まれた、いずれはここに帰る、お前が霊灯をともせば奴は灯心となり燃え尽きる、お前たちは2人とも死ぬ、と。覃川は驚く。
ーつづくー
左相国に燕燕が生きていると知られたのはよかったかも…。
ずっと左相国は心を痛めていたと思うから。
傅九雲が!!(∩˃o˂∩)
どうなってしまうの!?
どうやって助かるの!?
眉山が色々持って来ていたけど、傅九雲に渡せてはいないよね(;д;)
妖王がまさか靂渊の魂を自分の体に入れてしまうとは!!
どうりで靂渊と話しているとき、下手に出ていると思った(;´д`)ノ
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします。
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます