シャオリンからの電話を切り、つらそうなウェイウェイの隣に座るシャオ・ナイ。シャオ・ナイは「今日は早く上がるから、君の荷物を取りに行こう」と言う。ウェイウェイが「1人で平気よ」と返し、心配なシャオ・ナイは「本当に?」と聞く。うなずきながら「ええ、大丈夫」と言うウェイウェイ。
シャオリンの家へ戻ったウェイウェイは、真っ先にアルシーの部屋へ行く。しかしアルシーの姿はなかった。
ウェイウェイは自分の荷物をまとめ、玄関の前で1度だけ振り返ると出て行く。
ベイベイから聞いた住所の近くまで車で来ていたシャオシャンは、荷物を持って歩いているウェイウェイを見つける。ウェイウェイの横に車を止め「廬葦微微。また会ったね」と声をかけるシャオシャン。立ち止まったウェイウェイが「真水無香?」と返す。シャオシャンは「本名はジェン・シャオシャン。“シャオシャン”でいい。送るから乗って」と言う。他人に迷惑はかけたくないとウェイウェイは断る。
ウェイウェイが歩き出すと、シャオシャンはその速度に合わせて車を動かす。「じゃ、無理強いはしない。名前を教えてよ。廬葦微微と呼ぶのも変だろ?」と言うシャオシャン。ウェイウェイは「もう、会うこともない」と言う。シャオシャンは「あると思うよ。じつを言うと、本名はアルシーから聞いたよ。だから住所も分かった」と話す。ウェイウェイはまた立ち止まり「名字は“廬(ルー)”だと言ってた?」と聞く。“名字はルーか…”と思ったシャオシャンは「もちろん」と答える。ふっと笑うウェイウェイ。
シャオシャンは「何がおかしい?やっぱり送るよ。大荷物で大変だろ?」と言う。ウェイウェイは「今から彼氏の所に行くの。だから結構よ」と乗ろうとしない。「シャオ・ナイか?以前、出資を頼まれたけど、魅力に乏しいから断った」と言うシャオシャン。ウェイウェイは笑みを浮かべ「あなたの会社って真億だったかしら?真億は私の彼氏の会社と“新倩女幽魂”の開発権を争ってるわね?つまり競合関係にある。そして私の彼氏はゲームの開発をマネジメントてる。あなたは会社で何をしてるの?」と言い返す。出資を拒んでくれて感謝してるわ、と。
ウェイウェイが通りかかったタクシーに乗って行ってしまう。「まったく気の強い女だ。面白い」とシャオシャンは笑う。
家に来たウェイウェイに、クローゼットの扉を開き「スペースを開けたから使うといい」と言うシャオ・ナイ。ウェイウェイが「あなたは実家に戻るの?」と聞くと、シャオ・ナイは「自分を抑える自信がない」と答える。会社で寝ることを思えば、ずっといいと。
ウェイウェイと一緒にシャオ・ナイが実家へ行くと、水漏れし、部屋の床が水浸しになっていた。父の大切な箱と原稿を、シャオ・ナイの家へ運ぶことになる。
シャオ・ナイの家に戻り、ウェイウェイが「実家が使えないとなると、会社に泊まるしかないわね。今夜はどうするつもり?」と尋ねる。「会社で寝てもいいが、両親の大切な宝物に何かあると大変だ。君1人にしておけない」と話し「今晩はここに」と言うシャオ・ナイ。
ベッドに座りながら本を開いていたウェイウェイは、ソファーでPCをしているシャオ・ナイを見て「数十年後の私たちみたい。いい感じ」と微笑む。
ツァオ・グァンは旅行中にアルシーが送ってくれた動画メールを見返し、顔がほころぶ。そして“まだ怒ってるのか?俺が悪かったよ。ゲームで待ってるよ。俺を100回、斬ってくれ”とアルシーにメールを送るツァオ・グァン。
ぼんやりとしながら座っていたアルシーは、届いたツァオ・グァンからのメールを読み、ため息をつく。
アルシーはドアが開いている、ウェイウェイがいた部屋の前を通る。立ち止まり、部屋の中を見つめるアルシー。
ナナはイーランに動画が消えたことを話し「ところでシャオ・ナイはどうだった?」と聞く。「彼は“いつ、どこで誰が撮ったのか”を聞くと、私のスマホ内の動画を削除したの」と答えるイーラン。ナナは「ウェイウェイのことをどう思ったのかしら?動画が消えて証拠もなくなったわ」と話す。それでも「彼が見たからいいの」とイーランは言う。ナナが「別れ話の最中かしら」と言った後、ツァオ・グァンから電話がかかってくる。
「明日10時、モン・イーランと校門に来い」とナナに言うツァオ・グァン。ナナが「いきなり呼びつけて何様のつもり?」と言い返すと、ツァオ・グァンは「俺を盗撮したうえに、他人を中傷しようとした。明日、来なければただじゃ置かない」と言って、電話を切ってしまう。
翌日。校門に来たイーランとナナ。ナナが「どうしよう。ツァオ・グァンは官僚の息子よ、怒らせると面倒ね」と言う。「盗撮は、いけないことよ。でも正義感からだったと言えば、分かってくれるはず」と言うイーラン。ナナは「なぜ私の仕業だとバレたのかな。シャオ・ナイが話したの?」と言う。イーランは笑顔で「そうよ、ツァオ・グァンにシャオ・ナイが確かめたのね。私を信じたのよ」と喜ぶ。今、気づくなんて、私ったら鈍感ね、と。
ツァオ・グァンがスクーターに乗って来る。「落とし前をつけに来た」と言うツァオ・グァン。ナナは「盗撮の件は謝るわ。偶然、通りかかって撮ってしまったの。本当にごめんなさい。反省してるから許して」と言う。「ナナも正義感からの行動だったの。シャオ・ナイとあなたが二股をかけられてるから」と言うイーラン。ツァオ・グァンはあきれながら「シャオ・ナイが好きなんだろ?略奪できると思ったか?」とイーランに言う。
イーランは「私の気持ちは関係ないわ。だまされてると気の毒だから…」とごまかそうとする。「本音は自分が一番よく分かってるはずだ。シャオ・ナイが君を好きになることはない」と言うツァオ・グァン。ナナが「失礼ね」と言うと、ツァオ・グァンは「君たちが男だったら殴っていた」と返す。そしてツァオ・グァンは「ウェイウェイについて変な噂が流れたら、真っ先に君たちを疑うからな」と言う。結局、ウェイウェイのためだと思い「秀才のくせに、たらし込まれて情けない」と言うナナ。二股女をかばう必要があるのかと。
ツァオ・グァンが「まだ分からないのか」と怒鳴り、ナナが「二股ってあなたが言ったのよ」と言う。「俺の誤解だ」と言うツァオ・グァン。イーランが「ウェイウェイじゃないなら誰よ?」と聞く。怒ったツァオ・グァンは「関係ないだろ。もう一度、言うが、今後は言動に気をつけろ」と2人に言う。そしてイーランに「男を追いかけ回すのはいいが、汚い手ばかり使うのは見苦しいぞ」と話し、スクーターに乗って行ってしまう。
食器を片付け、PCで仕事をしているシャオ・ナイの隣に座るウェイウェイ。「出勤しないの?」とウェイウェイが聞くと「順調な時くらい、きちんと休むよ」とシャオ・ナイは答える。「いると邪魔か?」と言うシャオ・ナイ。ウェイウェイは「私が邪魔してないか、気になっただけ」と言う。
シャオ・ナイに言われ、隣でゲームを始めたウェイウェイ。しばらくしてPCをテーブルに置き、シャオ・ナイの顔を見ていたウェイウェイは眠ってしまう。
仕事中、ゲームをしていたシャオシャンは、微微がいるのを見つけ「また会えるなんて驚いた」と声をかける。それを寝ているウェイウェイにブランケットをかけたシャオ・ナイが目にする。
「廬葦微微、ペアを組んで初めてボスを倒した場所だ。覚えてるかい?」と真水が聞く。仲間が危機に陥った時、君が突撃してみんなを救った、君はいつも先陣を切って勇敢に戦っていたね、結婚してた頃が懐かしいよ、君ほど心が通じ合えたパートナーはいない、こんな言葉、照れくさくてリアルじゃとても言えないけどね、と。
微微が動かず、何も言わないため「いるかい?落ちたのか?」と真水が言う。笑みを浮かべながら、微微を少し動かすシャオ・ナイ。
微微がいると思い「廬葦微微、別れて初めて気がついたんだ。僕が求めていたのは誰だったのかということを。人は誰でも過ちを犯す。僕も犯した。過去を消し去ることはできないけど、今からでも遅くないだろ?やり直すチャンスをくれないか?」と真水が言う。何も言わず画面を見ていたシャオ・ナイは「俺は…一笑奈何だ」と書き込む。驚いたシャオシャンは、怒りが込み上げ、すぐにログアウトする。
目の覚めたウェイウェイは、シャオ・ナイが自分のPCを持っていることに疑問を感じる。黙ってウェイウェイにPCを渡すシャオ・ナイ。少し見てから「どういうこと?」とウェイウェイが聞く。「失われた時を求めてる」とシャオ・ナイが答える。PCを閉じたウェイウェイが「今頃、嫉妬に狂ってるわね」と言う。
シャオ・ナイが「奴と会ったのか?」と尋ねる。「アルシーから住所を聞き出したみたいで、待ち伏せされた。しかも本名も知ってるって。アルシーがそんなこと言うはずないと思ってカマをかけたら、やっぱりウソだった」と言うウェイウェイ。
シャオ・ナイはウェイウェイに近づき「なぜ黙ってた」と言う。ウェイウェイは「報告するほどのこと?」と返す。「“日常茶飯事”なだけあるね。今後は報告を」と言うシャオ・ナイ。ウェイウェイは「だったら、あなたも報告してね」とシャオ・ナイを見つめる。シャオ・ナイは「面倒だから、やめにする」と目をそらす。「もしかして私は周りを不幸にする女なのかも。傾城の美女ね」と言うウェイウェイ。シャオ・ナイは「うん、世のために娶った」とウェイウェイの頬を軽くつねりながら言い、自分の額をウェイウェイの額に軽くあてる。笑い合う2人。
「一笑奈何はシャオ・ナイだったのか。ゲーム開発のマネジメント?だから、どうした。僕と比べたらとるに足らない男だ」と怒りが収まらないシャオシャン。
アーシュアンは真億テクノのリーとカフェで会う。「この間、渡した書類を見たかな?あの書類を元に我々が告発すれば、君の友人は一巻の終わり。微役刑を食らうよ」と脅すリー。私たちに協力して、あるものを盗んでくれたら告発はしないと。アーシュアンは「シャオ・ナイは128ビットの暗号化でソースコードを守ってる。到底、解除できない」と答える。リーは「ならば他の情報でも構わない」と言う。
「告発しないという保証は?」と聞くアーシュアン。リーは「君に選択肢はない。黙って従え」と言う。悩んだアーシュアンは「分かった。知ったところで真億に勝算はない」と言い、話し始める。
リーは「増加する欠点があるそうです。最適化ツールを開発中で、それが完成すると大幅に改善できるそうです」とジェン社長に報告する。ジェン社長が進捗状況を聞く。「9月15日までには完成予定だと」と答えるリー。「ならば…完成を阻止しろ」とジェン社長が言う。リーは「残念ながら、内通者のポジションでは阻止は困難かと」と話す。「阻止が無理なら、プレゼンを早めよう」と言うジェン社長。リーは「うちのデモ版は完成しており、問題はありません」と言う。そこにシャオシャンが来る。
「“新倩女幽魂”の開発権を争っているの?」と聞くシャオシャン。リーが社長室を出て行き、ジェン社長が「休みの日に出社とは、よほど暇だったんだな」と言う。シャオシャンが「真面目に聞いてるんだ。致一と開発権を争ってるの?」と言うと、ジェン社長が「今頃になって、それを聞いてどうするんだ?お前こそ、いつになったら仕事に身を入れるんだ」と言い返す。シャオシャンは「今だよ。このプロジェクトに参加して、開発権を勝ち取りたい」と答える。ジェン社長は邪魔になるだけだと相手にしようとしなかったが「僕は“倩女幽魂”の熱狂的なプレイヤーだよ。誰よりも、その魅力を知っている。シャオ・ナイを打ちのめしてやりたい」とシャオシャンが言い「やっと自覚が芽生えたか」とジェン社長は喜ぶ。
会議でデモ版を見たシャオシャンは「熱狂的なプレイヤーとして言っておく。この出来では到底プレイヤーを満足させられない。キャラは無個性。技も平凡。背景も雑な仕上がりだ。何のオリジナリティもない」とダメだしをする。そして「僕の経験に基づいて修正指示を出すから、従ってくれ」と言うシャオシャン。残業代は5倍、必要なら人を雇え、と。
その様子をリーとジェン社長が見ていた。
「ジェン社長のご子息だけあって、やはり才能がおありでした。じつに頼もしい。我が社の未来も安泰です」と言うリー。ジェン社長が「それで例の件は?」と聞く。「運よく、こちらの思い通りになりました」と答えたリーは「じつを言うと…」とジェン社長に耳打ちをする。「よくやった」と言うジェン社長。リーは「ですが、ご子息の構想を実現させる時間はないかと」と話す。ジェン社長は笑いながら「それは構わない。開発権を勝ち取ることが先決だからな。だか、我々の計画については、息子には伏せておいてくれ」と言う。
バンシャンは「三男が買い出しから戻らない。腹が減った」とハオ・メイに言う。「引き出しにナッツが」と言うハオ・メイ。「遠慮なく」と言って引き出しを開けたバンシャンは、2通の“不動産契約書”を見つける。しかも、どちらも現金一括で支払われていた。
驚いたバンシャンとヨンホウが「ここに大地主がいるぞ」と大騒ぎし、皆に追いつめられたハオ・メイが逃げ回る。戻ってきたシャオ・ナイとウェイウェイは、事情が分からず様子を見ることに。
「学生の頃、何度も俺から金を借りたが、一度も返さなかった」と言うバンシャン。ハオ・メイは「親に入学を反対されてたから、仕送りが少なかった。三男と黄砂の恐ろしさを知ってたら、入学しなかった」と叫ぶ。結局、みんなに捕まってしまうハオ・メイ。
「あなたを黄砂並みに恐れてるのね」とウェイウェイがシャオ・ナイに言う。シャオ・ナイは「“覚えておく”と伝えておいてくれ」と返し、社長室に入っていく。
席に着いたシャオ・ナイがPCを見ると“プレゼン日程 変更”のメールが届いていた。
ハオ・メイは仕方なく、みんなに食事をおごることに。どこの店にするか皆で話していると、シャオ・ナイが来て「5分後にミーティングだ」と言う。
ーつづくー
アルシーもウェイウェイのことを気にかけてて安心した。
冷静になる時間がアルシーにも必要だったよね。
どうやって仲直りするのかも気になる。
アーシュアン、何かあって脅されているのね…(o´д`o)=3
友達って誰のことだろう?
シャオ・ナイに相談したらいいのに。
そしたら、きっと解決策もあるはず。
ゲーム内で微微に「やり直すチャンスを」と話したシャオシャン。
それを読んでいたのがシャオ・ナイで面白かったー(*≧ω≦*)
くろーい。
でも、スッキリ。
それにしてもシャオシャンとジェン社長、本当に似てる。
リーの言ってる“才能”じゃなくて、悪いところが。
そのうち、内通者のことが致一テクノ内で問題になりそう。
今はふざけ合っているけど、マンションを買ったハオ・メイが疑われないか心配ヾ(・ω・`;)ノ
そんなことないかな?
今回のツボはシャオ・ナイの「自分を抑える自信がない」という言葉。
シャオ・ナイったらっ(〃艸〃)
ブラックのシャオ・ナイもよかったー!!
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ツァオ・グァンがイーランとナナに「汚い手ばかり使うのは見苦しいぞ。」とガツンと言ったところ。
ツァオ・グァンも同じようなものだったけど、反省したようだし、アルシーと上手くいくといいな。
もう一つは、うささんもスッキリと書いてみえるところ。シャオシャンがゲーム上でウェイウェイを口説いてると
「俺は…一笑奈何だ」と言ったところが(≧▽≦)
ブラックのシャオ・ナイ、よかったねー。
その後の、ラブラブモードも見ていられない♡
うささんのツボ、シャオ・ナイの「自分を抑える自信がない」という言葉。
あまりに紳士的なシャオ・ナイだったから、普通の男の子だったと少し安心⁉
でも、もう時間の問題ね、多分(≧▽≦)
ウェイウェイを大切に思ってる証拠だし、かえって好感が持てました。