中国ドラマ「岳飛伝 THE LAST HERO」 第11話 あらすじ
【登場人物】
岳飛(がくひ) …文武両道に秀で、忠義に厚い勇士。主人公。
王貴(おうき) …岳飛の仲間。義兄弟。
牛皐(ぎょうこう) …岳飛の仲間。義兄弟。
張用(ちょうよう) …岳飛の仲間。義兄弟。
宗沢(そうたく) …宋の元帥。
傅慶(ふけい) …蜈蚣山の山賊討伐のために選ばれた100人の兵の1人。
蔡京(さいけい) …宋の丞相。
李綱(りこう) …宋の丞相。
秦檜(しんかい) …中丞。王仲岏の娘・王氏を娶う。
康王(こうおう) …徽宗の九男。趙構。
韋氏(いし) …康王の母。
梁興(りょうこう) …忠義社。
素素(そそ) …忠義社の二堂主。
「康王、金へ赴く」
「他に道が残されていないのだ」と言う欽宗。欽宗は金のもとへ、どの丞相を派遣すべきが考える。「私は年老い、重い病を患っております。金の軍営へ行く前に死んでしまうでしょう」とわざと咳をする蔡京。皆が行きたがらない中、欽宗は張邦昌に決める。
親王も皆が尻込みをしていた。「文官も武官も皆、常日頃、口々に言うではないか、皇帝と朝廷の恩に報いたいと。それがこの様だ。我が宋が存亡の危機に直面している今こそ、力を尽くすべき時ではないのか」と欽宗は言う。なぜ官吏は誰一人として声を上げない、なぜ志願する親王が1人もいないのかと。
康王は欽宗の前へ歩いて行き「この趙構が行きましょう」と志願する。「生きて戻れる可能性は低い。本気なのか?」と聞く欽宗。康王は「私は皇族です。国難の今、己の分を果たすため、この身を捧げます」と言う。これで宋も安泰だと、欽宗は喜ぶ。
秦檜は鄭慶雲と会う。先に王氏が太上皇への口利きを頼んでいた。鄭慶雲は、今宵、太上皇が訪れる予定の韋氏のもとへ2人を連れて行く。
太上皇の好きな餃子を作っているのが王氏だと分かった韋氏は、おいしい餃子だったが、金軍の攻撃により民は穀物すら食べれないでいる、贅沢に餃子など食べていると天罰を受けると話す。
戦がいつまで続くのか韋氏が聞くと、近頃、天候不順が続き、星の動きも乱れているのは天時の異変、辺境の民が災禍を招き神器を奪うことは人文の異変です、皇帝といえど時勢は変えられません、下手に手出しすれば、いっそう混乱します、天命は変えられません、と秦檜は答える。
「それでは皇帝は、ただ生活を楽しみ、国事をおろそかにしてよいと?」と言う韋氏。秦檜は「陛下のお言葉です。“李綱がいれば安泰だ。李綱の汗は城を守る川。李綱の血は滅亡の雨。和議に李綱を派遣すれば宋の損失になる”と言う。この朝廷は李綱だけの朝廷ではないわ、皆、李綱だけが信頼されている現状に不満があるのでは?と言う鄭慶雲。そこに「母上」と言いながら、康王が来る。
秦檜は康王に挨拶をする。宮中のしきたりで、後宮は男子禁制だと怒る康王。連れ出すように言った康王だったが、韋氏は秦檜の妻は鄭慶雲の縁者、無礼は許さないと言う。そんな韋氏に「彼が御史台の名で金に文を送った結果、朝廷は混乱に陥りました」と康王は話す。数名の大将軍は怒り心頭だと。それを聞いた秦檜は「文の草稿がここにあります」と言い、自身がかぶっていた冠から取り出す。それには“この戦で多数の死傷者が出た。このまま戦を続けても無益である。皇帝は李綱を信頼し、他の者の意見を聞かない。斡離不元帥に望む。民を思い、即刻、兵を引き上げられよ。法語の言は能く従うこと無からんや、この孔子の言葉に従い、熟慮を重ね、過ちを攻めることこそ貴い”と書かれていた。
「この文が金に送った文と同一だという証拠は?」と康王が聞く。秦檜は「1字でも謝りがあれば私は死を受け入れます」と言う。全宰相の孫娘婿である秦檜が、私欲を求めるはずがないと韋氏に言う鄭慶雲。康王がなぜ冠の中に入れていた、と言うと、秦檜は「私は文により誤解が生じることを恐れ、潔白を証明するために肌身離さず持っていたのです」と答える。納得した韋氏は、「天下のために文を送った秦檜殿は、勇敢で忠節な者だわ」と康王に言う。そして秦檜には「李綱のやり方は得策とは思えないわ。御史台が無血で汴京の包囲を解けるなら、異論を気にせず思いどおりになさい」と言う韋氏。
「では私は一体、何のために帰徳へ行くのだ」と候王はつぶやくように言う。驚く韋氏に、あとは宣下を待って出立するばかりだと。秦檜は「お喜び申し上げます」と言う。金の人質になることが、なぜめでたいの?と鄭慶雲が言うと、陛下が康王を選んだのは、康王が清廉で才覚のある人物だということ、和議において重用なのは最大の利益を得て最小の害悪に留めることです、経験を積み、世故に長けるほど抜け目なく有利に交渉を運ぶことができる、これは経験を積む絶好の機会であり、当然、祝うこと、と答える秦檜。そんな話をしている中、太上皇が来る。
韋氏は金への使者は構(康王)ではなく別の者をと太上皇に頼む。しかし陛下が決めた以上、覆せないと言われてしまう。韋氏が泣きながらひざまずいて頼んでも「気概のある息子を誇りに思うべきだ」と言って聞いてもらえない。太上皇は、そなたを貴妃とし、無事に戻った暁には構を太傅と節度使に封じると言うが、韋氏は官職など要らないと言う。康王は「どうか父上を困らせぬよう」と母を止め、太上皇にひざまずき「母上に代わりお礼を申し上げます。恐らく生きては戻れないでしょう。どうか体を大切になさってください」と頭を下げる。部屋を出ていく康王は、母に呼び止められ振り向くと「今日より母上は貴妃です」と言う。
太上皇もいなくなり、涙が止らない韋氏に、不安が尽きないなら相州の宗沢に頼み、武芸に秀でた兵を集めさせます、と話す秦檜。「お願いするわ。宗沢に頼んでちょうだい。康王が無事に都に戻れたなら、褒美をはずむわ」と韋氏は言う。
招賢館。岳飛、傅慶、張用、王貴、の4人に、宗沢は「即刻、都へ出立し、帰徳へ向かう候王の護衛に就け」と命じる。全責任は岳飛に問う、と。牛皐も「兄貴と一緒に行ます」と名乗り出て、宗沢は「よかろう」と言う。
康王と一緒に行くのは命を捨てるようなものだと思った張用。張用は腹痛のふりをするが、すぐに岳飛にバレてしまう。「俺は1人息子なんだ。故郷で烏詩瑪と結婚したい」と張用が言い、岳飛は湯陰に戻ることを認める。岳飛は自分の持っていた銀子を母に、かんざしは妻に渡してほしいと頼む。
汴京。岳飛たちは弓の練習をしていた康王に紹介される。岳飛が弓の名手だと知り「お手並み拝見といこう」と言う康王。岳飛は3本の矢を同時に放ち、すべて的の中心に当てる。見事な腕前に「兀朮もきっと恐れるだろう」と康王は言う。
康王は張邦昌に「今宵は樊楼で皆に食事を振る舞え」と命じる。
樊楼。酒を飲みながら「我々の力不足で劉将軍は死んだ。今回は何があろうと康王をお守りするぞ」と王貴たちに話す岳飛。そんな中、窓際に置いてあった岳飛の荷物が盗まれる。それを目撃した岳飛は、その人物を追いある場所へ。そこにいたのは梁興と仲間だった。「忠義社を知らない?」と言った女を、忠義社の二堂主・素素だと紹介する梁興。以前、廟で岳飛に助けられたことがある素素は「恩人に感謝を」と言う。
荷物を返してもらい行こうといる岳飛。そんな岳飛を止め「金との戦いに関し、貴殿と話し合いたい」と梁興は言う。中へ入ってもらいたいと。
部屋に入った岳飛に「忠義社は金に抵抗する民兵から成る。今や兀朮は汴京を包囲しただけでなく、中牟、朱仙鎮、陳州、帰徳、曹県までも制圧してしまった」と話す梁興。我々の任務は増えている、朝廷は忠義社など歯牙にもかけまい、だが我々は朝廷を守っていきたいと。岳飛は「粱殿は何をお望みなのか?」と聞く。帰徳へ向かう康王の護衛を岳飛たちがすると知っていた梁興は、忠義社の者は巧みに身を隠し姿を現さない、我々なら金軍をどこまでも追跡できる、と言う。忠義社も護衛に加わると分かり「忠義社の協力で私の荷が少し軽くなった」と岳飛は感謝する。
岳飛たちは康王を護衛しながら帰徳へ。
康王、岳飛、張邦昌、秦檜は武器も持たずに天幕の中へ入る。和議の席に座る康王。
ーつづくー
秦檜に加え、妻の王氏もあまりいい感じしないかもヾ(・ω・`;)ノ
夫に対してもちょっと偉そうな?
張用はまた逃げた?( ̄▼ ̄|||)
でも岳飛が預けた銀子を見ていたし、結局、戻ってくるような気もする。
岳飛たちとは離れられない運命というか?
知らない間に、烏詩瑪と結婚する仲になっているのかなぁ?
張用が勝手に思っていること?
「今日より母上は貴妃です」と言った康王はカッコよかった!!
あと、康王に会った時の岳飛たちも。
そしてまたまた岳飛が弓の腕前を披露しました(*´艸`*)
あの時、廟で岳飛たちが助けた黒装束の女性、忠義社の素素だったんですねー。
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私欲を求めていないのでしょうか???
手を出せば悪化するので“為すがままに”
と数分前に言っておきながら、
金へと自分から言った康王の行動に、
経験を積む絶好の機会で祝うべきこと
なんて言っていましたね。。。
素素が再登場して、岳飛たちと忠義社が協力して
事態が少しでも落ち着きますように。
冠の中に入れてあるなんて
金に送った文と本当に同一なのかな。
いつの間にか結婚してて、似たもの夫婦だこと。
奥さんの王氏に口を挟まれたり、袖引っ張られたりしてお尻に敷かれてる。
巧言令色の家臣たち、結局なんだかんだ言ってた張邦昌が行くことになって、とんだ藪蛇でした。
立候補した康王。
太上皇にとっては息子なのに親王は13人もいるから誰でもいいのね。
母の韋氏にとって官職よりも大事な一人息子。引き替えにならないのは当たり前。
母親はいくつになっても息子が心配。母心分かります。
それに、親王が和議に行くのは前代未聞のことなのだから余計です。
康王の母は、餃子のことととか、文を送る才覚が秦檜に一緒に行けととか正論の持ち主でしたね。
お調子者の張用がまた離脱か。
無張用、張無駄とか言われてました。
ウジュが四太子ということは四爺になるの?
登場しなくても所々大事なことがちりばめられているので些細なことも見逃せません。
忠義社の梁興と素素も加わって今後が楽しみです。
臣下も親王も誰もが尻込みしてる中で、救いでした。
康王って、どこか自信なさげな表情をしているように見えるのですが、本当は勇敢で考え方がしっかりしてるのだなぁと、すっかり見直しました。
でもお母さんの韋氏の嘆きはもっともで、切なかったですね。
たった一人の息子だもの、大切に決まってますよね。
素素もこれからどう絡んでくるのか楽しみですね。
うささんが書かれていたように、私も好きな女優さんのお一人です♪
忠義社ってあるんですね。
女の人の礼私は初めて見ました。
本に三国志データファイルに載ってる通り女の人は男の人と逆(左手をグー)にするんですね。
逃げちゃった張用、戻ってくるといいですね。
着物の袷と同じように、男女に違いがあるんですね。
これも初めて知りました。
これから素素に注目して見ます。
三国志データファイル、本屋さんで6巻まで見つけましたが、手が出ません(T_T)
また、教えてくださいね。