アンダー・ザ・ドーム #10

ミニドームの中に虫の幼虫が。
納屋で寝ていたノリーは、ジョーの腕と自分の腕を結んでいる縄を見て「夢遊病は出てないわね」とつぶやく。
体を起こしたノリーはミニドームの中の幼虫に気づく。ミニドームに近付こうとして、結ばれているジョーが引っ張られたため、ジョーも目が覚める。2人の声で起きたアンジーに「アンジー中に訪問者が」とノリーが言う。

幼虫を見て、これは偶然じゃないと言うジョー。「これはモナーク蝶の幼虫だ」と。「"王者(モナーク)は冠を頂く"。ジュリアが聞いた言葉よ」とノリーはアンジーに話す。
3人がドームに触れると、再び第4の手の平が浮かび上がる。4番目の手を見つけなきゃ、と言うジョー。「発作をおこした人」と言うノリー。3人はミニドームを毛布で隠し納屋から出る。

3人が納屋から出て行くのを見ていたドディーは、納屋の中に入り毛布を取る。ミニドームを初めて目にするドディー。


突然現れた女・マックスのことを話に、バービーはレニーの家へ行く。お互いにマックスとの再会は嬉しくない状況だった。2人はマックスの言う"保険"を奪うことにする。住人のいない家に泊まっていると言っていたが、彼女はもっと賢いと言うバービー。マックスが不動産会社を経営し、この町にもいくつか家があることを知っているレニーが、役所で記録を調べると話す。レニーを信用していないバービーも一緒に行き、調べることにする。

マックスはほとんどを改築してすぐに売っているが、2005年に買ってそのまま所有している家があった。イーストポイント湖のバード島で、ドームの中にある。2人でそんな話をしているとマックスが来る。

エスプレッソやチョコなどの欲しいリストをレニーに渡すマックス。私はドームの中でも優雅に暮らしたいの、と。調達はレニーにまかせ、バービーには「私と来て」とマックスは言う。


ミニドームや幼虫、卵を撮るドディー。そしてドディーはミニドームに触れる。ミニドームはまるでドディーを拒否するようにはじき飛ばし、ドディーは意識を失ってしまう。
納屋の中から雷のような音が聞こえ、ジョーたちは納屋の中に入る。倒れていドディーを見つけ、3人は驚く。

3人はドディーを病院へ運ぶ。ドディーは意識を取り戻すが、ミニドームや何があったのかは覚えていなかった。感電したと思い込んでいるドディーに3人は話を合わせる。
看護師のアダムスに、最近、発作の患者がいたか聞くアンジー。アダムスは「あのダンス大会が最後よ」と答え、アンジーは顔色を変え駆け出す。


署に来たジュリアに、以前、アンドレアにプロパンの話を聞いたかリンダは尋ねる。うなずいたジュリアだったが、被害妄想だと思い調べてはいなかった。リンダは倉庫で見つけた、知らない女性からデュークが金を受け取っている監視カメラの映像を見せる。「きっとプロパンを使ったドラッグに関係してる」と言うリンダ。信じられないジュリアにコギンズ牧師も関係していて、あの火事は証拠を消すためだっとリンダは話す。

デュークは釣りとバーボンと帽子が好きだった。釣り道具は燃えてしまい、バーボンの飲み残しはない。いつもかぶっていた帽子を調べたリンダは、帽子の中にカギを見つける。何のカギか分からないリンダに「貸金庫よ。チェスターズミル銀行」と自分のカギを見せながら言うジュリア。


ジュニアは挙動不審だった男を捕まえる。男はコンビニで盗んだという塩を持っていた。セメント工場に入るためだと話す男。


マックスがバービーを連れてきたところはセメント工場だった。レニーを信用しないように話すマックス。

セメント工場で"大人の娯楽"を始めたとマックスはバービーに。中では、男たちが戦い、物資で賭けをしていた。


バード島へボートで向かったレニーは、家にいた中年の女に話しかける。テレビのCMでレニーを知っていると言うその女は、自分をアガサと呼んでほしいと言う。自分がこの家の管理人だと話すアガサ。

家主がマキシン・シーグレイブか聞くレニーに「いいえ、ラックランドさんよ」とアガサは答える。町政委員として、困っている人がいないか見回りに来たと話すレニーは、家主を待ちたいと言い、家へ入れてもらう。


慌てて病院から出たアンジーを追いかけたジョーとノリー。「どうしたの?」とジョーが聞くがアンジーは話そうとしない。動揺していることをノリーから指摘され、ようやくアンジーは立ち止まる。振り返ったアンジーは2人に「4番目の手はジュニアよ」と告げる。高校のダンス大会でジュニアは気絶したと。それを酒のせいだとアンジーは思っていたが「発作だったのよ」と言う。

ジュニアが不気味だと思っていたジョー。「私も嫌よ、あんなことされて…」とアンジーは口走ってしまう。それを問われ、仕方なく自分がしばらく消えていた理由を話すアンジー。怒ったジョーは「殺してやる」と行こうとするが、それを必死でアンジーが止める。そしてノリーがジュニアを蹴飛ばしてやりたいが「4番目の手なら?」と言うと、冷静になるジョー。アンジーは2人に見せたいものがあると言う。


塩を持ったジュニアはセメント工場へ。しかし警官のジュニアは殴られ入れてもらえず、塩だけ取られてしまう。


何かを欲しい人が、別の物資を持ってきて賭けをし、勝てば商談が成立、負ければ私の勝ちだとバービーに話すマックス。そしてバービーを脅し、バービーにも闘いに参加するように言う。バービーは断るが、マックスは脅して無理矢理参加させる。


アガサが茶を入れている間、話しながら家の中を探るレニー。そしてレニーはマックスとアガサが一緒に写っている写真を見つける。それと同時に「娘のマキシンよ」と言う声が。レニーが振り向くと、銃を持ったアガサが立っていた。

「私を覚えてない?」と言うアガサ。アガサはレニーと高校の時、同じクラスだった。アガサが退学したと聞いたレニーは、退学したのは1人だったため、すぐにクレアだと分かる。「改名したの」と言ったアガサは、16歳でマキシンを妊娠した時、のけ者にされ、子育てをするために男たちに体を売ったが、その男たちからもふしだらとさげすまれたことを話す。「私たちはチェスターズミルの本当の姿を忘れないわ」と。

アガサはプロパンのことも聞いていた。バービーのことも聞いているか尋ねるレニーに「もちろん。暴力沙汰やシャムウェイ医師を殺したこと。この町にお似合いね」と言うアガサ。
レニーは銃で脅すアガサが人を殺せるとは思えなかった。「撃ってみろ」と言うレニーにひるんだアガサはレニーに銃を奪われてしまう。


アンジーはジョーとノリーをジュニアの母親のアトリエへ連れて行き、ピンクの星が降っている絵を見せる。ジュニアを捜そうとノリーが言うと「ここにいる」と後ろから現れるジュニア。ジョーは怒りが込み上げ殴り掛かるが、逆にジュニアに首を締められてしまう。慌てて弟を離すように言い「私たちを助けて」とジュニアに頼むアンジー。そして4人がつながっているとジュニアに話す。


闘いのルールは時間制限はなく、負けるまで闘うというものだった。バービーは相手の男・ビクターに「力いっぱい殴れ」と耳打ちをし、殴られたバービーはワザと負ける。「相手が強かった」とマックスに言うバービー。しかし、わざと負けることを見抜いていたマックスは、ビクターが勝つと賭けていた。


チェスターズミル銀行へ行ったリンダとジュリアは、デュークの貸金庫を開ける。中にはリンダがあげたバッヂと手紙が入っていた。手紙には、この町が大切な我が家だからやったという告白が。デュークは19年前、息子をドラックで亡くしていた。それからドラッグを町から排除すると誓ったデューク。そして"マキシンという悪魔と取り引きした"と書いてある。彼女の望む液体プロパンを当局に悟られぬよう購入し、町に一切ドラッグを入れないと約束したと。

"町のために魂を売った。息子のために。リンダのために"と書いてある告白文。関わったのはコギンスやレニーだということも書かれていた。

ジュリアは、自分の夫の貸金庫も開けてみる。貸金庫の中には夫の生命保険証書が入っていた。


アガサの手を縛り、レニーはボートで連れて行こうとする。アガサはレニーと言い合ううちに、立ち上がり、バランスを崩して湖に落ちてしまう。助けを求めるアガサ。レニーも助けようとするが、考え直し、アガサをその場に残したままボートで行ってしまう。


自分の勝つ手伝いをしてくれたと、上機嫌のマックス。バービーは脅されても「俺たちは終わりだ」と言うと部屋を出て行く。


レニーが家に帰ってくると、リンダが待っていた。話があると言うリンダ。レニーは家の中に招こうとするが「話は署で」とリンダは言う。朝まで待つようにレニーが言い、リンダも認める。


バービーが家の中に入ると、階段でジュリアが座っていた。「君に言うことが」と言うバービー。「その顔の傷のこと?」とジュリアは言い、リビングへと行く。バービーがピーターと山小屋で会ったこともバービーがピーターから銃を向けられたこともジュリアは知っていた。「なぜ知ってる?」と驚くバービーに、寝室にあった箱から銃がなくなっていたと言うジュリア。しかし銃弾はなくなっていなかった。

「わざと殺されたの」と言い、ジュリアはバービーに生命保険証書を見せる。「きっと私を守るためだったのよ」と言うジュリア。「自殺だと保険金は下りない」と言うバービー。「本当にすまない」とバービーが謝ると「私もよ」とジュリアは返す。そしてジュリアは「他人のために犠牲になるあなたを見た。これからはウソをつかないで」と言う。"これから"と言われたバービーが「いいの?」と聞くと「たぶん」とジュリアは答える。


ジョーたちはジュニアをミニドームのある納屋まで連れてくる。ミニドームの中にいた幼虫はさなぎになっていた。ジョー、ノリー、アンジーがドームに手をあてると、第4の手が置かれる場所が浮き上がる。「僕も仲間の1人?」と確認したジュニアがその場所に手を置くと、ピンク色に光っていた卵からピンクの星が飛び出してくる。宇宙空間のようになる納屋。ジョーはその星が星座になっていると言う。「すごく、きれい」と言うアンジー。しかしジュニアは「でも、どういう意味だろう」と言う。


ーつづくー


ミニドームの中に幼虫が!!!
これだけでもビックリなのに繭に…。ちゃんと蝶になるのかな?でもドームからは出られないよね…。それともその蝶がドームから出ることがヒントになるの?

やっぱり4人目の手はジュニアだった(;´д｀)ノ"
ジョーが怒る気持ちも分かる!!お姉さんのことでちゃんと怒るジョーの姿がよかったな。ジュニアには負けちゃったけど(＠_＠;)

とうとうリンダが町の秘密を知りました。
レニーは朝まで待つように言ってたけど…それがちょっと心配。

相変わらず謎だらけなので、早く続きが見たい!!




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