【登場人物】
岳飛(がくひ) …文武両道に秀で、忠義に厚い勇士。主人公。
宗沢(そうたく) …宋の元帥。
王貴(おうき) …岳飛の仲間。義兄弟。
牛皐(ぎょうこう) …岳飛の仲間。義兄弟。
秦檜(しんかい) …中丞。王仲岏の娘・王氏を娶う。
杜充(とじゅう) …宗沢の部下。金と結託している。
王燮(おうしょう) …杜充の部下。
素素(そそ) …忠義社の二堂主。
岳翔(がくしょう) …岳飛の実弟。
楊再興(ようさいこう) …曹成の部下。
「臨機応変」
女は入隊させない、それに不都合だ、と素素を帰そうとする岳飛。しかし素素は「木蘭は父親の代わりに従軍し功を立てたわ。私にだってできる」と言い張る。拳法も軽功も男には負けないと。岳飛は仕方なく試験への参加を認め、合格すれば従軍を許すことに。
最初の試験は舞棍だった。2人1組になり、終わりの合図まで打ち合うように言う岳飛。岳翔は素素と組み、負けてしまう。
2つ目の試験は弓術だった。3本の矢のうち1本でも中心に当たれば合格だが、翔は2本の矢を外してしまう。残りの1本を放つ時、隣で試験を受けていた素素が岳翔の足を踏み、その弾みで射た矢が的に当たる。
3つ目の試験は馬術で、好きな馬を1頭選ぶことになり、翔は岳飛の大白を選ぶ。しかし途中で落馬してしまい、皆より大幅に遅れてしまう。
素素は合格するが、軍路を偵察し、伏兵がいないか探り、敵地に侵入して内情を探る踏白軍に配属されてしまう。毎日駆け回るのではなく、軍営にいたい素素は「簡単には諦めないわよ」とつぶやく。
夜。岳飛は李孝娥が翔に託した雲の習字と安娘の手巾を見る。2人のことを思いながら、涙を流す岳飛。
試験に失敗した翔は、8千人超の兵の食事を作る炊事兵となる。調理の才能がある翔の食事は評判がよく、王貴は“飯炊き将軍”と名付ける。
曹成の討伐に行った杜充が、負けて軍営に戻ってくる。
軍議をした宗沢は、3日も戦って捕らえられなかった原因を聞く。「口袋陣により包囲されました」と答える杜充。宗沢は「お前たちは度胸を鍛え、敵は陣法を訓練している。岳飛、理由を言え」と言う。岳飛は「実戦では陣法より度胸が重要です」と言うが、度胸だけなら単なるケンカと変わらないと返す宗沢。
陣法とは古代の戦上手が命に換え作り上げた兵法の結晶、陣形は地形的な条件と双方の実力に基づき定めるものである、ただ1人の兵といえど乱れることなく陣形に準じて整然と隊伍を組む、とりわけ戦況が苛烈を極める際は、兵は太鼓の号令に従って動かねばならない、陣法に精通すれば兵をよく統制でき、布陣にも明るくなるだろうと宗沢は話す。岳飛は「私にとって、これらの陣法は過去の遺物にすぎません。曹成は古代の陣法を地形に合わせて変えています。我々が古代と同じ陣法を使って新たな陣法に挑めば敗北を喫すでしょう」と言う。戦術家に必要なのは奇策を用いること、意表を突いて勝利を得ればいいと。
「陣法が重要でないなら、何が重要か述べてみよ」と言う宗沢。岳飛は「勝利が重要です。陣法は手段にすぎず、最終目的は勝利です。状況や地形に応じ戦法を変えることが。勝利の鍵となるでしょう。陣法を固守するならば、好機の逸し、戦局を失って敗北します」と言う。勝利を得るには?と宗沢から聞かれた岳飛は「臨機応変です」と答え「まず、おとりを使ってわざと包囲せるのです。そのおとりは釘と同じように作用し、敵をその場に留めます。別の一団を派遣し、外側を包囲すれば口袋陣は敗れるでしょう」と話す。私がおとりになると。宗沢は「作戦どおりうまくいくかしかと見せてもらおう」と言い、岳飛に先陣を任せ、王燮に側翼につくよう命じる。
岳飛は戦が始まる前、投降するよう楊再興を説得する。しかし楊再興は聞いてくれなかった。
岳飛軍と、曹成軍の戦いが始まる。予定どおり岳飛たちは曹成軍に包囲されるが、始めから行く気がなかった王燮の援軍は来なかった。厳しい状況に追い込まれていく岳飛たち。
状況を知った宗沢は、王燮に援軍を出すよう命令する。
岳飛たちのことを炊事兵たちも知ることに。兄の危機を知った翔は、見殺しに出来ないと飛び出して行く。それを見た炊事兵たちも後に続く。
炊事道具を武器に、翔たちは戦の中へ突入する。
ーつづくー
岳飛の白馬、大白という名前だったんですねー(*´ー`*人)
木蘭のお話をした素素。
素素、男たちに負けていなくてすごーーーい!!
でも配属は…(;´д`)ノ
素素は岳飛のことが好きなの?
何となく…そんな気がして。
子供たちのことを思い、涙を流す岳飛も素敵でした(*´ー`*)
試験には落ちてしまったけど、飯炊き将軍も大事!!
皆が楽しみになる料理を作れる翔はすごいよね。
それに兄を助けに行く岳翔は勇ましかったです!!
バタバタしていて、しばらく更新が遅れそうです…ごめんなさい(;△;)
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木蓮って書いてムーランって言うんですね!
初めて知りました。
ムーランってディズニー映画や中国ドラマで聞いたことはありましたが、見たことないので内容も知らなかったです。
ひとつ賢くなって嬉しいです(^^)/
ディズニー映画も見たくなりました。
隋唐演義には出てこなかったけど、隋の時代の女武将だったかな?
ムーランの映画は観たことないです。(;^_^A
木蓮は誰のこと?でしたが。
素素は男達よりも強くて逞しい。そのうえチャーミング。
弓術では岳翔を助けてあげたのね。
的に外れる度、王貴が岳翔の元へ励ましに行ったのが(*^_^*)
岳飛も遠目から気にかけてました。
岳翔は岳飛の実弟なのに、武術は残念な結果。
でも調理の才能があり飯炊き将軍に!
「腹が減っては戦はできぬ」から食事は大事です。
得手不得手があり、人の才能とは分からないものです。(つい兄弟を比べてしまうけど、いけないですね。)
長い杓子で槍の練習?をしてた時は結構上手でした。
そんな兄思いの岳翔が居ても立ってもいられなくなり、炊事班も続いて援軍に行ったところで、続く・・・。
岳飛には王燮の援軍よりずっと嬉しく頼りになったことでしょう。
楊再興、再登場。
お互いのことを、岳飛が「好漢」と言ってるのに
楊再興は前回負けたのに「無能」と言ってる。
その時点でもう岳飛には負けてると思う。
年末何かと忙しいですね。
毎日だから岳飛だけでも見る時間が・・・。
あらすじなら、尚更です。
うささん、どうぞご無理なさらずに。
これからもめげずに立ち向かったほしいです。
素素には優しさもあるし、
あさのお父さまのような考え方も
臨機応変の中に入れてください~
ラストのシーン、岳飛軍が炊事兵といえども
一つになっていましたね。
足の引っ張り合いは止めてほしいものです。
最後に、あらすじは姐姐のペースでお願いいたします。
年末でお忙しいと思いますし、
寒くなって体調も崩しやすい時と思いますので、
お気を付けください!