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中国ドラマ「岳飛伝 THE LAST HERO」 第54話 あらすじ

2016年02月23日 23時08分17秒 | 岳飛伝(中)

「丞相の明暗」 


万俟离は王氏の捜している猫を持って丞相府へ。王氏は喜び、秦檜は外で待っていた万俟离と会う。

揚州の知州で、臨安へ参内に来たと秦檜に話す万俟离。万俟离は、戦の後に新しい世がきたのは丞相が尽力されたから、ですが丞相が金の間者だと思い込み批判をしている者がいる、丞相が陛下の忠臣なら邪魔者は排除べきだと言う。邪魔者とは趙鼎のことだと。すでに罷免された趙鼎がなぜ邪魔なのか秦檜が聞くと「趙鼎は長年丞相でしたが抗金派の忠臣でした。罷免されていますが、まだ皆は張鼎を敬っております。宋と金の関係が変われば、丞相の脅威になりかねません。なれば国の脅威であり、陛下を脅かすも同然のことです。どうか陛下に私の懸念をお伝えください」と万俟离は答える。

「趙殿はすでに罷免されている。どうしたらいいのだ」と秦檜が言う。万俟离は、二度と復職できぬよう追い打ちをかけるのです、陛下は金との和議を反対され頭を痛めている、今が趙殿を弾劾する好機です、と話す。秦檜は「決めるのは陛下だ。貴殿から陛下に進言しては?貴殿は陛下に謁見するのではないのか?」と言う。秦檜の言葉の意味が分かり「そうですね」と喜びながらか万俟离は帰っていく。しばらくして王氏が猫の中に入っていたという真珠を秦檜に見せにくる。「あの者は使える男のようだな」とつぷやく秦檜。


民の騒いでいる声が聞こえ、高宗は見に行く。
「趙殿は冤罪よ」「岳将軍を呼び戻せ」「領土を取り戻すのだ」と叫んでいる民たちを見た高宗は「誰の差し金だ」と言う。すぐに「前丞相の趙鼎の仕業です。趙鼎は故郷に戻り、陛下へのご恩を忘れたようです。朝廷の重臣を呼び集め、国を批判したうえ和議に意義を唱えるよう導く始末。彼らは趙殿に焚きつけられて騒いでいるに違いありません」と言う万俟离。秦檜は「信憑性に欠ける。確かな証拠でもあるのか?」と聞く。

趙鼎が記したという詩を高宗に見せた万俟离は、古来より秋を悲しむ詩はありますが趙殿が記したのは春を憂える詩、“金炉の香冷え 鴛鴦の帳に わずかな残り香 誰も問わぬ江南での憂い”、金炉の香が冷えるとは金と宋の和議に失望したということ、江南での憂いとは何かを企んでいる証し、さらに今は泰平の世だというのに再び戦を示唆している、これは宋を呪っているとしか思えないと高宗に話す。すかさず「今の話は我々も存じております。どうかご明察ください」と言う超俊。「朝廷に貢献したゆえ守ってやろうと思っていたが謀反を企んでいたのか。国を欺いたも同然であり、許し難い行為だ」と高宗は怒る。


牛肉麺を食べに行った店で、素素は趙鼎が瓊州に流刑になること、秦丞相にとって趙殿は邪魔な存在、道中で殺すつもりかもしれないという兵の話を聞く。

素素は趙鼎が流刑になり、秦檜が道中で趙鼎の命を狙う魂胆だと梁興に話す。救いに行くという素素に「気をつけろ」と言う梁興。


流刑となる趙鼎は、娘の小満と息子に別れの挨拶をする。

素素たちは趙鼎のあとをつける不審な者たちを見かけるが、一向に手を下す気配が見られない。標的は趙挺の家族かもしれないと思った素素は、趙鼎が家族と別れた場所まで1人で戻ることにする。

素素が戻ると、生き残っていたのは小満だけだった。殺されそうになっていた小満を助ける素素。


趙鼎は船着き場で襲われる。素素の仲間の孟邦傑が助けようとするが、逆に斬られて殺されそうに。趙鼎は「私に構うな、逃げられなくなるぞ。臨安にいる娘に渡してくれ」と言い、孟邦傑に玉佩を託す。

秦熺は趙鼎の胸ぐらわつかみながら剣を首もとに突きつける。「秦檜の奴め。私はすでに失墜したというのに、まだ追い詰めるのか」と言う趙鼎。
「秦檜の世も長く長くはないぞ」と言う趙鼎を秦熺は殺してしまう。


素素は小満の弟の墓を作る。涙を流す小満を励ます素素。そこにケガを負った孟邦傑が。
駆け寄った素素に孟邦傑は、趙鼎が船着き場で秦檜の回し者に殺されたと話す。孟邦傑の持っていた趙鼎の玉佩いを見て「秦檜め、復讐してやる。殺してやるわ」と取り乱す小満。素素は「か弱い女がどうやって敵を討つつもり?今行ったらお父上と弟の死が無駄になるわ」と説き伏せる。まだ時期尚早だと。


岳飛は安娘たちと町へ買い物に行く途中、我が国は金と和議を結んだから金が河南を攻める心配がなくなった、磁州へ帰ろう、と民たちが話しているのを聞く。岳飛は思わず「戻れぬぞ」と言ってしまう。金には企みがあるはずだ、金が領土を返還すれば民は帰郷を始め官軍は民を守るために中原へ戻る、官軍が淮河を離れてしまえば金は再び江南に兵を送り込んでくるはずだ、と。しかし民たちは和議により、もう戦は起こらないと岳飛の話を聞いてくれない。


岳飛が家に戻ってくると韓世忠が来ていた。岳飛と韓世忠は再会を喜び合う。
韓世忠は山を下り高宗に謝罪をするよう岳飛に話す。しかし岳飛は「私は陛下の忠実な臣下です。国や民のめたに進言できないのなら、それは本当の無礼です」と言う。「もう少し大人になるのだ。お前は天性の武人だが、なぜ陛下に歩み寄らない」と言う韓世忠。陛下からお許しいただけなくなるぞ、と。

岳飛は「師匠の願いなのです。“弱点を克服し、飛躍してくれ”と。己に勝たねば飛ぶ事はできません。その言葉を肝に命じ、自分に負けそうな時、己に言い聞かせてきた。しかしすべて“言うは易し行なうは難し”です。宗元帥も酒で憂さを晴らしていました。老齢になってからも上奏を続けた元帥に私は学びます」と話す。「元帥は70歳を超えていたが、お前は若い。何を焦っている」と韓世忠は聞く。岳飛は「私は見えなくなることが怖い」と答える。そこに孝娥が薬を持ってくる。岳飛は「今日はやめておこう。韓将軍はお酒が好きだ」と言う。「でも目には…」と孝娥は心配するが、それでも岳飛はお酒を持ってこさせる。

岳飛は韓世忠と酒を酌み交わす。「黄天蕩の戦いで兀朮を捕らえていたら、今日は違っていました」と言う岳飛。韓世忠は「本当に捕らえていたら、紅玉も命を落とさずに済んだ。兄弟、悔しいよ」と言う。岳飛は「私には分かる。1年以内に金は南下を始めるはずです。その時は馬に乗って駆けつけてください」と話す。私の目もはっきりと見えているはずだと。韓世忠は「たとえ私のこの老体が粉々になろうとも、馬で駆けつける」と言う。


酒を飲みながら外へ出た岳飛は、大白に「お前とは相台で出会い、河朔で共に戦いをした。それから命懸けで幾度も戦ったよな。どの戦が一番、記憶に残っている?蜈蚣山か?それとも汜水?そうだな汜水の戦いは痛快だった。あの戦いで俺たちは金を大敗させた。だが…お前に俺の心の内を話そう。この数年の間、胸をすくような戦いはひとつもなかった。この気持ちはずっと俺の中に秘め、仲間にも話せなかった。彼らは俺と生死を共にする仲だ。俺が弱音を吐けば、彼らは俺と共に悩んだことだろう。今、金が我が国に攻め入ってきても、俺はこんな山奥でくすぶっているだけだ。いつまた戦に戻れるのかも分からない。師匠がこの世を去り、宗元帥も亡くなった。そして黄天蕩では傅慶が命を落とした。この何年かで、みんな俺から離れていったのだ。それでもいい。心配ごとが減るからな。だが俺には忠誠心がある。領土を奪還し、二帝を迎え入れねば死んでも死にきれないのだ」と話す。


ーつづくー


岳飛の目がΣ( ̄ロ ̄lll)
あんなに赤くなって…悪化しているよね?
その姿が痛々しい(;д;)

秦檜、張俊、万俟离の連携がすごい!!
それに気付かない高宗…(o´д`o)=3

そして趙鼎が…。
小満はこれから素素たちと生きていくのかな…どうなるんだろう?
せめて弟が生きていてくれたら(;_;)

久しぶりに韓世忠が登場。
紅玉が亡くなってから心配だったけど、元気そうでよかった。
最後の岳飛はつらそうで(;△;)
誰にも言えないのは苦しいよね。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大丈夫? (time)
2016-02-24 01:48:44
姐姐が書かれているように、
岳飛の眼、大丈夫なのでしょうか?
素素、岳飛の治療にも行って欲しいです。。。

折角救いに行ったのに、張鼎さん家族は
本当に悲しい結末に。
小満を素素が制してくれて本当によかったです。

それにしても秦檜の周りには
また利己的な人間が・・・
奸臣のそばには奸臣が集まるものなのですね。

今回は久々の韓世忠が登場して
岳飛を諭していました。
韓世忠だって、紅玉が亡くなった時に
本当は金を追撃に行きたかったはずなのに。。。
というあの高宗とのシーンを思い出してしまいました。

岳飛も辛いですね。
何か打開されるといいのですけれど(心配)
返信する
太白にしか・・・ (ねこ)
2016-02-27 11:46:48
万俟离、新キャラ登場と思ったら、秦檜にも劣らない卑劣な輩でした。
自分で計画的に猫を盗んだのかも。
趙鼎やその家族まで・・・酷い。

韓世忠、久々に登場でした。
太白にしか心の内を話せない岳飛も辛い。

岳飛伝、あともう少しなのに
2,3日お出かけしていたので、先が見られていません(T_T)
皆さんに追いつきたいです。
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