「悪霊村伝説」
フーは休ませていた空き家でシュワンシュワンとシャオイェンを縛り「昔、俺は愛する人と幸せになる機会を逃した。今になって悔やんでも遅い。俺としては複雑だが、必ず助け出す。安心しろ、幸せが待ってる。お前たちにとって一番大切な人を、この俺が助け出す」と告げ出て行く。
韃靼人の邸へ行ったゴーシャオたち3人は、地図とチュ・ゴウを交換しようと提案する。将軍は承諾するが、地図を渡そうとした時、フーが乗り込んで来てしまう。
韃靼兵と戦いながらチュ・ゴウを助け、ゴーシャオが地図を残して皆でその場を後にする。
地図さえあれば我らの天下統一は近いと喜ぶ将軍。将軍はすぐに待機する韃靼軍に進撃開始を伝えるよう命じる。
進軍した韃靼軍だったが、3日もかからず一網打尽にされてしまう。ゴーシャオは兵力分付図に手を加え、事実と異なる情報を与えていた。そのため韃靼軍は混乱し、明軍に大敗した。
へそくりをはたいてフーはシュワンシュワンたちにお店を用意。シュワンシュワンは利用したことをフーに謝り、チュ・ゴウを助けてくれたことやお店を作ってくれたお礼を言う。
「また会えるかしら」と言うシュワンシュワンに「もう会わないほうがいい。俺に用もないだろうし、それに今は面倒を見てくれる人がいる」と言うフー。シュワンシュワンは「会いたくないの?」と聞く。フーは「お前も俺もそれぞれの暮らしがある。邪魔したくないよ」と言う。
「シャオイェンに会いたくないの?」と言うシュワンシュワン。フーは「シャオイェンか。チュ・ゴウの娘だ、会うのも変だろ」と返す。しかしシュワンシュワンは「実の娘に会わないの?」と言う。黙ってたけど、あの子はあなたの子だと。自分の子供だったと分かり、フーは喜ぶ。
店で琴を弾くシャオイェンを見ながら、フーは楽しそうに酒を飲む。みんなはフーに実の父親だと名乗るように言うが、フーは「俺も真実を話したい。だが、今のままがいいと思う。フーおじさんでいい」と話す。彼女にはこの15年間、正直で立派な父親がいる、娘を思うからこそ俺は何も言わない、と。
100年前のホー家村。兵に追い詰められたタイバオが妖術を使うと、兵同志が斬り合い皆死んでしまう。「白蓮教教祖・タイバオは永遠に不滅なり」と叫ぶタイバオ。
100年後。現在の“酔生夢死”。
ジョンが100年前の伝説を話し、お盆の時期には聞きたくないと怖がるサンニャン。ゴーシャオは「お盆には亡くなった霊がこの世に帰る。怖がることじゃない」と言う。ジョンは「多くの人は霊を恐れる傾向がある。だからそれを利用する悪党もいる」と話す。「100年前の伝説だけで、すべての死は悪霊のせいだと?」とゴーシャオが言う。フーが「あり得ない」と言うと、サンニャンが「そう言える?」と聞く。
「今回、死んだのは河北の鉱山の持ち主。財産目当てに殺されたに違いない」と答えるフー。サンニャンは「タイバオの伝説も河北だったわ」と言う。「だから犯人は悪霊伝説を利用して、現場を細工し、役人たちも惑わせた」と言うゴーシャオ。ジョンは「霊の仕業かはわからんが、死んだ家族によると20万両が消えたらしい。そこで力を借りたいと」と話す。
シャオメイは歌を披露する仕事が入り、任務は3人で遂行することになる。
サンニャンが「タイバオの伝説は本当?」とジョンに聞く。ジョンは「伝説だから何とも言えん。だが言い伝えでは100年前にジャン・タイバオが恐ろしい妖術を使い、十数人の命を奪い姿を消したと」と言う。「どこへ?」と言うサンニャン。ジョンは「2つの説がある。一説では悪霊となり人を殺し続けていると。別の説では山の奧に逃げ隠れ、仙人となり天へと昇ったと。以来、彼は姿をくらました」と答える。「伝説は伝説だ。何の根拠もない」とゴーシャオが言い、3人は出発する。
客は霊だと思いながら舞台で歌っていたシャオメイ。しかしそんなシャオメイを若い女性と老人が見つめる。
シャオメイが舞台から下りると、一座はシャオメイのものになっていた。歌に感銘を受けたいう人が100両でこの一座を買い、これからはあなたが座長だと。そんな話しをしていると、先ほどの若い女性と老人が来る。
「ホー・ユンフーさん?」と女性のスー・インが聞く。シャオメイがうなずくと「シャオメイの名は?」とさらに聞いてくる。シャオメイは「芸名であり母の名前です」と答える。老人は「間違いない。若い頃のシャオメイにそっくりだ」と言って咳き込む。スー・インは「生い立ちを聞かせて。あなたが本当にホー・ユンフーならお話が」と言う。
「本名はホー・ユンフー、芸名はシャオメイ。シャオメイは母の名です。幼い頃、母の歌を聞いていました。でも早くに亡くなった。母に聞いたのを覚えています“なぜ2人きりなの?”。でも母は父の話をしなかった。教えてくれたのは山奥で生まれたことだけ。お捜しなのは、この私ですか?」とシャオメイは話す。スー・インが「母親の形見などは?」と言い、シャオメイは母親が大事にしていた物をさし出す。それは老人が持っていたものと対だった。
シャオメイが捜していた相手だと分かり、スー・インは「長い間捜し続けて、ついに従弟を見つけた」と言う。そして一緒にいた老人を「河北の名家の祖父、ホー・ドンよ」と紹介。さらに「あなたはホー家の11代目の跡継ぎよ。あなたに100年の遺産を継がせるのが私たちの願いなの」と話す。
ホー・ドンは「25年前、あの子はお前を連れて出て行ってしまった。やっとお前と出会えた」と興奮すると、吐血をして亡くなってしまう。
母が故郷のことを話さなかったのは、つらい思い出があって話したくなかったなど、何か理由があるはずだと思ってきたシャオメイ。祖父を家まで連れて帰ることにしたシャオメイに、スー・インは遺産を計算したら5つの山の価値は500万両だと話す。驚いたシャオメイが「ホー家のことを教えて」と頼むと「祖父と会ったのも数回なの」とスー・インは言う。私の母は早くに都へ嫁ぎ、私も村へ行ったことがなく、先月、祖父から連絡を受け初めて帰ったと。
シャオメイが祖父のことを従姉さんの母上に知らせなきゃと言うが、少し前に父と母は亡くなったと言うスー・イン。
祖父の家へ向かう途中、シャオメイはゴーシャオたちに無事を知らせるため鳩を飛ばす。
ホー家村に着いたシャオメイは、スー・インから山を見せられ、山には黄金があり、ホー家の主人の許可なしで採掘できないことを聞く。その時、突然、浮浪者から米を投げつけられ「お前は呪われてる。100年の呪いだ。呪われた者は出て行け」と言われるシャオメイ。シャオメイたちはすぐにその場を後にする。
祖父の家は入り口から魔除けの物が多かった。しばらくしてリャン婆という人が現れるが、案内される途中で武器は持ち込めないと言われ、シャオメイは武器と針を没収されてしまう。さらに亥の刻をすぎたら部屋を出てはいけないことや、歌と楽器と話すことも禁じられていると説明されるシャオメイ。
大おば様の部屋へ連れていかれ、スー・インがユンフーを連れてきたことを伝える。「よく戻った。明日、お前の兄の回復を待って、一緒に葬儀に出なさい」とシャオメイに話す大おば。シャオメイはうなずく。
シャオメイが休む部屋は母が使っていた部屋だった。明日、旦那様と葬儀に参加するようにとリャン婆から言われるシャオメイ。スー・インは“旦那様”というのはあなたの父の正妻の息子・ユンロンだと話す。「父には2人の妻が?」と聞くシャオメイ。スー・インは「明日、みんなが教えてくれるわ」と言う。
シャオメイは“実家は奇妙なことばかり”と書いた手紙を鳩で飛ばす。しかし鳩は殺され「鳩を家に入れてはならぬ」とリャン婆から言われてしまう。
外出禁止の亥の刻となるが、大おばが部屋から出るのを見かるシャオメイ。突然頭痛に襲われたシャオメイの耳に、女の鳴き声が聞こえてくる。その鳴き声に導かれるよう、シャオメイも部屋の外へ。しばらく歩いていると、スー・インが現れシャオメイは驚く。シャオメイは大おば様を見たと言うが、スー・インはあり得ないと言う。
スー・インの目を見て「泣いていたの?」とシャオメイが聞く。スー・インは「いいえ、目にゴミが入ったの」とごまかし、早く部屋へ戻るように言う。
夜中。寝ていたシャオメイが目を開けると目の前に老婆が。飛び起きるが、部屋には誰もいなかった。また頭痛に襲われたシャオメイは、壁に貼られたたくさんのお札から血が流れ出るのを見る。その血が溜まったところから、自分に近づいて来る血の足跡が。そして意識を失ってしまうシャオメイ。
ーつづくー
フー、偉い!!
ちゃんとシュワンシュワンの幸せのためにお金を使って。
チュ・ゴウもシャオイェンに実の父親だと名乗るようフーに勧めてくれていい人(;д;)
時々、フーが飲みにでも行けるといいな。
シャオメイは上からぶら下がっていた?足を見て意識を失ったんだけど…
あれは誰か首を吊っていたということなのかな?
シャオメイの頭痛も気になるし、スー・インも何かを隠してる!?
あと、正妻の子でもあるお兄さんがいるのに、シャオメイが遺産をもらえるのも気になる。
とにかく、祖父の家が不気味すぎで、外出禁止などの謎も多すぎヾ(・ω・`;)ノ
ゴーシャオたちの任務とも何か繋がりがあるのかな?
鳩も飛ばせなかったし、シャオメイ大丈夫!?
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