白常喜と縁が切れてよかったと明娟に話す尹剣飛。尹剣飛は寧王の様子から、寧王が抜け出したのは明娟のためだったと悟る。自分の身分を悟られないよう尹剣飛を接客する寧王。仕方なく尹剣飛も調子を合わせることに。寧王は明娟が宦官の妻だったと知り、苦労した明娟を"私が救いだしてやるぞ"と思う。
嘉沅は婚儀の準備のため、学敏と一緒に買い物へ行く。しかし婚儀にあまり関心のない嘉沅は、学敏に任せっぱなしに。そんな中、学敏が手巾を落として慌てて捜し始める。すぐに見つかり学敏はホッとするが、大切そうに扱う学敏を見て好きな人に贈るものだと感じる嘉沅。嘉沅が学敏に相手が誰なのか聞いている時、偶然、学敏は妓楼から尹剣飛が出て来るのを見てしまう。
学敏との待ち合わせに尹剣飛が遅れてやってくる。寧王の用で遅くなったと謝る尹剣飛。しかし妓楼へ行っていたと思い込んでいる学敏は不機嫌で、学敏のために買ってきた耳飾りも「私には似合いません」と突き返して行ってしまう。なぜ怒っているのかも分からず、尹剣飛は「私には気がないということか」とつぶやく。
妓楼の支払いの催促に行ってきた寧王と明娟。その帰り、明娟に酔った景風がぶつかってくる。寧王の顔を見て「寧王か」と言う景風。人違いだ、と寧王が突き放すと、泥酔していた景風は仰向けに転び、そのまま眠ってしまう。明娟と寧王は仕方なく妓楼へ景風を運ぶ。
景風が目覚めたらバレてしまうと思った寧王は、顔中に炭を塗る。それを見た明娟が笑うと「美容にいいと聞いたので」と寧王はごまかす。
景風は目覚めたが、帰らずにここに滞在したいと明娟に言う。家族を失望させ、合わせる顔がないと。「少し休んで、お戻りになっては?」と優しく言う明娟。陰から2人を見ていた寧王は、そんな景風が気に入らず「追い出してやる」と思う。
3日も帰らない景風を心配する白玉琴。どうせ酔って帰れなくなっただけ、そのうち戻るわ、と景珍があきれたように返すが「失望して早まったことをしないかしら」とさらに白玉琴が言う。そこに使用人が白玉琴に「使いの者が来て、若様が如意館にいると」と伝えに来る。
すぐに白玉琴は妓楼へ向かう。妓楼で景風の名を呼ぶ白玉琴を見て"噂に違わぬ母親だな。使いを出したら、すぐ乗り込んで来た"と思いながら寧王は笑みを浮かべる。
明娟は白玉琴に挨拶をし、今はここの主人だと言う。そして景風の"しばらくここで休む"という伝言を伝え、今日は引き取るようにと言う明娟。白玉琴は景風が酒浸りになり腕を下げたのは、明娟と嘉沅が誘惑し競技会で負けるように仕組んだからだと言い出す。嘉沅は夫を捨てて繍荘を開き、あなたは夫が死んですぐ妓楼の主人になった、2人とも男をたぶらかすひどい女だと。
騒ぎに景風が出て来る。明娟に改めてお詫びに来ると言い、母を連れて景風は出て行く。
白玉琴の言葉に傷つき、泣きながらその場から離れた明娟。寧王は明娟を追いかけ、洪武帝と馬皇后の話で慰める。皇后は貧しい出だが洪武帝と出会って愛された、他人が蔑んでも洪部帝は皇后を大切にした、皇后の絵姿を見たがあなたに似ていると。そして皇后にはなれないとしても、あなたはきっと富貴を手にするはずと言う。
嘉沅と天羽の婚儀の日。
思い悩みながらも、嫁ぐ支度をし輿に乗った嘉沅。しかし輿は方家へ向かわず、苗玉鳳の手はずで、徐恨の待つ場所まで運ばれる。そこには念粗の姿もあった。
早く3人で逃げるのよ、と言う苗玉鳳。嘉沅が徐恨に卑怯だと言うと、苗玉鳳が「私の指示よ。徐恨は何もしていない。妻子を他の男に奪われるほうが情けないわ」と言い返す。
徐恨は初めて念粗を抱き、やっと抱けたと思う。
その頃、輿と花嫁が消えたと天羽にも伝えられていた。そして心寧も念粗がいないと天羽に知らせに来る。天羽は徐恨が怪しいと思い、神繍荘の者を内密に捜すよう大有に命じる。
徐恨は「俺には迷いがあった。だが、我が子を抱いた瞬間、確信したよ。家族は決して離れるべきじゃない。一緒に雲南へ」と言うと嘉沅の手をつかむ。
神繍荘の者がいないと天羽に報告する大有。心寧は「誰か人を出して…」と言い始めるが、天羽は「必要ない」と言う。徐恨と逃げたなら連れ戻しても無意味だと。そして嘉沅を信じてここで待つと言う天羽。
嘉沅は徐恨の手を振り払い「今さら何よ。嫁ごうとする私の気持ちが分からないの?」と言う。徐恨は必死で君と念粗を手放したくないと言うが、方兄さんも叔母様も待っていると嘉沅の気持ちは変わらない。そして「お願いだから私と念粗を返して。穏やかに暮らさせて」と言う嘉沅。
苗玉鳳は愛し合っているのにどうして嘉沅が離れようとするのか理解できない。徐恨のために縛ってでも連れていくと言うが、徐恨は「手を出すな」と止める。念粗を見ながら「すまない。お前を抱くのは最初で最後だな。大きくなったら母さんを大切にしろ。父さんの分まで」と語りかける徐恨。嘉沅はそっと涙を拭う。
徐恨は念粗を嘉沅に渡し、無事に方天羽の元へ届けるよう苗玉鳳に頼んでその場を後にする。
嘉沅が着いたと聞き、天羽は喜んで駆けて行く。
無事に婚儀を済ませる嘉沅と徐恨。
酒をあびるように飲んだ徐恨は、苗玉鳳を寝台に押し倒す。しかし、我に返った徐恨は「悪い。すまない」と言うと寝台から出て行く。涙を流す苗玉鳳。
同じ頃、嘉沅も初夜を迎えようとしいたが、結局、天羽を受け入れることができなかった。部屋を出て行った天羽は「君と私の縁は月下美人のように消えたのか」とつぶやく。そんな天羽を心寧が見つめる。
翌日。「姉妹のように仲良くしましょ」と嘉沅に言う心寧。そして、新婚初夜なのに天羽は1人でお酒を飲んでいた、と話した心寧は、それを責める気はない、でも、天羽の苦しみも分かってね、客はそろったのに花嫁が来ないのよ、平静を装ってたけど誰よりも焦っていたはず、王殿が暴言を吐いた時はあなたをかばったのよ、天羽の気持ちに応えないと申しわけないはず、と言う。徐恨とは話をつけた、安心するようにと言う嘉沅。
「伝えておきたかっただけ。天羽はすばらしい夫よ。2人で精一杯仕えましょう」と心寧は言う。そして「早く念粗に兄弟を産んであげてね」と話す。
嘉沅が繍荘にいると天羽が来る。昨夜のことをどう謝るべきが分からない嘉沅に、過ぎたことだ気にするな、結婚はしたが君は変わらなくていい、下手にも出るな、私を兄や友人だと思えばいいんだ、とにかく今までどおり接してくれ、と天羽は言う。「でも妻となったの。きちんと仕えるから」と言う嘉沅。しかし天羽は「人間には感情がある。過去は簡単に忘れられるものじゃない。嫁いでくれたんだからゆっくり待つさ」と言う。
杭家に結納品が運ばれてくる。「どういうこと?」と聞く景珍に「お前への結納品よ」と白玉琴は答える。景珍は断わったはずだと言うが、父さんが決めたこと、来月1日に湖南へ行き、15日には婚儀をと話す白玉琴。景珍は約束が違うと怒りだす。そこに敬亭が来る。「なぜ私を湖南に?私のことが邪魔なの?目障りなんでしょ。なら死んでやる」と簪を手に持つ景珍。白玉琴は止めるが、敬亭は「構うな。どうせ死ねまい。よく聞いておけ。結婚の話はもうまとまったのだ。これ以上、騒いだら、縛り上げて湖南に送り届けてやる。もし死んだら亡骸を送り届けるからな」と言い放つ。
ーつづくー
とうとう嘉沅が結婚してしまいました…(o´д`o)=3
でも、何度も書いているけど、やっぱりこれでは誰も幸せになれないと思う。
だからといって婚儀の日に逃げるのも…ヾ(・ω・`;)ノ
学敏も尹剣飛を誤解したままだし、寧王と明娟のことも気になるし…景珍もこのまま黙って結婚するとは思えない。
あと5話しかないのに、どうやってまとめるのー!?
まったく想像できない(;´д`)ノ
そういえば…傾城の雪と続・若曦と同じ日に終わるのね…。
てっきり私、傾城の雪の方が早く終わると思い込んでいたの(@_@;)
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婚儀の日に逃げるのは、やっぱりダメだよね!!
天羽が可哀想って思ったから、帰って来てくれて良かった~
でも!!うささんの言うように誰も幸せじゃ無いよね…
実際初夜があれでは…除恨もあんな事!
天羽が大人な対応で……切ないな~天羽優し過ぎる。
幸せになって欲しい~
学敏も尹剣飛を誤解しちゃたね(;_;)
もうーーーーーーーイライラ
寧王と明娟はどうなるのかな?皇后は無理だけどって言ってたから、側室?
出来るのかな?
景珍、死なないよね?こんな所で終わるんだもん~
又火曜日なのね~
そうですか!同じ日に最終話ですか?全然気がつかなかった~
寂しいですね~