中国ドラマ「酔麗花~エターナル・ラブ~」第12話 あらすじ
卿塵(けいじん)/巫女…リウ・シーシー(劉詩詩)
元凌(げんりょう)/皇帝…ウィリアム・チャン(陳偉霆)
元湛(げんたん)…シュー・ハイチャオ(徐海喬)
元澈(げんてつ)/第十一皇子
元汐(げんせき)/第五皇子
元安(げんあん)/皇帝
朶霞(たか)/阿紫族公主
木頦沙(ムコシャ)/阿紫族将軍
李麟(りりん)/元湛の従者
靳慧(きんけい)/元湛側室
鄭彤(ていとう)/元汐側室
元廷(げんてい)/元汐の息子
鼻で笑った殷貴妃は「どうやら敵と通じた者は別にいて、口封じのため汐を殺したようです」と言う。梁国宛の文を渡しながら「どういうことだ」と聞く皇帝・元安。元凌は「今朝、紛失した軍印が、まさか悪用されるとは」と言う。「誰もが肌身離さず持ち歩く軍印を、武術に長けたあなたから誰が盗めると?」と元凌に言う殷貴妃。元凌は「うかつでした、どうか罰を」と元安に言う。汐は弁解の機会も与えられず兄の手で殺されたと殷貴妃は言い始めるが、元安は「この件は朕が真相を究明する」と言い、元凌に禁足を命じる。
湛王府。卿塵は「朝廷のことは分かりませんが、善悪は何事でも同じ。心では分かっていても、やり切れないでしょうね」と元湛に話す。「体に毒が残っているのに平気なのか?昨夜、客間で義姉上に会ったそうだな」と言う元湛。卿塵は「鄭夫人は夫を失った直後に子と離されたゆえ、焦って当然です。母親の思いを感じたのか、廷様は高熱が出たとか」と言う。「ずっと屋敷の中にいるのに詳しいな」と言われ「皆さんのご様子から推測を」と言う卿塵。
元湛は最近、発作が起きないか聞く。卿塵は「おかげ様でよくなりました。私を解毒したのは侍医だと仰せでしたが、侍医は何の毒だと?」と言う。「この世で、あの毒を操れるのは、たった1人」と元湛は答える。「1人とは?」と卿塵は尋ねるが、元湛は侍医にも毒の種類までは分からないと話す。「昨日、気を失った廷様の脈を診たところ、毒の気配がありました」と言う卿塵。ふっと笑った元湛は「君はあらゆることに気を配っているが、何か目的でもあるのか?」と言う。
卿塵が「私をお疑いなら、追い出してください」と言うと「もし間者であれば、追い出すだけでは済ませぬ」と返す元湛。卿塵は「間者だと?証拠はどこに?」と聞く。元湛は「私は千人の命を犠牲にしてでも間者を追いつめる」言う。「私を殺すのは簡単です。ですが廷様の毒の正体を知りたくはないですか?」と言う卿塵。
寝台に寝ている元廷に毒を与える殷貴妃。そんな殷貴妃に元湛がそっと近づく。「やはり思ったとおりだ」と元湛が言うと、驚いた殷貴妃が器を落とす。「殷家の毒なのですね」と元湛から言われ「すべては殷家やあなたを守るためよ」と言う殷貴妃。元湛は「私を守るために、兄上の命を犠牲にしたのですか。そして孫に毒を盛り、他人にその罪を着せ、私一人を蚊帳の外に。私は殷家にとって、どのような駒なのですか?」と聞く。
殷貴妃は「あなたが殷家のために最後の一手を指すのよ」と言う。しかし元湛は「私は最後の一手を指す者ではなく、“最後のひと駒”でしょう?」と返す。そして「兄上の忘れ形見を絶対に死なせはしない」と言うと、元湛は元廷を抱きかかえる。殷貴妃が止めようとするが「阻むなら父上にすべてを報告します」と言う元湛。
元湛が出て行き「誰にも私を邪魔することはできないわ」と殷貴妃は怒る。
湛王府。元廷を寝台に寝かせた卿塵が「幼い子を犠牲にしてまで、権力が欲しいのかしら」と言うと、元湛は「権力の中心にいる者ほど、更なる力を浴するのだ」と話す。踏み台にしているのが肉親だとも知らずにな、と。卿塵は、なぜそんな話をするのか聞く。「ふと思っただけだ。廷が侵された毒の真相は口外しないでくれ」と言う元湛。
元湛は元廷の身は誰にも任せられないと考え「君の目的が何であれ、1つ頼みたいことがある」と話す。「廷様をお守りすることですね」と卿塵が返し、元湛は「廷の身を守ってくれたら、他のことは追及せぬ」と言う。「追及を免れるだけでは不十分です。毒の真相を凌王に知らせても構いませんか?殿下にとって殷家は大切な存在でしょう?」と言う卿塵。元湛は「天舞酔坊の件が明らかになれば、王府を出るがよい。もう貸しはない」と言う。「承知しました。仰せのとおりに」と卿塵が言うと、元湛は部屋を出て行く。
元安が蓮妃に会いにくる。蓮妃は元凌の件について、元安が自分の反応を確かめるために来たと分かっていた。「あらゆる証拠がそろている。凌が汐を殺し、廷に毒を盛ったとな。かばいたくとも…」と言う元安。蓮妃は「この国は陛下のもの。生殺与奪の権は陛下が握っているのです。生かすも殺すも陛下のひと言で決まります。かばえぬはずがない」と言う蓮妃。ですが凌の死をお望みなら話は別だと。
元安が「凌はそなたの息子だが、死んでも構わぬと申すか?」と言う。蓮妃は「あの子は陛下の息子でもあります」と話す。「やはり、まだ、先帝が忘れられぬか」と言う元安。蓮妃は「凌を殺せば、陛下と私の唯一のつながりも消えてしまいます」と言う。そして気分がすぐれないと言い、元安を帰してしまう蓮妃。
皇太子・元灝は危うく女官・鳳鸞飛(ほうらんひ)を矢で射そうになる。「汐王の死で宮中は荒れているのに、山に隠れて狩りとは」と言う鳳鸞飛。皇太子は「この件に関わる、四弟、五弟、七弟はみんな私の兄弟だ。皇太子としても長兄としても下手に動けぬ」と話す。波風を立てぬためには、皇宮を離れ、中立を貫くしかないと。
鳳鸞飛は皇太子の探していた王俊智(おうしゅんち)の“楽風論”を渡す。3年間、ずっと探していた皇太子は驚く。「殿下のためなら、何でもします」と鳳鸞飛が言い、皇太子は抱き寄せる。
鳳鸞飛は離れると「女官は皇太子と親しくしてはなりませぬ」と言う。そんな鳳鸞飛の目が赤いことに気づき「約束どおり、いつか必ず君を皇太子妃として娶る」と言う皇太子。鳳鸞飛は阿紫族の朶霞公主が、婚姻の話するため参内したことを伝える。
「阿紫族の風習は魏国と異なり、顔も知らぬ方には嫁ぎません」と突然の訪問を詫びる朶霞。凌王の件でもお悩みの時に、無礼だとは承知だと。
朶霞は「凌王とは、以前、手合わせをしました。ゆえに驚いたのです。随分、軽率なお方だったのですね」と言う。「軽卒?」と元安が聞き返し「私が凌王なら、汐王を手にかけません。玄甲軍に任せれば、自ら手を下さずとも、たやすく暗殺できたはずです」言う朶霞。元安は「こたびは婚儀の相談だけでなく、凌を許すよう朕をけしかけに?手合わせした時に、ずいぶん、凌を気に入ったようだ。だが、そなたが嫁ぐ相手は凌ではない。今後、凌の話はせぬように」と言う。
元凌が剣の手入れをしていると元安が来る。剣を受け取った元安が「この剣には見覚えがある。剣の鋳造は汐が最も得意だった。この剣はもしや…」と言い、元凌は「五弟が作った物です。初陣の際の贈り物です」と話す。以後、ずっと身につけていると。元安は剣先を元凌に向け「証拠を見せられて、なぜ落ち着いていられる。あれらが本物なら大変なことになるのだぞ」と言う。「平服でお越しとは何かお考えがあるのですね」と言う元凌。
元安は昨日、元澈が命を懸け元凌の潔白を証明したいと願い出てきたことを話し、3日で究明せよと命じたことを伝える。元凌は「今ある証拠は私に不利なものばかり。結果はどうであれ、父上の恩情は、しかと胸に刻みます」と言う。「無実であるのなら、自らの手でそれを証明せよ。私はこれ以上、息子を失いたくないのだ」と言って剣を返す元安。そして階段に置いてあった鞘を手に取り、それを渡しながら「元家の剣は抜けば必ず血を浴びる。だが、それは兄弟の血であってはならぬ」と言う。
母・鄭彤がようやく来てくれ、涙を流す元廷。元廷は父・元汐が出陣前に行く約束をしてくれた、灯籠見物に行きたいと言う。父上が行けないのなら、母上が約束を果たしてくださいと。殷貴妃の許可なしに外出はできないため元湛の側室・靳慧は困ってしまうが、そこに来た元湛が「連れていってやるといい」と鄭彤に言う。
元湛が卿塵に同行を頼み、それを聞き「私もご一緒させてください」と言う靳慧。
某所。見下ろすように灯籠見物をする人々を見ながら「夫のあとを追う気がないなら仕方ない。その時は殺してしまえ」と刺客に命じる殷監正。何とかして凌王に鄭彤殺しの罪を着せるのだ、と。
朶霞は灯籠見物を一緒にすることになった皇太子に、歩きながら「汐王の死をどうお考えで?」と聞く。「四弟なら、自ら潔白を証明するはず」と答える皇太子。そんな話の最中「刺客だ」と叫ぶ声が。鳳鸞飛を守ろうとする皇太子を朶霞は目にする。
逃げ惑う人々を見ていた殷監正。そんな殷監正の首に、後ろから剣があてられる。ゆっくりと殷監正が振り向くと、そこに立っていたのは元湛だった。「義姉上に刺客を?」と元湛が聞く。殷監正は「汐王の死の真相を知られてしまったゆえ、口封じを」と答える。「いずれ私が標的にされる日が来るやも。もはや、お前たちを信用することなどできぬ」と言う元湛。殷監正が「もしや刺客の行く手を阻まれたのですか?」と言った時、刺客が部屋に入ってくる。
剣を向けた元湛が何事か聞く。刺客は「馬車が襲われ、鄭夫人が行方知れずに。動揺した廷様は王府へお戻りに」と言う。殷家の刺客を退けた元湛は誰の仕業か尋ねるが、刺客は「知りません。朶霞公主と灯籠見物中だった皇太子様が、御林軍に救出を命じたようです。ですが、すでにさらわれたあとでした。皇太子様も陛下に報告を」と答える。「何だと?」と殷監正が焦り「父上のお耳に入ってはまずいのだな。どう収拾をつけるおつもりだ」と言う元湛。元湛は殷家を没落させたくないのなら、妙な動きは慎むよう母上に伝えよ、と言うと部屋を出て行く。
寝台で寝かされていた鄭彤が目を覚ます。体を起こしたところに、元凌が部屋に入ってくる。「なぜ私をお救いに?」と聞く鄭彤。元凌は「五弟を死なせたことを後悔しているからだ」と答える。君の生死が解決の鍵となる、大兄上と朶霞公主が灯籠見物をする間に救出を試みた、ひとまず危機は脱した、だが数日はこの小屋に滞在してくれ、と。感謝する鄭彤。
元凌は「五弟の死の真相は、必ず究明する」と言う。
皇太子と殷貴妃に「一体、誰が口封じのための刺客を?」と言う元安。殷貴妃は「陛下は凌王に外出を許可されたとか」と言う。元安は「皇太子と澈に真相の究明を命じた。汐の無念は晴らすというのに、まだ信じぬか」と話す。焦りすぎたと殷貴妃が詫び、元安は「鄭彤が見つかれば、すべて明らかになる。一連の出来事の裏に隠された陰謀を、必ず暴き出してみせる」と言う。
花園で“なぜ、わざわざ兄上と公主の前で刺客を?廷が王府を出た時から、仕組まれていた?義姉上をさらう以外に、何か目的があるのだろうか”と元湛が思っているところに李麟が来る。「殷相の使いより、殷家の帳簿が消えたと」と報告する李麟。
「殷家はすでに帳簿の件を知ったはず。先回りして帳簿を奪おう」と元凌に言う元澈。元凌は「人手を増やし、急いで見つけねば」と話す。
元凌は元湛の反応を見るため、廷と母親を会わせることにする。我々の敵は殷貴妃だけでなく殷家そのものだ。殷家を倒さねばきっと災いが起こる、七弟の反応が重要だ、必ず見方につけねば、と。
元湛は「まだ私に隠し事が?」と殷貴妃に聞く。「去年の水害時に、伯父上は救済金を着服したの」と話す殷貴妃。「そんな悪事を働くとは」と言う元湛に、殷貴妃は「おかげで殷家は繁栄できたわ。わずかな俸禄だけでは官吏を取り込めなかった」と言い返す。
帳簿の管理は殷素がまかされていた。
殷素の前に兵を従えた元澈が現れる。殷素を取り囲み「お前が死んでいないことは分かっていた」と言う元澈。
卿塵は元湛の許可をもらい、元廷と外出することに。
李麟は卿塵のあとをつけ、鄭夫人の居所を探るか聞くが、元湛は「必要ない」と言う。
竹林に囲まれた小屋へと卿塵は元廷を連れて行く。「卿塵さんは“灯籠が見たいと騒げば、母上を守れる”と言ったよね。でも母上は今、どこ?」と聞く元廷。卿塵が「すぐに会えるわ」と答え、元廷はここに母がいると分かる。
卿塵が門を閉めようとした時、指にトゲが刺さる。それを見た元凌は、自分の指が痛くないと分かり“彼女とのつながりは…”と思う。
殷素は「私は使いを頼まれただけ。妻が証拠の帳簿を」と元澈に話す。そこに殷夫人を殷家が連行したと報告が。連行したのは元湛だった。
殷素の妻に「警戒心の強い殷素なら、帳簿をお前に渡すはずだ。だが私がお前を殺すとまでは思わぬはず。そうなれば帳簿は紙くず同然に」と言う元湛。殷夫人は「我々夫婦は殷家の忠臣です。どうか命だけは、お助けください」と頼む。しかし元湛は「助けてやれるかどうかは、明日、分かる」と話す。そして元湛は李麟に「殷夫人は我が屋敷にいると知らせてこい。殷素が生きていれば、きっと動きを見せる」と言う。
ーつづくー
皇太子にも好きな人が!!(*´ー`*)
でも元安が許してくれなさそう。
それに今のところ、朶霞が皇太子へ嫁ぐことになっているよね…。
元湛もつらい立場で…。
母親が孫に毒を、なんて知りたくなかったはず(;д;)
もちろん兄を殺したことも。
元凌は、もう卿塵と一心同体じゃないと気づいたかな?
たぶん気づいたよね…。
元凌はどう思ったんだろう?
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1年前に戻ったら正義感のあるいい人ぽくなっていた⁉
それにしても、実の息子だけでなく孫までも手にかけようとする殷貴妃は・・・・。そこまでやるか。
最初は確実に悪かった(たぶん)ですよね?
1年前に戻ったら、いい人っぽくも見える。
でも、それでもちょっと怖い感じもあったり。
殷貴妃は自分の息子や孫よりも、殷家が大事
なのね…(@_@;)
でも今の元湛はいい人そう。
でもやっぱり裏の顔!?もありそうな…
そして殷貴妃は間違いなくブラック!
子どもも孫もただの駒。
殷家のために…そこまで非情になれるんだ…
感のいい元凌のこと卿塵との命の共有が絶たれたこと。
確信はできなくても気づいたよね。