「お前“も”好きなのか?」
ルオバイが頭を蹴られ、2点を返される。コート脇まで駆け寄り「お願い、もうやめて」と言うバイツァオ。
「ルオバイ先輩は病気なの」と訴えようとするバイツァオを「黙れ。続けるかは俺が決めることだ」とルオバイが止める。
試合が続行されバイツァオの横にイーフォンが。
イーフォンは「やつのためを思うなら、試合を続けさせてやれ。でないと苦労がムダに」とバイツァオに話す。「でも、このまま傷つくのを見てられない」と言うバイツァオ。イーフォンは「負ければ君は元武道を諦めるんだぞ。キム師範も師匠に謝罪しない」と返す。バイツァオは「ルオバイ先輩を傷つけるくらいなら元武道を辞めます」と言う。「ルオバイも同じだ。君を守るためならケガもいとわない。君は師匠のためにすべて投げ出せる。ルオバイだって同じ気持ちだ。まだ分らないか?」と言うイーフォン。
フラフラになりながら戦い続けるルオバイに、チューユエンは思わずタオルを手に取る。それでも“”ルオバイ頼む。あと15秒、耐えてくれ”と思うチューユエン。
スンホがルオバイに足を振り下ろし、それをルオバイがよけたところで長い15秒が終わる。ルオバイの勝利が告げられコートの中へ駆けていくバイツァオ。一度は支えようとしたバイツァオの手を払いのけたルオバイだったが、バイツァオに倒れこんでしまう。バイツァオは泣きながらルオバイに謝る。
シャオインやグァンヤー、リンたちがルオバイの宿舎へ行くが「ルオバイが休めない」とイーフォンに追い返されてしまう。
その頃、バイツァオはミンジェから氷嚢と氷をもらっていた。
すぐにルオバイの元へ行こうとしたバイツァオに、ミンジェは「今日の君は見事だった。ルオバイさんもだ。すばらしかったよ」と言う。
ルオバイの熱は39度7分あった。「高熱があるのに出場なんて、無謀にも程がある」と言うチューユエン。バイツァオとそっくりだ、こうと決めたら後先を考えず突っ走る、と。
薬を飲んだルオバイに、チューユエンは「すべてバイツァオのためか」と聞く。ルオバイが何も答えず、さらにチューユエンは「お前も彼女が好きなんだろ?」と言う。チューユエンの顔を見たルオバイは「“お前も”?。彼女のことが好きなんだな?」と聞き返す。そして「もし俺が“好きだ”と言ったら諦めるのか?彼女の想いを知りながら俺に譲ると?やっぱりな、お前は相変わらずクールな男だよ。いつも平然と構えて諦めも早い」と言うルオバイ。
「違う」とチューユエンが返す。ルエバイは「なら、なぜ聞く?」と言う。例えば試合では全力を尽くす、それが相手への礼儀だ、譲る必要もなければ諦める必要もないと。「つまり、お前もバイツァオが好き、そうだろ?」と言うチューユエン。ルオバイは「いや、ミン(スンホ)と戦ったのは彼女が好きだからじゃない。許せないからだ。お前と同様に簡単に元武道を諦めるから」とルオバイが言う。そこにバイツァオが来る。
部屋に入ってきたバイツァオの顔をルオバイはやはり見てくれない。バイツァオはチューユエンに持ってきた氷嚢を渡す。
解熱剤を飲んでも下がらないルオバイの熱に、もしかしてただの風邪ではないのでは?と考えるバイツァオ。
バイツァオはチューユエンにルオバイが何の病気か尋ねる。それを聞いたルオバイは、出て行くように言う。顔も見たくない、と。「休ませてやろう」と言うチューユエンと一緒に、バイツァオも部屋を出て行く。
外に出ても心配で宿舎を見つめるバイツァオ。チューユエンは「君に見せたい場所が」とバイツァオに話す。
雨が降る中、チューユエンがバイツァオを連れて行った場所は願掛け所だった。
唐帰りの高僧が建立した塔が見えるここから、願を掛けると御利益があるらしいと話すチューユエン。チューユエンが前に来た時、教えてもらったと言い、バイツァオは「ユンユエ宗師に会えました?」と聞く。気まずそうな顔をしたチューユエンは「会う時間がなかった」と答える。
“バイツァオが幸せでありますように”と絵馬に書くチューユエン。バイツァオは“ルオバイ先輩が幸せでありますように”と願い事をする。
夜。「困ったやつだ。彼女を大事に思ってるくせに追い出すなんて」とベッドに横になっているルオバイに言うイーフォン。そんな話をしていると、シャオインが来る。賑やかなシャオインに、休むことができないルオバイ。帰れ、とルオバイが言い、イーフォンが部屋から出してしまう。
ルオバイの熱が下がらず、外に出たイーフォンは心配で来ていたバイツァオを部屋に入れる。チューユエンは今夜熱が下がれば大丈夫と言っていたとバイツァオに話すイーフォン。塩分を補給しようと、バイツァオは意識が朦朧とするルオバイに食塩水を飲ませる。
イーフォンも疲れて眠ってしまい、バイツァオが1人で朝まで看病をする。
少し回復をしたルオバイは、バイツァオに「何をしてる、言ったはずだ顔も見たくない」と冷たく言う。自分の行動が無謀で軽率だったことを謝り「どうか私を許してください」と言うバイツァオ。ルオバイは「必ずミンチュに勝つ自信があったのか?」と聞く。バイツァオは首を横に振り「いいえ」と答える。
「もし負けたらキム師範に土下座を?もし負けたら元武道を辞めるのか?」とバイツァオに言うルオバイ。バイツァオは「いいえ。キム師範には絶対謝りません。死んでも土下座なんてしない」と言う。「なら、なぜミンチュと約束を?約束するなら最悪のことを考えろ。負けた場合は約束を守らねばならない」とルオバイは告げる。それでも「私は負けません。現に勝ちました」と言い張るバイツァオ。ルオバイは「お前は負けてもキム師範には謝罪しない。だが元武道は辞める気だった」と言う。「違います。ですが…自分の師匠を守れないようでは元武道を続ける意味がないのでは?」とバイツァオは返す。
溜め息をつき「よく分った。ならお前はなぜ元武道を習う?」とルオバイが問う.師匠を守るためなのかと。バイツァオが答える前にイーフォンが目を覚まし「帰れ」と言うルオバイ。イーフォンは気を利かせ、ポットを持つと「水を入れてくるよ。バイツァオ、しばらくルオバイを頼む」と言うと部屋を出て行く。
咳き込むルオバイに「元武道を始めたのは師匠と家族を守るためでした。皆、命より大事な人たちです。それからあなたやシャオイン。大切な人を守るためならすべてを捨ててもいい。それに元武道を愛してます」とバイツァオは訴える。試合で勝った時はすごくうれしい、みんなの歓声を聞くことが一番の幸せだと。そして、自分のせいでこんな目に遭わせたと謝るバイツァオ。しかしルオバイは目をつぶり、それ以上は何も言わない。
宿舎に戻ったバイツァオが落ち込んでいると、シャオインが来る。ルオバイは顔はクールでもハートは熱い人、いつまでも根に持ったりしない、とバイツァオを励ますシャオイン。最優秀選手になってティンイーを倒せばルオバイ先輩もきっと許してくれると。
チー・バイツァオを倒せなかったのは、お前が技巧にとらわれすぎて肝心の“力”をおろそかにしたからだと祖父から言われたティンイー。ティンイーは練習に励む。
バイツァオに負けたミンチュは、バイツァオが今日父さんを謝罪させる、懲らしめて、とウンスに頼む。
走っていたバイツァオとシャオインの前にミンチュが。「昨日、お前は私を倒した。恐れ入ったよ。でも私はレベルが低い。昌海館では下から3番目の弟子だ。倒しても意味はない。だから今日はお前のために下から4番目の弟子を紹介してやる」と言うミンチュ。ミンチュは昌海の下から4番目とバイツァオで勝負しないかと提案する。
ミンチュに呼ばれたウンスがバイツァオにたちの前へ来る。「テディベアちゃん、また会ったわね」とミンスに言われ、最初は気づかなかったバイツァオ。バイツァオはミンスから頬を軽くつままれ、泥棒を捕まえた時に会った人だと気づく。
ミンチュに催促され「ぜひ、手合わせ願いたいの」と言うウンス。バイツァオは「いいわ」と返す。
ーつづくー
熱がいつまでも続くルオバイ。
これは風邪ではなく病気のせいなんだよね?
そして、その病気のことをチューユエンも知ってるんだよね?(;_;)
イーフォンはいつ知るんだろう…。
チューユエンはバイツァオの幸せを願い、バイツァオはルオバイの幸せを願う。
やっぱりバイツァオは自分では気づいてないけど、ルオバイを好きなんじゃ?と思ってしまう。
それをチューユエンも気づいているような感じがするんだけど…。
ルオバイの“お前も”が重いね…_(:3」∠)_
バイツァオにいつまで怒っているんだろう?
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