「師匠は潔白!」
バイツァオとウンスは竹林で手合わせをする。試合形式で行なわれ、バイツァオは相手の動きを完全に見切ることができ、防御にも隙がない。しかしバイツァオが有利なはずなのに、手のひらの上で踊らされているように感じるシャオイン。そこにグァンヤーやリンたちも来る。
「“旋風3連続蹴り”を見せてくれる?」とバイツァオに言うウンス。バイツァオは“旋風3連続蹴り”をしようとするが、素早いウンスは瞬時にバイツァオの後ろへ。ミンチュは勝ち誇った顔をする。
「なるほどね。ジャンプ力があるから3段蹴りが可能なのね」とウンスが言う。“ティンイーさんやミンチュでもかわせなかったのに…”と思うバイツァオ。
ウンスはさらに「天職の才がある。判断力、反射神経、身体能力、特にジャンプ力がすばらしい」とバイツァオに話す。そして、3連続蹴りは最後の蹴りをかわすのが難しいけど…相手がずば抜けた反射神経の持ち主なら?“視覚に頼らないこと”ね、そうすれば相手の意表を突くことができる、と言う。
「はじめまして、イ・ウンスよ」と手を差し出され、驚きながら自分も名乗り、ウンスと握手をするバイツァオ。「大好きよ」とウンスはバイツァオの耳元で言う。バイツァオに笑いかけるウンスを見たミンチュは悔しくてたまらない。
仲間と戻って行くバイツァオに手を振るウンス。
ウンスはミンチュに「負けを認めなさい。彼女はあなたより勝っている。最優秀選手の座を勝ち取りたいなら稽古に励みなさい」と言う。
賢武道館。男性の選手を相手にするティンイーを見て、敏しょう性とパワーが強化されたと感じるシェン監督。しかしティンイーの祖父は「まだまだだ。潜在能力を覚醒させるには、より強い好敵手の存在が不可欠なのだが…」と言う。
第8回、国際強化合宿。シャオインはキム・イルサンが謝罪するところを撮ろうと、ビデオを回していた。
ずっと目をつぶり黙っていたイルサンは、ようやく目を開くとバイツァオを前に呼ぶ。
イルサンは「団体戦はあなた方の勝利だ。お見事でした」と言う。「恐れ入ります。昨日の件はもう…」とバイツァオが言いかけると、イルサンは「約束通り、チュイ氏に謝罪しよう。公の場で二度と非難しないと約束する」と話す。しかしチュイがドーピングしたことは紛れもない事実だ、私の口は塞げたとしても人の口に戸を立てることはできない、と言うイルサン。
「あんまりです」と言うとバイツァオが言い、怒ったシャオインが「この期に及んで、まだ懲りないのですか?」と訴える。これで謝罪のつもりですか?と。バイツァオの仲間たちもバイツァオの元に集まる。
「チュイのドーピングは検査結果から明らか。潔白だと言うなら証拠を見せなさい」と言い返すミンチュ。それが無理なら2人とも元武道から追放する、合宿への参加も禁じると。
何と言われようと私は元武道を辞めない、師匠の潔白も揺るがない、と言うバイツァオ。ミンチュはそんなバイツァオを「つまみ出せ」と言い出す。チューユエンはバイツァオの前に立ち「我々は招待を受けてここへ来たのに、あまりにも無礼です」とイルサンに言う。
にらみ合いになる中「そこまで」と言ってティンハオが入って来る。
「スポンサーに断わりもなく選手を閉め出すなど認められない」と言うティンハオ。チュイの弟子であることを誇りに思っているバイツァオは「あなた方に謝罪の意思がなく屈辱を続けるのなら、私は帰国します」とイルサンたちに言い放つ。バイツァオに賛同し、一緒に帰ると言い出す仲間たち。ティンハオは「待て」とそんなみんなを止め「君に会わせたい人がいる」とバイツァオに言う。
現れたチュイにみんな驚く。「すまない。私のせいでつらい思いをさせたね」とバイツァオに言うチュイ。
イルサンは「元武道を追放された身だ。神聖な道場を汚すな」とチュイに怒鳴る。「12年前の件で、潔白を証明しに来た」とチュイは言う。私はドーピングなどしていない、と。「だったら証拠を見せろ。検査結果は陽性だった。不服なら、なぜその時に異議を唱えなかった」とミンチュが言う。
チュイは当時妊娠中だった妻が私の疑惑にショックを受けて倒れ、急いで帰国しため申し立てをしなかったと話す。そのまま妻は帰らぬ人になったと。バイツァオや仲間たちはチュイの話を信じる。それでも「この場で数名が賛同しても、お前の罪は正当化できん。潔白を主張するなら証拠を示せ」と言うイルサン。バイツァオは「証拠は3日以内に必ず提出します」と言う。その時こそ、約束どおりみんなの前で師匠に謝罪してくださいと。
チュイと2人きりになったバイツァオは、なぜずっと潔白を主張しなかったのか聞く。若い頃、家庭を顧みず元武道一筋だったチュイ。不満を漏らさなかった妻が亡くなり、釈明せず中傷を受けることが罰だと思ったとチュイは言う。しかし、娘や弟子に長年つらい思いをさせ浅はかだった、家族や弟子のために潔白を示すべきだとティンハオが教えてくれたと。
チュイの潔白を証明するため、調べ始めるバイツァオたち。しかし12年前の証拠を見つけるのは難しかった。そんな中、シャオインが「スマホのカメラで手軽に動画を撮れる時代でもなかったもの」と言った一言で、バイツァオは監視カメラの存在に気づく。
「国際大会が開かれた施設なら、監視カメラが至る所に設置されていたはずよ」と言うバイツァオ。シャオインが当時の会場を見つけると、映像資料の保管施設があるとも分る。関係者以外、立ち入り禁止だが、バイツァオは師匠のためなら何とかしてみせると考える。
ティンハオに頼み、当時の記録映像を手に入れたバイツァオたち。しかし管理が行き届いておらず、大量の映像を1つ1つ調べなくてはいけなくなる。
仲間たちと協力し、調べるバイツァオ。しかし、長時間の作業にみんな疲れが出始め、次々と眠ってしまう。最後まで頑張っていたバイツァオも寝てしまった頃、そっとルオバイが来る。
寝ているバイツァオに上着をかけてやるルオバイ。イーフォンが気づき、ルオバイは立てた指を自分の口元へもっていく。
ルオバイはまだ見ていない映像の箱を持って行ってしまう。
朝になり、部屋に戻ってきたイーフォンは、病気のルオバイが徹夜したことに驚く。安静にしているよう言われていたルオバイを心配し、体温計を差し出すイーフォン。ルオバイが受け取らないと、イーフォンは「バイツァオにバラすぞ。“陰ながらどれほど助けてきたか”を」と脅す。仕方なく体温計を受け取るルオバイ。ルオバイはイーフォンが目を離したすきに、体温計を氷の中へ刺してしまう。
体温計を見たイーフォンは冗談を言ったあと、ルオバイの額を触ろうとする。しかし、それを避け「大丈夫だ、構わないでくれ」とルオバイは言う。最優秀選手になれないと世界選手権の出場切符も失ってしまうバイツァオのためにルオバイは必死だった。イーフォンはルオバイに「そこまで彼女を気に掛けながら、本人には冷淡だよな」と言う。「世界選手権に向けて集中させてやりたい」と返すルオバイ。
そんな話をしている最中、ルオバイはチュイの控え室にあった水に何者かが何かを入れている画像を見つける。
合宿に参加している者やチュイを集め、イルサンやミンチュたちの前でルオバイは画像を見せる。
「ご覧のとおり何者かが密かに興奮剤を混入しました。試合前の検査では陰性、そして試合の合間の2度の休憩でも水は一切、飲みませんでした。飲んだのは試合終了後です。その直後の検査で陽性となりました」と話すルオバイ。チュイさんは無実、実力で勝ったと。しかし「その映像だけで潔白は証明できない。あれが興奮剤が分らない」とミンチュは言い出す。
まだ難癖をつけられ、バイツァオは「結局は敗北を認めたくないだけね。キム師範は国中の期待を一身に背負いながら師匠に負けてしまった。相当ショックだったはずです。だから自分を納得させるために師匠がドーピングしたと言いはるのです」と言う。それでも「今日は2日目。明日の最終日までに映像の男を見つけろ。さもなくば選抜試合への参加は認めない」と言うミンチュ。ティンハオは「いいだろう。その男が必要なら、当社が総力を挙げて捜査に当たる」と言う。
ーつづくー
ウンスはバイツァオにアドバイスもしていたし、いい子なのかな?
バイツァオのことは好きみたいだけど。
誰の言うことも聞かないミンチュが、ウンスの言うことだけは聞くみたい(*´艸`*)
ティンハオ、本当にどうしてこのキャラで最初から出てくれなかったの(;´д`)ノ
そしたらバイツァオも私も(?)もっと評価高かったのにぃぃぃぃ。
そしてルオバイ。
ルオバイがどれだけバイツァオに尽くしてきたか、いつかイーフォンがバイツァオに話てくれるかな?
とにかく病気が心配。
まだ治っていないのに無理をして…(;д;)
いよいよチュイの潔白が証明されそう!
あの男の正体は誰!?
次回がすごく気になる!!
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最初の頃のイメージとは正反対のようですが~(≧▽≦)
バイツァオたちが3日で証拠を見つけるなんて安請け合いをして、本当に映像を見つけるのには心の中で突っ込みを入れつつ(笑)、良い方向へ進みそうでよかったです!!
対してキム・イルサンの往生際の悪さには本当にガッカリ。
ミンチュも相変わらずの強気で、あまりの無礼さに最近では唖然としています。。。
でもうささんが書かれているようにウンスには素直でしたねー。
ウンスはバイツァオに友好的でしたが、今後どうかかわってくるのか楽しみですね。