「賭けコオロギ」
ユイ・リーは頭目の死体がどこにあるのか牢にいるシャオメイを問い詰める。「死んでない」と言うシャオメイ。しかしユイ・リーは「バカ言え。毒の酒を飲み、崖から落ちて生きてるはずがない」と信じない。
ユイ・リーはシャオメイから聞き出した家へチェン・リエを連れて行く。窓から中を覗くと、サンニャンに世話をされている、弱ったバオの姿が。バオが生きていることが分かり、2人は口封じのため家の中へ殴り込む。
「しぶといな。この俺が地獄に送ってやる」と言うチェン・リエ。サンニャンがユイ・リーと戦っている間に、チェン・リエはバオを殺そうとする。しかし斬りつけてもバオの体を斬ることができない。そんな中、縛られたユイ・リーを連れたジャン・ジョンが入って来る。
この家まで連れてきたユイ・リーは、変装したシャオメイで、バオに変装していたのはゴーシャオだった。
あの日、ユイ・リーが牢に来る前、先にシャオメイに会いに来ていたジャン・ジョン。シャオメイはチェン・リエがバオを殺したと真実を話す。信じようとしなかったジャン・ジョンだったが、誰かが来る気配を感じ、物陰に隠れる。
入ってきたユイ・リーは、シャオメイを脅し「毒の酒を飲み、崖から落ちて生きてるはずがない」と言う。そして死体がどこにあるのか聞き出そうとするユイ・リー。隠れていたジャン・ジョンはユイ・リーの首の後ろを叩き、意識を失わせる。
「信じてくれた?チェン・リエの陰謀を暴くなら協力を」と、その時に言ったシャオメイ。
縛られたユイ・リーは、チェン・リエがバオを殺し、次なる計画では若(ジャン・ジョン)を亡き者にして自分が頭目になろうとしていたと話す。
チェン・リエが変装したゴーシャオを斬れなかったのは、ゴーシャオがサンニャンの作った防具をつけていたからだった。
チェン・リエが窓から逃げ、ジャン・ジョンたちが追いかける。
ジャン・ジョンとチェン・リエが1対1で戦う。本にしか興味がない腰抜けだと思っていたジャン・ジョンの強さに驚くチェン・リエ。ジャン・ジョンは「私も驚いた。学んだ武芸を初めて使うのが、父の敵討ちとは」と言って、チェン・リエを殺す。
手下たちはジャン・ジョンの文武両道の姿を目の当たりにし、ついていくことを誓う。
苗家村。村長は村を救ってくれたゴーシャオたちに感謝する。みんなが一から村を立て直す決心をしていると、ジャン・ジョンたちが来る。
村人たちは怯えるが、ジャン・ジョンは「頭目として礼を言いに来た」と言い「今後、豹子幇は悪徳商人だけを狙い、奪ったものを庶民に分け与える」と約束する。「立派だ、信じよう」と言うゴーシャオ。
ゴーシャオたちは村長に「お元気で」と言って、去って行く。
夜。博打場へ行く父リャン・ユエを追いかけてきた、片手片足の不自由な息子リャン・リー。「家で待っていろと言ったろ」とリャン・ユエが言うと「父上こそ、もう博打はしないと」とリャン・リーが返す。リャン・ユエは「これで最後だ。もう帰れ。人に見られるぞ」と言うと行ってしまう。
博打場ではコオロギの取組が行なわれていた。勝敗の鍵を握るのは使い手で、闘蟋で最も重要な虫の使い手を把武という。リャン・ユエはコオロギの使い手で、28年間、一度も負けたことがなかった。
コオロギを戦わせている最中、博打場にリャン・リーが入って来る。その姿を見てから、わざと負けるリャン・ユエ。怒ったシャオ・ベンがリャン・ユエを殴り出し、リャン・リーがその場から助け出す。
シャオ・ベンはリャン・ユエを許さず、手下たちを使って痛めつけた後「立派なコオロギを飼っているそうだな。10年、死なないという飛将軍だ」と言う。「それは何かの間違いです。コオロギの寿命は半年、10年も生きません。飛将軍は、ただの伝説です」と話すリャン・ユエ。シャオ・ベンは「せっかく助けてやろうと思ったのに、無駄にしおって」と言うと、手下たちにコオロギの置かれている棚を壊させ、油をまきはじめる。「最後にもう一度だけ聞く。飛将軍をくれるか?」と言うシャオ・ベン。
仕方なく、リャン・ユエは大事な飛将軍を差し出す。しかし手に入れても「お前もズルくなったな。さっきは飛将軍などいないと。俺はウソは好かん」と言って、リャン・ユエを蹴飛ばすシャオ・ベン。リャン・ユエは自分の体があたった棚の下敷きになってしまう。さらにシャオ・ベンの命令で手下たちがコオロギ置き場に火をつける。
リャン・リーが妻と駆けつけ、リャン・ユエの体の上にあった棚をどける。リャン・ユエは「飛将軍を…我が家の宝のコオロギをシャオ・ベンに奪われた。すぐに取り戻して、ここを離れるのだ」と言う。リャン・リーは「この敵は必ず」と言うが、リャン・ユエは「敵討ちはするな。早く逃げるのだ。シャオ・ベンに見られてはならん。飛将軍だけ戻ればいい。飛将軍だけだ、敵討ちはするな」と言うと亡くなってしまう。
リャン・リーから経緯を聞いたゴーシャオとサンニャン。
強欲なシャオによって息子まで把武にさせないため、リャン・ユエは手足の不自由なふりをさせていた。
リャン・リーの妻ビンビンは「お義父様はこう言われました。“飛将軍を取り戻せ。敵討ちはするな”と。助けてくれますか?」とゴーシャオに聞く。しかしリャン・リーは敵討ちをすることしか考えていなかった。
リャン・リーが妻を大事にしていないと感じ、助けたくないと思うサンニャン。
ビンビンは2人きりになったサンニャンに、飛将軍は普通のコオロギではなく、10年生きていると話す。「あり得ないわ。普通の寿命は半年でしょ」とサンニャンは驚く。ビンビンはさらに飛将軍が一家の心情を映す鏡で、私たちがケンカして落ち込んでいると飛将軍も悲しそう、私たちが楽しい気分の時は飛将軍も楽しそうだと言う。あのコオロギは私たちの守り神、お義父様が言ってた、飛将軍がいればリャン家は安泰だと、と。
サンニャンはそれでもビンビンを殴ったリャン・リーが許せない。ビンビンが「私は妻だから夫に従うのは当然の努めよ」と言う。「女は男より身分が低いの?間違ってても従うなんて嫌だわ」と言うサンニャン。ビンビンは「あなたも心から愛する人を見つけたら、私のように自分のことを忘れるわ」と言う。
リャン・ユエが把武を辞めようと思ったきっかけは、シャオ・ベンに破産させられて首を吊った人を見たからだった。ゴーシャオは、敵討ちばかり考えているリャン・リーに平穏を望む妻のことも考えるように話す。しかしリャン・リーは「私の妻であるなら、私を理解し従うべきだ」と言う。「わがまますぎないか。互いに支え合い、尊重し合うのが夫婦というものだ。それができなければ大事な人を失うことに」と言うゴーシャオ。ゴーシャオは妻・ルーイーのことを思い返す。
背を向けて寝た振りをするルーイーに、寝る時は向きが違うと言ったゴーシャオ。ルーイーはゴーシャオを見ていられるため、いつも部屋の中が見れる向きで寝ていた。
ゴーシャオの好きな梅を刺繍したルーイーは「私たちも梅のように、困難があっても咲き続けましょ」と言う。
ルーイーの梅の刺繍を直しているところに、勢いよく扉を開けたサンニャンが入って来る。刺繍をしていることにサンニャンが驚くと「男みたいな振る舞いだな」とゴーシャオが言う。
「妻を殴る男に手は貸せないわ」と言うサンニャン。ゴーシャオは「もっともな意見だ。だが彼も後悔していた」と言う。疑うサンニャンに、一度の悪印象だけで判断するもんじゃないと。
サンニャンが「今やコオロギは焼かれ、飛将軍も奪われた。足を洗えて万事解決だわ」と言っても「一枝梅が助けるべき人は大勢いる」と言っても、気のない返事しかしないゴーシャオ。サンニャンが怒ると、ゴーシャオは「ある人が言ってた。女が怒ってる時、道理を解くのはバカだと」と言う。
とっくに死んでる人の説だと聞いて、行こうとするサンニャンに「リャンの父は悪行もあったが、すべては家族のためだ。この惨事を見逃せない。だから2人を助けることにした」とゴーシャオは話す。「怒ってる女に道理を?」と聞くサンニャン。ゴーシャオは「もう怒ってない」と返す。
ゴーシャンは焼け跡を片付けているリャン・リーとビンビンをサンニャンに見せる。ビンビンが指をケガし、優しくて当てをするリャン・リー。サンニャンはビンビンを助けることにする。
リャン・リーとビンビンが感謝をし、ゴーシャンは「俺も敵討ちは賛成しないが、彼の父上のために飛将軍を見つけ出し、サンニャンが盗む」と2人に話す。しかし幼い頃、置き去りにされたサンニャンは、飛んで来た虫を飲んでしまってから虫が苦手だった。
シャオ・ベンの父親は宰相のイェンを買収し、軍の幹部の職を得ていた。「20年間、武器製造を自分の工場で請け負ってた」とゴーシャンに話すシャオメイ。ゴーシャンはすぐに自分が役人だった頃、手を焼いていた相手だと気づく。
「たぶん息子もイェンの一番の子分だ」と言うフー。シャオメイが「イェン・ソンを怒らせたら錦衣衛が出てくるよ。イン・ウーチウが私たちを攻撃する」と言うと、ゴーシャオは「安心しろ。イェンの一番の子分の座は1つ。仲間にはならない」と返す。シャオメイが「インとシャオが争うと?」と聞く。「子分には共通点がある。身近な人物に脅威を感じると殺さずにはいられないんだ」と言うゴーシャオ。
虫を盗むのは嫌だと拒絶するサンニャン。しかしゴーシャンとシャオメイ、フーから自分が必要だと言われ「行くわよ」とサンニャンは言う。
ーつづくー
サンニャンが飲んじゃった虫は蜂?
よく分からなかったけど、飲んじゃったんだよね?
口には入っただけ!?( ̄▼ ̄|||)
私も虫は嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ。
そういえばイナゴの群れも意味がよく分からなくて…。
火を見て飛んできたということ?
リャン・ユエが助けを求めたから来たの?
ゴーシャンが刺繍をして、サンニャンが勢いよく扉を開けて(*´艸`*)
男女が逆になったみたいで面白い。
ルーイーが梅の刺繍をしてくれたあれ、手巾なのかなぁ?
こんなに使っていたら、いつか破れちゃいそう…と心配。
ゴーシャオ、サンニャンの扱いがうまい!!(≧▽≦)
怒ってたサンニャンも怒れなくなっちゃったし、あんな顔で「頼むよ」って言われたら断われないよね。
でも、サンニャン、大丈夫かな?
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