中国ドラマ「酔麗花~エターナル・ラブ~」第5話 あらすじ
卿塵(けいじん)/巫女…リウ・シーシー(劉詩詩)
元凌(げんりょう)/皇帝…ウィリアム・チャン(陳偉霆)
元湛(げんたん)…シュー・ハイチャオ(徐海喬)
昔邪(せきしゃ)/巫女長老…ハン・ドン(韓棟)
元澈(げんてつ)
桃殀(とうよう)/巫族長老
元安(げんあん)/先帝
刀山火海陣へ入った元凌(げんりょう)は「待たせたな」と卿塵(けいじん)に言う。「あなたのせいよ。おかげで、つらい試練を受ける羽目に。この陣を破れると?」と笑みを浮かべながら返す卿塵。元凌は「私の愛する女子ならできる。刀山火海陣がどうした。君には私がついている」と言う。そんな2人が飛ばされ、引き離される。
卿塵は雪崖から落ちそうになる元凌の手を引っぱり助ける。「あなたの顔を、年を取り視力を失っても、絶対、忘れない。この両手で触れるだけで、すぐにあなただと分かるわ」と言うと、隣にいる元凌の頬に触れる卿塵。その手を握り「ずっと君のそばにいて、毎日、君のことを煩わせてやる。嫌になるほどにな」と元凌は言う。
やがて雪と氷が、火山の世界に変わる。噴火から逃げ、溶岩の流れる割れ目を飛び越えていく2人。元凌がその割れ目に落ちそうになり、必死で卿塵は引き上げようとする。どちらかが少しでも死を恐れれば、2人とも永遠に闇に落ち、生きて帰ることができない。元凌は卿塵を助けるため、差し伸べられていた卿塵の手を自ら振り払い、崖へ落ちていく。
元凌を追いかけ、崖へ飛び込む卿塵。抱き合いながら「共に生きられぬなら、共に死ぬ」と元凌が言うと、卿塵も「生きるも死ぬも、私たちは一緒よ」と言う。
元凌と卿塵がやり遂げたと分かり「成功した者は初めてだわ」と巫族長老・桃殀(とうよう)がつぶやくように言う。
助かることはできたが、深手を負った卿塵が吐血する。心配する元凌に「大丈夫よ。陣を破った時に霊力を消耗しただけ」と卿塵は言う。すぐに回復すると。元凌は天下のすべてを懸けて守ることを約束する。
元湛(げんたん)は鳳衍(ほうえん)から、元凌が卿塵と陣に入ったことを聞く。「やはり己の情を優先したか。こちらとしては好都合だ。そろそろ私たちも行動を起こす頃合いだな」と言う元湛。元湛は「まずは秦国公だ。朝臣の半数は、あの者の息がかかっている。秦国公が異を唱え続ければ、騒ぎは大きくなる」と話す。鳳衍から“色に溺れ、国を顧みぬ”と皆が陛下(元凌)を非難していると聞き、元湛は「奏状を書かせ、民に触れ回れ。魏の君主がどれほど堕落しているかをな」と命じる。
鳳衍を前に「実に嘆かわしい。どうやら陛下は、先祖の定めた掟を軽んじておられるようだな。聖巫女を皇后に立てるなど言語道断だ」と怒る秦国公。「まったくです。貴殿のご息女を皇后に立てるのが筋というもの。それこそ天意に従い、民の心に沿う行いです」と鳳衍が言う。さらに鳳衍は「貴殿が朝議の席で跪いて諫言なさるも、陛下は全く聞く耳を持たぬご様子でした。どうやら強硬な策に打って出る必要がありますな」と話す。
秦国公は棺まで用意し、陛下への目通りを求め座り込みをする。「明日にしては?」と宦官たちが体を心配するが、秦国公はやめようとしない。その様子を元湛や鳳衍が見ていた。
暗巫の黒い煙が秦国公を包み「よく分かりました。そこまで謁見を拒むなら、私は今ここで命を絶ちます」と叫ぶ秦国公。秦国公は棺に頭を打ち付け「決して巫女を皇后に立ててはなりませぬ」と言うと亡くなる。
戻らない元凌と卿塵を、連れ戻しに行こうとする桃殀。その時、卿塵を抱きかかえた元凌が歩いてくる。
卿塵は桃殀に跪き「不孝をお許しください」と言う。「陣は破った。卿塵は私が連れていく」と言う元凌。桃殀は「その身分を捨てるなら、九転霊石は返してもらう」と卿塵に告げる。卿塵が九転霊石を返し、桃殀が「行きなさい。今後、卿塵という巫女は存在せず、巫族も皇族には関わらない。好きにしなさい」と言う。涙を流し「私は不孝者です。愛する人との誓いを貫くため、離境天を去ります。これからは、おそばにいられませんが、くれぐれもお体を大切にしてください」と言う卿塵。
1人になった桃殀は「師匠、2人の愛の深さをご覧に?昔の私たちのようです。あの2人には、私たちのように後悔してほしくない。陛下は自らの寿命でさえ差し出そうとしました。卿塵を託すにふさわしいわ」とつぶやく。あの2人なら必ず双星の呪縛を解けるはずです、と。
秦国公が棺に入れられ、その前で今度は息子たちが謁見を求め跪く。門が開かれ、そんな息子たちの前に元湛が歩いてくる。
元湛は息子たちに外套を掛ける。その外套には暗巫の術がかけられていた。
太上皇・元安(げんあん)の元へ行った元凌は「明日、辰の刻、婚儀を執り行うので父上にご報告しておきます。相手は聖巫女です。安心してください。世は様変わりしました。父上の悪政が残した爪痕は、朕が払拭します。朕の治世下で、皇族にはどんな汚名も着せません。だから父上も祝福してくださいますね」と言う。元安が何も言わず、元凌は部屋を出て行く。
婚儀の日。「卿塵は聖巫女だ。細心の注意を払え」と言う元湛。武娉婷(ぶへいてい)は「ご安心を。あの女は試練を受けたことで霊力を使い切っています」と話す。
元凌は万一の事態に備え、秦国公の息子たちを見張るよう元澈(げんてつ)に命じる。
誰もが卿塵を非難していた。卿塵にこれ以上つらい思いをさせられないと思った元凌は、婚儀のあと老臣たちに会いにいくことにする。
元澈が兵を連れて行くと、跪いていた秦国公の息子たちが一斉に倒れ込む。さらに門が閉められ、弓を持った兵たちに囲まれてしまう元澈たち。そして黒い煙に操られた秦国公の息子たちが襲ってくる。
放たれる矢を避けながら、兵と共に元澈は息子たちを倒していく。
九儀台へ向かう元安は、輿に忍ばせてあった文に気づく。文には“どうか私のために、死んでください”と書かれていた。
九儀台。赤い衣装を纏った卿塵に「この天下のあらゆる景色を、君と共に見たい」と言う元凌。卿塵が「私のせいで混乱が起きているわ」と言うと、元凌は老臣たちを罪に問わぬと約束する。だから心配するなと。
婚儀を祝う白日の花火が打ち上げられる。
元安が着き、災いが起きることを予知する卿塵。元凌は煙の毒に気づく。
潜んでいた兵との戦いが始まる。元凌と卿塵は次々と敵を倒していく。そして元凌の持った剣に、自ら刺さる元安。「父上」という元澈の悲痛な声が響く。
驚く元凌に、元安は「朕から帝位を奪った手腕は褒めてやろう。だが覚えておけ。唯一、そちにだけは王座に座る資格はないのだ」と言う。
元凌は剣を抜こうとするが、元安がその手を止める。「今でもあなたを父だと思っています」と言う元凌。元安は「それが朕を殺せぬ理由か。凌よ、そちは最も朕に似ている。1人の女子のために身を滅ぼすのだからな」と言う。元凌は「長年の情に免じ、命だけは取らないでおいたのです」と話す。「朕は今日、湛の願いを聞き入れる。知っておるか、そちの最大の弱点は心根の善良さだ。それでは湛に勝てぬ」と言う元安。
元安は自分に刺さっている剣を見ながら「そちに殺されるこの情景を毎晩のように夢に見ていた。湛の手により、現実になろうとはな。だがこれも天命なのだろう。覚えておけ。私の息子はそちより残忍だ」と言うと、さらに深く剣を刺し元凌の胸に倒れる。そこに元湛たちが。
元凌の近くまで歩いてきた元湛は「元凌は帝位を簒奪し父上を殺めたうえ、聖巫女を娶った。皇族の血を汚さぬため、私は天に代わってこの逆賊を誅す」と臣下たちに告げる。「父上の死も、すべてお前が仕組んだことなのか」とつらそうに元凌が聞く。「いかにも。だが教えてやる。今、ここに私が立っているのは、義姉上のおかげだ」と言う元湛。
卿塵が「どういう意味?」と尋ねる。元湛は「忘れたのか。私に奇花を献上してくれただろう。あの奇花のおかげで、私は君の封印を解くことができたのだ」と言う。「あなたが暗巫を陰で操り、私の封印を解いた張本人ね。花火に毒を仕込んだのも、あなただわ」と言う卿塵。元湛は「よくぞ見破った。ただし残念なことに、今さら気づいても手遅れだがな」と言う。
元凌は卿塵を見つめながら「私と生死を共に?」と聞く。「あなたと共に生き、あなたと共に死ぬわ」と卿塵は言う。「よかろう。願いをかなえてやる」と言う元湛。そこに桃殀や巫女が舞い降りてくる。
桃殀たちは元湛たちを跳ね飛ばす。
元湛が「巫族は皇族の問題に関与せぬ約束だ。長老は道義に背くつもりか」と言う。「天下の転覆を企む者が、道義を説く資格などないわ」と言い返す桃殀。
桃殀は「暗巫の陰謀は絶対に阻まなければならない」と卿塵に言うと、九転霊石を取り出す。そして「あなたはやはり天命に逆らえないようね。九転玲瓏陣を開けるのは、聖巫女だけよ」と言う。災いを阻止するためには、この方法しかないと。
桃殀が九転霊石を天に向かって投げる。襲ってくる敵を止めるため、九転玲瓏陣を開く卿塵。その瞬間、卿塵以外のすべての動きが止まる。
卿塵は霊蝶を出し、涙を流しながら「やはり私は聖巫女なのね。皇族に嫁ぐことはできない。こうなったら九転玲瓏陣を開き、すべてをやり直すしかないわ。今度、出会う時には、決して私を愛さないで。あなたには、なすべき大業がある」と動かない元凌に言う。そして「私のことは忘れて」と言うと、元凌に口づけし、両手を広げて九転玲瓏陣へ飛んでいく。
ーつづくー
今回もいろんなエピが詰まっている回で…。
頭を打ち付けての自害、こういう自害の仕方も久しぶりに見た気がする(*´Д`*)
元凌との結婚が(∩˃o˂∩)
こんなに早く暗巫を操っているのが元湛だと、元凌たちに分かるとは思わなかった。
やっぱり“聖巫女”からは逃れられないのね…(;△;)
命がけで刀山火海陣を破ったのに…。
九転玲瓏陣へ向かって飛んだ卿塵。
これからどうなってしまうの!?ヾ(・ω・`;)ノ
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします


にほんブログ村
いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)
九転玲瓏陣を開く以外の道があったらよかったですよね。
でも開かないと、あの人に会え…。(え?)
恋愛の展開は、私もゆっくり見たかったです!!
ゼロになって、これから時間をかけて見せてくれるかな?
お楽しみはこれから?
私も覚えられません(*≧ω≦*)
婚礼衣装、豪華で素敵でしたね♪
卿塵のこの衣装のままでのアクションも
すごかったです!!
元安もまさかまさかで。
元凌は父だと思っているのに、その思いが通じず
切なかったですね"(ノ_・、)"
ここまでの流れが、ずっと展開が早かったので頭がついていけないままでしたが、
ここからがまた新たなスタートのようですね。
でも九転玲瓏陣を開く以外に道はなかったのかなぁ?(おい)
恋愛の展開も私にとっては早すぎたので、ここから、本当にまたゼロから
始まるのを、応援しながら見届けたいです。
元凌と卿塵の婚儀の最中に、太上皇・元安が元凌に自ら刺される形で亡くなるなんて!
うささんの仰るように、黒幕が元湛だとこんなにも早く分かって本当に展開が早い。
頭を打ち付けての自害も中国ドラマあるあるですね。
卿塵以外のすべての動きがストップモーションも久々に見ました。