「莫涵の危機」
丞滔に頼んだニスロクがまだ用意されず「あと2日、待とう」と彦軍は可尚に言う。うなずいた可尚が時計を見て「他に予定は?」と聞く。署に戻りたいのか?と言う彦軍。可尚は「いや、莫涵の買い物に付き合いたい」と答える。彦軍が「好きなのか?」と言うと、照れる可尚。
探偵事務所の前で待っていた可尚は、莫涵が出てくると声をかける。買い物に付き合うために可尚が来たと知り「必要ないって言ったでしょ」と言う莫涵。それでも可尚は「1日くらいボディーガードをされてくれ」と返す。
歩きながら可尚は「恋したことはあるか?」と聞く。莫涵は「もちろん、あるわ。片思いだけどね」と答える。可愛いからモテたと思っている可尚は「あり得ない」と言うが、莫涵は「告白されたのは大学の時に1人だけよ」と話す。イヤな奴だったわ、思い出しても腹が立つと。
彦軍は丞滔と会う。「今あるだけのブツに金を出す」と言う彦軍。丞滔が用意した2キロと金を交換した彦軍は「実は俺も薬物には多少の知識がある。ニスロクの成分はケタミンと何だ?」と聞く。「それを教えたら商売にならないだろ?」と返す丞滔。彦軍は「勘違いするな。成分と製法を知れば有効に使えるだろ」と話す。「言っておくがニスロクの原料を入手できるのは俺だけだ。取り引きを続けたいなら小細工はするな」と言うと丞滔は行ってしまう。
莫涵の買い物に付き合っていた可尚は、落ち込んだ時や仕事で疲れた時に元気になれるよう写真を撮らせてもらう。
帰ってきた丞滔を藺が待っていた。「霊脂蘭の配達は?」と聞く藺。丞滔は「終わった」と答える。
藺はボスに「息子に霊脂蘭を飲ませ試練を課せば、紋章を授けていただけますか?」と聞く。ボスは何も言わず「返事がないのは、認めた証拠だ」と藺は丞滔に話す。
黒服集団の1人が、街頭で血を吐いて死んでしまう。男の死に裏があると思った彦軍は、死因を知りたいと可尚に頼む。
可尚と彦軍は、黒服の男の検死報告書を龍龍に見せる。さらに丞滔が製造した薬物を彦軍が渡し「至急、分析できるか?」と聞く。龍龍は薬物は持ちかえって調べることにし、検死報告書はコピーする。しかし検死報告書には死因は血栓症とあるだけで臓器や内皮細胞の検査の記載がなかった。「直接、死体を見て体内成分を確認できない限り、薬物を分析しても無駄よ」と言う龍龍。「ニスロクは分析可能か?検死報告との比較はあとでいい」と彦軍が言うと、龍龍は「可能だけど、少し時間を」と答える。
霊脂蘭を配達された者のうち3人が死亡したという報告を藺は受ける。しかも数日で立て続けだと。
丞滔を部屋へ連れてきた藺は「名簿に載っている者に霊脂蘭を手渡し、服用を見届けたか?」と聞く。「もちろんさ」と丞滔が答えると「なぜ3人死んだ」と言う藺。驚いた丞滔は「俺にも分からない」とごまかす。奴らには何か持病があったのかも、と。
丞滔の言葉を信じることにした藺だが「原因がお前にあれば、私たち親子は殺される」と念を押す。
彦軍は可尚を連れ、また丞滔と取り引きをする。その時、可尚の携帯に電話が。待ち受けの莫涵を見る丞滔。
電話を切った可尚に「その女は…大学の同級生かも。見せてくれ」と言う丞滔。しかし可尚は断わる。
可尚は藺と丞滔の写真を莫涵に見せる。驚いた顔をしながら「彼を知ってるの?」と尋ねる莫涵。可尚はある任務の関係で、最近、接触したことを話す。知り合いか聞いたのは、君の写真を見られたからだと。
莫涵は「この間、話したでしょ?大学の時に告白されたって」と莫涵が言う。「奴か?」と可尚が聞き「そうよ、嫌な人だったわ」と莫涵は答える。「どんなところが?」と可尚が言う。「いつも先生に逆らい女子に失礼なことを。授業に出ても先生を罵ってばかり。女子がそばを通ればセクハラをする。だから林の奴が学校に来たって聞けば、女子は全員アイツを避けてたわ」と話す莫涵。可尚は「奴の名字は林なのか?」と言い、莫涵はうなずく。
丞滔が退学されられた後は莫涵も会っていなかった。
藺はボスから「丞滔が霊脂蘭を届けた者たちが、また5人死んだ。この落とし前をどうつけてもらおうか」と言われる。
丞滔の事を聞き、莫涵が心配な可尚。可尚は「ニスロクの原料は奴しか入手できないらしいが、どこからそんな自信が?」と彦軍に言う。「龍龍が言ってた。ニスロクの分子構造と薬物成分は他に類を見ないと。そんな原料を奴はどこから手に入れてるんだ」と彦軍は返す。可尚は「父親だな。丞滔は科学部の優等生だったそうだ。“黒スーツ”が持つ薬物も奴なら簡単に入手できるかも」言う。「藺に会って、その点も聞きたい」と言う彦軍。
莫涵の心配ばかりする可尚に「心配なら莫涵に用心するように言え」と彦軍は言う。ウザイと思われるかも、と気にしながらも可尚は電話をかける。電話に出た莫涵は「大丈夫よ、心配いらないわ。海浜市は安全よ。何かあれば連絡するわ」と言う。
可尚との電話を切った莫涵を丞滔が見かける。急いで追いかけ、莫涵に声をかける丞滔。
丞滔は「大学の頃、俺は本気で君を好きだった」と莫涵に言う。そして莫涵の肩に丞滔は何かを刺してしまう。すぐに朦朧とし、意識を失ってしまう莫涵。
彦軍は丞滔が莫涵の家を知ってるかもと考える。それを聞いた可尚は「気づかなかった」と言い、すぐに探偵事務所へ向かう。しかし莫涵はいなかった。莫涵の家に行った可尚も、不在だと電話で可尚に伝える。
ホテルの前で莫涵をおんぶしている丞滔に、女が「丞滔、この女どこで見つけたの?」と聞く。「大学の同級生だ」と答える丞滔。女は「こんな可愛い子がタイプだから私をフッたの?」と言う。
夜になっても見つからない莫涵を、可尚と彦軍は捜していた。彦軍は龍龍に電話をかけ、電話番号から居場所を調べてもらうことにする。龍龍は調べている間に「ニスロクの毒性と検死報告書の一部に関連が」と話す。
莫涵の現在地が分かり、龍龍は彦軍に伝える。しかし龍龍も階数までは分からないと言う。
ホテルの前まで来た彦軍は、焦る可尚を落ち着かせる。可尚は近くにいる女に「長身で髪の長い女性と男が入るのを見たか?」と聞く。女が「さあね」と答え、可尚は「小鳳、答えろ」と言ってしまう。「なぜ、名前を?」と言う小鳳。可尚は「警察で資料を見た」と返す。家出したまま戻らない君をご両親が案じ捜索願を出していると。心配する両親や帰るよう説得する可尚に「彼は906号室よ」と小鳳は言う。
莫涵をベッドに寝かせ、シャワーを浴びてきた丞滔。丞滔が莫涵の服を脱がし始めた所に可尚たちが部屋に入って来る。丞滔が取り出したナイフで可尚は腕に傷を負うが、怒っている可尚の勢いは止らない。殴り続ける可尚を彦軍がやめさせる。
マフィアとの取り引きを見ていた彦軍は、丞滔に電話をかけ「週10キロずつで買い占めたい」と話す。丞滔は「金が出来たら連絡しろ」と言う。
電話を切ったあと「奴しか原料を入手できないというなら、使い切った時どうするか確かめたい」と可尚に言う彦軍。ニスロクが海浜市に出回ったのはここ半年、その量も少ない、なのに今俺たちが少しずつ買うたびに奴は焦りの色を募らせていってる、入手した大量の原料を早く一掃したいに違いない、と。
後日。マフィアが満足する量を用意できなかった丞滔。原料に問題が起きた、と話す丞滔に、マフィアは「3日後にここで待つ。金は必ず用意する。逃げようと思っても無駄だ」と告げる。
丞滔が霊脂蘭を届けた20人が1人残らず死んでしまう。藺はすぐに原因を突き止めるようボスから命じられる。
藺は丞滔を捜し出し殴り飛ばす。その場に丞滔をひざまずかせると「ボスの手下を20人も死なせ、素知らぬ顔で私に尻拭いをさせる気か?」と怒鳴る藺。マフィアからも追い詰められている丞滔は「霊脂蘭はもう手に入らないのか?」と藺に言う。藺が「一体何に使ってるんだ」と問い詰め「実は霊脂蘭を使って、ある薬物を製造してる。金もうけに始めたら大量に買い手がついちまった」と答える丞滔。前は配達する霊脂蘭を少しだけ削り取って作る量もわずかだったと。
部屋に戻った藺は、ボスから「奴は霊脂蘭で薬物を製造したんだろう。お前の子はただの愚か者だと思っていたが、こんな才能があったとはな」と言われる。そして「お前に最後のチャンスを与えてやる。丞滔を連れてこい。この件はお前がカタをつけろ」と言うボス。
酔い潰れた丞滔を見た可尚と彦軍。可尚は莫涵に害が及ばないかと心配する。
ーつづくー
がーーーん。
暁東が出て来なかった・・・・・・・_(:3」∠)_
それを言ったら顕婷も彭澤も嘯天も出て来なかったんだけど、暁東は暁東はぁぁぁぁぁ(;д;)
彦軍がいてくれたことが救い"(ノ_・、)"
丞滔…莫涵に何て事をヾ(`Д´*)ノ
キスしたでしょ、キス!!!
触れるだけでもダメなのに。むむむむむっ。
可尚が莫涵を好きなのはすごく分かるけど、彦軍もきっと莫涵を好きだよね。
表には出さないようにしてる(?)か出せないみたいだけど。
その丞滔、ボスに呼び出されたみたいだけど、何を言われるんだろう…。
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