「教授の作戦」
探偵事務所に来た徐菲は、錦衣衛の服を見て「なぜ、この服に“E”の紋章が?」と聞く。暁東はその服が彭澤たちの服だということを伝え、2人が“明”から現代に来たことを話す。「万鍵師は失踪前、この印を書き残したのよね?だから悪党の紋章だと思い込んでたけど、まさか彭さんたちと関係があるなんて」と顕婷が言う。そこに発砲音が。
事務所の入り口に向かって拳銃を撃つ黒服の男たち。暁東は佑守に転生儀を安全な場所へ隠すように言う。
顕婷は暁東に着信音を聞かせようとするが、暁東は「今は奴らのアジトを突き止める好機だ。変身したら読心術が使えない」と止める。
暁東が「誰の差し金だ」と聞くと「知りたいならついてこい」とKが返してくる。
2台の車に乗って行ってしまったKと他の黒服の男たちを皆で追いかける。
事務所に誰もいなくなると、大衛と黒服の男たちが現れ、転生儀を探し始める。大衛はボスから「最後のチャンスをやる。何としても転生儀を捜し出せ。見つけられなければ命はないぞ」と命じられていた。しかし転生儀を見つけることが出来ない。
嘯天と徐菲は同じ車を一緒につけていた。しかし追いつくことができず、徐菲が「みんなと合流して作戦を立てましょう」と言う。
暁東から“奴らの心を読んだ。黒服集団のアジトは北西の南側にある。君たちは東に向かえ”と言われた顕婷。「奴らは東には来ないって」と莫涵に言い、2人は東へ歩き出す。しかし東の茂みには黒服の男が隠れていた。
黒服の男が小石を投げ、地面に埋められた爆弾が爆発する。顕婷と莫涵の2人は吹き飛ばされ、顕婷が重傷を負う。
病院のベッドの上にいる意識のない顕婷を見ながら“俺が奴らの心を読み東へ行けと言ったから君は重傷を負うハメに”と思う暁東。
顕婷は予断を許さない状況だった。
読心術が裏目に出てしまい“読心術は俺の最大の武器で、ウソは全部見抜けると思ってた。無敵だと過信した結果、仲間を守るどころか命を危険にさらしてる”と暁東は強く拳を握る。
事務所に戻った莫涵、彭澤、嘯天、佑守は、監視カメラの映像を確かめる。大衛がいるのを見て「悪の道を選んだのね。留守を狙って何かを探してたんだわ」と言う莫涵。「きっと奴の狙いは転生儀だぞ。兄貴に隠すよう言われたんだ」と佑守が言う。
佑守はさっき病院へ出かけた兄貴が手袋をしていたとみんなに話す。
顕婷の容体が悪化し、心拍が止ってしまう。
龍龍はすぐに暁東に連絡する。
バイクで病院へ駆けつけた暁東は、病室へ向いながらこれまでの顕婷との出来事を思い返す。
病室に入り、ベッドの横にひざまずく暁東。暁東は「すまない」と謝り、泣きながら顕婷にキスをする。そんな暁東の体に丸い光が現れ、その光がキスをつたって顕婷の中へ入っていく。
心拍が戻り、ゆっくりと目を開ける顕婷。「息を吹き返したわ」とキスをしたままの暁東に龍龍が教える。
「よかった」と喜ぶ暁東。顕婷が暁東の手に触れようとし、暁東は片方だけ外していた手袋を急いではめる。顕婷が「なぜ手袋をはめるの?」と聞く。暁東は「読心術のせいで君を傷つけた。もう二度と使わない」と答える。「責任を感じないで」と言う顕婷。暁東が手袋をしたまま顕婷の手を握り「少し眠れ。食べ物を買って来る」と言うと顕婷はうなずく。もう一度、顕婷にキスをする暁東。
暁東は“黒服集団と転生儀。転生儀が出現してから奴らの動きが活発になった。2つを結びつけるものは何だ”と思う。
病室を出てから探偵事務所に電話をかけた暁東は、電話に出た佑守に呉警部が来たか聞く。佑守が「今日は見てないな」と答えると、暁東は「転生儀のことは誰にも口外するな」と言う。
警察署。呉警部はデスクに置いてあった飲み物を倒してしまう。そばにいた可尚が駆け寄ると「自分で拭く。そのままにしといてくれ」と言う呉警部。それでも可尚が手伝おうとし「手を出すな」と呉警部は怒鳴る。
気まずい雰囲気の中、暁東の事務所へ行くと言う呉警部。可尚が理由を聞くと「暁東に頼みが。お前も来い」と呉警部は答える。
探偵事務所へ行った呉警部は、暁東に「私は黒服集団と転生儀は関係があると踏んでいる。だから転生儀を預かりたい」と頼む。拒んだ暁東は「警部、誰かに脅されてますか?」と聞く。警部が答えられず、彭澤は警部の体のツボを押し、警部の動きを封じてしまう。
暁東と彭澤は警部を屋上へ運ぶ。
「動きを封じてすみません。これも警部のためです」と謝る暁東。暁東は「警察に入った日から警部の世話になってきた。まるで兄のように警察は社会の秩序を守るものだと教えてくれた。社会正義を貫くんですよね?」と言う。家族が外国にいるのは訳ありですよね、あなたは誇りを持つ警官のはず、俺たちも一緒に黒服集団を捕まえます、と。
彭澤が封じた動きを解放する。呉警部は2人にお礼を言うが「だが、お前たちでは力不足だし状況は変えられない。後戻りはできん」と言うと行ってしまう。
夜勤の可尚は莫涵の買い物に付き合う。食事もコーヒーも莫涵に断わられ、アイスをおごる可尚。
莫涵が美味しそうにアイスを食べていると、可尚に彦軍から電話がかかってくる。莫涵と一緒にいたい可尚だったが、彦軍と会うことに。
彦軍は可尚に藺と息子の写真を見せる。2人は海浜市のホテルにいる、“黒スーツ”は香港にいた時も本部のビルをホテルと装っていた、一般の宿泊客を受け入れてはいたが、ある特定の階に入るには専用カードが必要だったと話す彦軍。「藺親子は海浜市に住んでいると?」と可尚が聞くと、彦軍は「“黒スーツ”の本部が海浜市にある」と答える。彼らがここを拠点にしていることに驚く可尚。
可尚はすぐ警部に知らせようとする。それを止めた彦軍は「奴らの正体は不明だ。今、踏み込むのは時期尚早だろう。それに警察内部に奴らに手を貸してる者がいるかも」と話す。最近の警部の様子が変だと思った可尚は、彦軍と2人で探ることにする。
彦軍の調べで藺が将棋を好きだと分かる。可尚と彦軍は公園で将棋を指している人の中にいないか捜すが見つからない。彦軍は「しらみつぶしに公園を調べても時間の無駄だ。標的を変えよう。藺のドラ息子だ。まだ警察が踏み込んでない、チンピラのたまり場はないか?」と言う。息子を利用すると。
藺の息子・丞滔は、2人の仲間に「今夜、女が数人、父さんのクラブへ行く」と言いながら、ある薬を渡す。「これは人気のブツだから、それなりの金額を払わせろ」と言う丞滔。仲間の1人が「でも在庫がなくなるぞ」と言う。それを聞いた丞滔が「焦ることはない。今度は多めに持って来る」と返したところに「それは助かるよ」と言いながら彦軍と可尚が現れる。
「俺に売ってくれ」と言う彦軍。俺は孫だ、君のブツに興味がある、金は言い値でいい、と。丞滔は「信用できないな」と言うが、彦軍は「君の後ろ盾は大物だ。冗談は言えない」と話す。それでも「ブツは手もとにない」と丞滔が言い、可尚はさっき丞滔が仲間に渡した薬を奪う。「君が開発した“ニスロク”という薬だろ?面白いな。ミルトンの「失楽園」でサタンとともに、神に反逆した堕天使の名前だ」と言う彦軍。なぜ薬の名前を知っている、と聞く丞滔に、彦軍は「安心しろ、君を評価してるんだ。俺も君と同じ堕天使だからな」と答える。
帰ってきた丞滔に藺は、霊脂蘭(れいしらん)を定刻通りに飲むように言う。しかし丞滔は「霊脂蘭は一度飲むと手放せない。ボスの犬になるのはご免だし…操り人形はまっぴらだ。同じ人に人生のすべてを捧げるなんて俺には無理だ」と言う丞滔。
丞滔が部屋を出て行き、監視カメラを意識した藺が「ボス、息子の言葉は聞き流してください。説教しておきます」と言う。
“黒スーツ”の拠点であるホテルは厳戒態勢だった。「藺は資金が豊富な“黒スーツ”に長年仕え、息子と共に本部に住んでいる。丞滔が家に寄りつかないのは“黒スーツ”の手下になるのが嫌だからだ」と可尚に話す彦軍。可尚が「嫌がる理由は?」と言うと「彼が父親と不仲だとしたら?恐らく藺にとって息子は頭の痛い存在だ。だから藺に近づくために息子を理由する」と彦軍は答える。
「霊脂蘭が20粒入っているからスケジュールに従って配れ」とボスに言われ、藺は「はい。いつもどおり服用を見届けます。ボス、1粒だけ息子に任せてもらえませんでしょうか?」と頼む。いつか息子を本部に入れるつもりでいる。ボスへの忠誠を示す機会を頂きたい、と。「いいだろう。失敗は許されないぞ。万一の時は分かってるな」と言うボス。
藺は部屋に丞滔を呼びつけ「私からボスに頼み込んだから1粒だけはお前がその手で配るんだ。失敗は許されないぞ」と言って霊脂蘭を1粒渡す。“君のブツに興味がある。金は言い値でいい”と言っていた彦軍を思い出す丞滔。丞滔は「今回は全部俺に任せてくれないか。俺だってやる時はやるし、薬を配るのは簡単だ。服用を見届けるだけだろ?」と父に言う。やっとその気になったと思い「この日を待ち望んだぞ」と言う藺。
ーつづくー
顕婷が!!ヾ(・ω・`;)ノ
怪我をしちゃったけど、これで暁東も顕婷もお互いの気持ちが分かったよね。
今度はキスもごまかさなかったし、2度目のキスもしたし。
ずっと暁東を好きだった莫涵のことを思うと切ないけど(;_;)
転生儀はどこに隠したんだろう?
大衛たちに見つからずにすんでよかった!!
でも呉警部は心配(;△;)
家族が人質に取られているから…命じられた転生儀が手に入らなくて大丈夫かな?
彦軍が戻ってきてくれた(*´艸`*)
待ってたよぉぉぉぉぉぉ。
藺は本当に息子を信じたかなぁ?
このまま彦軍の計画がうまくいってほしい!!
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アイスを前にした莫涵はいつも以上に無邪気で子供のようで、、、いい子だなぁと(笑)。
でもアイスを食べると幸せな気持ちになれるというのはよく分かります(笑)
それはさておき今回は顕婷が全身大怪我という驚きの展開でしたね。包帯ぐるぐる巻きの顕婷は痛々しかったけど、そんな状態でも、暁東のキスで目覚めたとき「責任を感じないで」と言っていましたね。
二人の気持ちが通って素敵なカップル誕生のシーンでした。
クリス・ウー君があまり出てこない?と思ったら登場してくれてうれしかったです。
計画は上手くいくのかどうか、続きが気になります。