美人心計～一人の妃と二人の皇帝～ 第9話

雪鳶は錦瑟を気絶させるが、薄妃たちの罠にかかり包囲されてしまう。青寧は鎖をちぎり「この世で私を縛れるのは愛だけ。王様を頼むわね」と言い、錦瑟を連れて外へ。矢が放たれ2人は殺される。劉恒は自分の髪を少しちぎり、青寧に握らせ涙を流す。青寧のおかげで竇漪房たちは誰にも気づかれずに逃げることができる。
竇漪房に会いに来た劉恒は、崩れるように座り込むと竇漪房に「抱きしめてくれ。もっと強く」と言う。真心という大切なものを失った劉恒は「私の心はそなたに預ける」と。
雪鳶は医官を騙し、周亜夫に黄蓮を取りに行かせていた。裏山に毒蛇や猛獣が多いと聞き、雪鳶は不安になる。しかし、ほどなく周亜夫は帰り、ホッとする雪鳶。
皇太后は代国から「何事もなく…」と言う知らせばかりにイラだっていた。そこに陛下が思いのほか重病で、もしかすると…という連絡が。
漢の使者が皇太后の懿旨を携えてやってくる。菓子一皿が贈られてきたが、毒が入っている恐れがあった。先に劉恒が食べようとするが、薄妃は「子は親を敬い従うのがこの世の道理」と先に食べようとする。考えた竇漪房はその菓子を取り「長安の菓子は久しぶりなんです」と食べてしまう。竇漪房は無事だったが、掟を破った罰として竇漪房には棒叩き30回と雑役房への監禁が言い渡される。
漢の使者の前では厳罰に処さねばならず、竇漪房を気遣う劉恒。「私の心は永遠にそなたのものだ」と言う。
慎児は雲汐の喪に服すため白い着物を着ていた。それを莫離に見られ、宮中で白の着用は御法度だときつく注意される。着替えに行く途中、回龍散を使うか医官たちが話をしているのを聞いてしまう慎児。回龍散は劇薬で、上手に使えば命は助かるが下手をすればそのまま死に至ってしまう。怒られたばかりの慎児は、後宮では地位がなければ死んだも同然だと思い、命を懸ける決心を。陛下に出す薬缶を壊し、自分には病を治す秘方があると皇太后に。
慎児が陛下に薬を飲ませると、陛下は苦しみだし血を吐いてしまう。怒った皇太后は慎児の首を絞めるが、陛下の病状が好転。皇太后は慎児に今後は陛下のそばで仕えるように言う。
陛下は慎児を雲汐の妹だと覚えていた。「私をここから連れ出してほしい」と言う陛下。「分かりました。でも、その体では無理です。しばらく休養を」と慎児は答える。
長安に久しく連絡していなかった竇漪房は、皇太后に献上する絹をワザと破き、それを刺繍でごまかすことに。刺繍の図案にある蓮の葉には穴があった。皇太后はお気に入りの「呂氏春秋」の一節を卓に刻ませ、それを職人たちが美しい蓮の形にしていた。蓮の刺繍に穴が空いていればかならず卓に重ね、暗号に気づくはずだと竇漪房は思う。
雑役房に来た墨美人は、竇漪房が刺繍をした反物の穴に気づく。
劉恒は竇漪房と一緒に忍耐強い人間になるようにと母が作った氷室へ。劉恒は10話年間、毎日ここで数時間過ごし、偽りの生活へと戻る毎日だった。菓子騒動は毎年起こるが「生死を共にしてくれるのは、そなただけだ」と言う劉恒。つかれきった劉恒は「共に助け合い、冬を乗り越え春を迎えないか」と竇漪房に言う。「殿下は私の夫で、終生の支えです」と答える竇漪房。劉恒は命ある限り、何があろうと信じ決して疑わないことを約束する。
墨美人が薄妃に訴え、刺繍の図案の意味について問われる竇漪房。まだ途中だと話し、竇漪房は刺繍を仕上げる。素晴らしい仕上がりだったが、薄妃は献上品には適さないと言い、王様への祝いの品に。そして後宮の主を不在にはできないと、薄妃は子冉を王妃にすると告げる。
陛下は自分を宮中から連れ出してくれれば「そなたを妃にしよう」と慎児に言う。それに「いたします。お任せを」と慎児は答える。


ーつづくー


錦瑟がこんなに早くなくなる何てー!ちょっとビックリ。
もっと竇漪房をいじめてから亡くなるかと思ってた(￣Δ￣;)
でも、今度は墨美人が…。
こっちも劉恒に完全に嫌われちゃったから、竇漪房を恨みそうだなぁ。美人さんなのに～

陛下は出て来たけど、皇后様がでてこなかったよぉぉぉ(；_；)
皇后様が見たかったな。
雲汐が亡くなって、どうしているか心配。

陛下は宮中から出られるのかな…。相変わらず陛下は切ない(/_；)
でも、劉恒も切ないな…。こちらも同じように自由はないし





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