「2つの愛はどこへ行く?」
「僕は君の素直さと純粋さが好きだ。そんな君を守りたかった。だが僕と一緒にいることで、かえって君を苦しめてきた。悪いのは僕だ」と話すフォン・トン。シャンシャンはか細い声で「苦しんだのは私だけじゃないわ」と言う。フォン・トンは「2人で困難に立ち向かっていきたい。君が望むなら一緒にいたい。だが、君が望まないなら別れるのも仕方ない。だが1つ条件がある。君を守れる男が見つかるまで持っていてほしい」とネームタグを見せる。君を守るために、と。
フォン・トンから目を離すと「故郷に帰りたい」と言うシャンシャン。フォン・トンは手配をすることにし「もう少し眠れ」と言う。
お見舞いにきてくれたリーシューに「謝りに来てくれたのなら必要ないわ。もう謝ってくれたもの」とシャンシャンは言う。「謝るべきことは他にもあるわ。もう、あなたも知ってるわね。自分でも許せないし、許してくれとは言わない。それでも謝りたいの。ごめんなさい」と言うリーシュー。シャンシャンは「あの時、株式総会であんな格好をしたからこそ、フォン・トンの彼女と印象づけられたわ」と笑顔で返す。「じゃ、怒ってないの?」と聞くリーシューにシャンシャンはうなずく。忘れましょ、と。
ホッとしたリーシューは、なぜあんな傲慢な事をしたのか今では分からない、私だって名門の令嬢じゃない、人より少し運がよくてフォン家で育っただけ、フォン家の支援なしには留学も書店を持つこともかなわなかった、そしたら今の私は普通の大学を出て、普通に就職して、平凡な生活を送ってるはず、なぜ、あんなに思い上がっていたのかしら、と話す。シャンシャンも「この前はひどいことを言ったわ」と謝る。
「私が言うのは変だと思うでしょうけど聞いてちょうだい。彼と仲直りして。彼と幸せになって」と言うリーシュー。シャンシャンは「今、言えるのはこれだけよ。どんな結果になろうと、あなたに責任はないわ」とシャンシャンは言う。
退院したシャンシャンは実家に帰る。
“風騰に入って、もう1年が過ぎた。時の経つのは早いわね、私も人生の苦しみを知るようになった”と思うシャンシャン。シャンシャンは入院していた時、廊下で医師がフォン・トンとリウリウに“検査によるとポリープは良性でした。ただ術後の後遺症として不妊になる可能性があります”と話していたことを思い返す。心配させたくないフォン・トンは「彼女にも家族にも内密に」とリウリウに言っていた。“私には出産なんてまだ先の問題だけど、一生、産めないとしたら、彼は私と一緒になりたいと思う?私は彼と一緒になっていいのかしら?”と思ってしまったシャンシャン。
シャンシャン宛に荷物が届く。贈り主はユエで、中には生薬と処方箋が入っていた。母が煎じてくれたその薬を飲むシャンシャン。「そんな大きな病気なのに、何の連絡もしないで急に帰ってくるからびっくりしたわ」と言う母。
シャンシャンは「母さんが子供ができない体だとして、婚前前に父さんが知っていたら求婚したと思う?」と聞く。母は「漢方薬店の中医師に病気のことも相談したわ。大丈夫、子供は生めるわよ」と言う。なぜ知ってるの?と驚くシャンシャンに、母は「母親なら娘の体の事は、当然、知っておかなくちゃ」と話す。
母は若いシャンシャンに「たとえ子供がいなくても2人が楽しく過ごせることが大切よ。そりゃ、子供ができれば何よりだわ。でも、できないならできないで2人の生活を楽しむのも悪くないでしょ」と言う。“確かに一理あるわ。でも私の相手はフォン・トンなのよ。普通の家庭じゃないし、男子は彼1人だもの。この道理がフォン家に通じるかしら”と思うシャンシャン。
雨の中、1つの傘をさしながらシャンシャンと歩いていたシュアンイーは「彼とヨリを戻しなさい」と話す。フォン・トンは本気だわ、あんたを看病する彼の姿に感動した、と。「だからこそ簡単には決められないわ。このまま何年も交際を続けた末に、結局、別れることになるなら、今別れたほうが深い傷を負わずに済む」とシャンシャンは返す。「なぜ、別れると決めつけるの?」とシュアンイーは言う。「そんなことも分からない?恋愛と結婚は別よ」と言うシャンシャン。それでもシュアンイーは「愛をつかむには勇気が必要よ」と言う。
シャンシャンが自分の家に戻ってくる。リウリウやシュアンイーと話していると、ドアをノックする音が。シャンシャンがドアを開けると、そこにはワンが立っていた。ワンは薬だけを渡し、帰っていく。
「ワンさんは占い師みたいね。私が家に帰った途端に薬を届けてくれるなんて」と言いながらシャンシャンはシュアンイーとリウリウを見る。しかし2人にはぐらかされてしまう。
会社。シャオウェイが投資部に異動になる。「なぜ投資部に移されたのかしら?」と同僚に聞くシャンシャン。アージアは「知らないの?あなたの手術の際に、献血した結果よ」と答える。シャオウェイが献血してくれたことを初めて知ったシャンシャンは“彼女なら献血と引き換えにしなくても必ず昇進できる。自分の善意を素直に表現できないのね”と思う。
シャンシャンがお昼を同僚と一緒に食べていると、アーメイがフォン・トンから頼まれた漢方薬を持ってくる。アーメイが行ってしまうと、ジョンがヘッドハンティングされ辞職するというニュースを見つけるアージア。その会社は風騰のライバル・チェリー社だった。
ユエからの電話で呼び出されたシャンシャンは、ユエとリーシューと一緒にバスケコートへ向かう。
「お前の思うようにしたのに、裏切って逃げるのか?」と言うフオン・トン。ジョン・チーは「俺がいなければ交渉も問題ない。新商品だって予定どおり市場に出せる」と返す。「つまり風騰を去るのはグループと俺のため?そういうことか」とフォン・トンは聞く。「すべて丸く収まる」と言うジョン。自分への裏切りだと思ったフォン・トンと、自分の役割が終わったと思うジョンは殴り合いのケンカに。駆けつけたシャンシャンたちは2人を止める。
フォン・トンは怒ってその場を離れ、シャンシャンとユエはついていく。
ジョンは「君が行くなと言うなら、君のために残る」とリーシューに言う。「渡米はあなた自信の問題でしょ」とリーシューは返す。だが、君への思いは捨てきれない、と言うジョン。リーシューが「冷静になって考えたほうがいいわ」と言い、ジョンは車に乗って行ってしまう。
コートのベンチに座るフォン・トンとシャンシャン。ユエはシャンシャンに後を任せて帰っていく。
「奴が女性にモテるのは自由に生きてるからか?」とフォン・トンはシャンシャンに聞く。「なぜ、そんなことを?」と聞き返すシャンシャン。フォン・トンは「奴がうらやましいんだ」と答える。“どうして?まさか彼みたいに女性にモテたいとか?”とシャンシャンが思っていると「僕には生涯、許されないことだ。手にしたものは多いが、他の道は歩めない。社長である以外の選択はないんだ。仕事や恋愛で障害があっても逃げ道はない。たとえどんなにつらくとも22階が僕の居場所だ。他に道はない」と悲しそうに言うフォン・トン。シャンシャンは“富や力の頂点に立つボスにも弱い面があるなんて。フォン・トンは実は孤独なのよ”とうつむくフォン・トンを見ながら思う。
屋台に牛肉面を食べに行ったシャンシャンは、麺の上に乗っている牛肉が多すぎることに驚く。「あなたの彼が、具の割増料を置いていったの。もう月末なのにずっと来なかったでしょ?だから一度に乗せたのよ」と言うおばさん。
「フォン・トンね」とシャンシャンはつぶやくと頬笑む。
久しぶりに学校へ行ったシャンシャンは、ミンロンからノートを貸してもらう。「今後、欠席をする時は彼を来させてよ。講義のノートを渡すわ」と言うミンロン。「彼は…忙しいのよ」とシャンシャンがごまかそうとすると、ミンロンは「だって、いつもあなたを送ってくるじゃない」と言う。今日だって道で見かけたと。驚いたシャンシャンは外へ見に行く。フォン・トンの姿はなかったが“別れる話が出てからも、あなたは見守っていてくれたのね”と思うシャンシャン。
“他の道を選べない孤独な日々を送りながら、あなたは周りの人のためを考えてる。毎日、多忙を極めながらも、私を見守り続けてくれる”とシャンシャンは歩きながら考えていた。
ダンス講座の募集を見かけたシャンシャンは“あなたとあなたがいる世界をもっと知るべきね”と思い、申し込むことにする。
家に帰り、ゲームをしていたシャンシャンは“彼は2人の間の選択肢を、すべて私に与えてくれた。私だって勇気を出して向き合わなきゃ”と思う。
イェン・チンからシャンシャンに電話がかかって来る。「頼みたいことがある」と話したイェン・チンは「リーシューに伝えたい。ジョン・チーが、今日、渡米するんだ」と言う。行き先は両親の住むフロリダで、チケットは片道しか買ってないと。
シャンシャンは急いでブックストア麗へ行き、リーシューを連れていこうとする。しかしリーシューは「彼がチェリー社を選ぶなら、幸運を祈るだけよ」と強がって行こうとしない。そんなリーシューに「本当に後悔しない?彼が好きだと言ったのはウソなの?」と聞くシャンシャン。リーシューは「いいえ、彼のことが好きよ」と答える。「だったら行かなきゃ。今、彼を手放したら、もう二度と戻らないわ。しっかりして」とシャンシャンは言う。
リーシューとシャンシャンはジョンの家へ行く。しかし、そこにいたのはジョンに見積もりを頼まれたという不動産業者の男性だった。その人からジョンが空港へ行ったと聞き、2人は慌てて空港へ行く。
空港ではジョンが乗るフロリダ行きの搭乗が始まっていた。諦めかけた時、リーシューはジョンの後ろ姿を見かけ「ジョン・チー、私が止めれば残ると言ったわね。じゃあ、言うわ。行かないで、上海で私のそばにいて。あなたが好きよ。あなたが大好きなの」と大きな声で言う。しかし、その後ろ姿の男性はジョンではなかった。落胆するリーシューに「俺も君が好きだ」と背後からジョンの声がする。振り返ったリーシューは満面の笑顔になりジョンに抱きつく。リーシューを待っていたと言うジョン。
リーシューはジョンの顔を見ながら「私は高慢で扱いにくい女だけど、それは怖がりだからなの。好きな人であればあるほど別れが来るのが怖いわ」と話す。「大丈夫だ。ずっとそばにいる。永遠に。毎日、昨日より幸せにしてみせる。いいだろう?」とジョンは言い、2人はまた抱き合う。
フォン・トンのマンションにジョンを連れたリーシューが来る。2人が手をつないでいるのを見たフォン・トンは、微笑み「仲直りしたんだ」と言って2人を中へ入れる。
「渡米はやめか?」とジョンに聞くフォン・トン。「渡米を決めたのはお前のためだ。俺がいれば迷惑をかけるからな。でも、お前は礼1つ言う気がない。お前と一緒に戦うよ」と答えるジョン。「こうやて仲直りできたのもシャンシャンのおかげ」と言ってリーシューは頬笑む。
シャンシャンが外を歩いていると、フォン・トンから“君のおかげだ、ありがとう”というメールが来る。“いいの。私ができるのは、これくらいだもの”とシャンシャンは思う。
会社のエレベーターで、シャンシャンはシャオウェイと乗り合わす。気まづい雰囲気の中、シャンシャンは入院した時、献血してくれたシャオウェイにお礼を言う。「あなたが風騰に入社したのは、フォン・ユエに献血するためでしょ?それなのに私のために献血してくれるなんて…」とシャンシャンが感謝すると「勘違いしてるようね。私の入社はあなたのためでもあるのよ」とシャオウェイは言う。
ーつづくー
リーシューにあんなひどい事をされたのに、許せるシャンシャンは本当にいい子(;д;)
子供は…シャンシャンが欲しいと思っていたらショックだよね。
でも、フォン・トンならきっとそれを理由に別れたりしないはず!!(;_;)
「毎日、昨日より幸せにしてみせる」って。
ジョンたらっ(≧∇≦)ノ彡
ようやくリーシューも素直になって、ジョンと結ばれて良かった。
次はフォン・トンとシャンシャンの番だっ!!
早く仲直りする2人が見たいな(*´ー`*人)
そうか…シャオウェイが献血の条件を出したのは、善意を素直に表現できないからだったのか…。
シャオウェイがあまり好きじゃないから、条件を言うなんて嫌な人って思っちゃってたよヾ(●´□`●)ノ
それにフォン・トンがシャオウェイを入社させたのはシャンシャンのためでもあったのね。
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0037.gif)
![にほんブログ村 テレビブログ 華流・アジアドラマ(韓国以外)へ](http://tv.blogmura.com/tv_asiandrama/img/tv_asiandrama88_31_pink_1.gif)
にほんブログ村
いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます