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中国ドラマ「独孤伽羅〜皇后の願い〜」第49話 あらすじ

2019年05月14日 08時14分17秒 | 独孤伽羅(中)

独孤伽羅(どっこから)…胡冰卿(フー・ビンチン) 独孤家の末娘
楊堅(ようけん)…張丹峰(チャン・ダンフォン)
独孤曼陀(どっこばんた)…李依晓(リー・イーシャオ)
宇文護(うぶんご)/太師…徐正溪(シュー・ジェンシー)
宇文邕(うぶんよう)/皇帝…イン・ハオミン
李昞(りへい)…ルー・シンユ
独孤般若(どっこはんじゃく)…安以軒(アンアン)



宇文護は泣きながら麗華の両手にそれぞれ口づけする。自分の上着を麗華にかけ、帰るように言うと、もう一度麗華の額に口づけして歩き出す。
宇文護が振り返ると、麗華はかけてもらった上着を捨て駆けて行ってしまう。


麗華の呼びかけで目覚めた伽羅は楊堅を心配し体を起こしそうに。すぐに「楊堅様の熱は下がったのでご心配なく」と冬曲が止める。
足に傷を負っているうえ風邪まで引いている伽羅に、医者は薬を飲むように言う。しかし薬師如来に楊堅が助かれば薬を絶つと誓った伽羅は飲もうとしない。感服した医者は、生姜の汁物なら食べ物ゆえ問題ないはず、鍼灸も誓いに背かぬでしょうと話す。


屋敷に戻っても気力のない宇文護。哥舒は外の梅の花が咲いたことを伝える。少し微笑んだ宇文護に、哥舒は上着をかける。そこに宇文邕が来る。
ここ数日、都を出ていた宇文護に「朕が楊堅の兵符を受け取ったから怒ったのか?」と宇文邕が言う。

宇文邕は「不在の太師に代わって朝廷を仕切ってみてよく分かったのだ。楊忠の死後、大臣らは朝議で口論してばかり。何を言っても聞いてくれぬのだ。太師の情けがなければとうに死んでいた。しかも朕は非才ゆえ兵権を握るなど荷が重い。やはり太師に返す」と兵符を差し出す。宇文護が受け取り、わざと護兄上と親しげに呼んだ宇文邕は、この件を根に持たないで欲しい、と言う。


雲和殿に向かいながら、宇文護が酒を飲んで来たことを知り「それはまずい」と宇文邕が言う。皇太后はもう年だがいまだに大の酒好きでな、先ほども酒に酔っていたせいか皇后と激しい口論になり宴に出るなと皇后に命じた、そこで兄上の力を借りて皇太后の酒量を減らせればと、だがどうやら…、と。「私にできることなら何なりと」と言う宇文護。

宇文邕は持っていた竹簡を見せながら「この“酒誥”を読み上げてくれれば十分だ。皇太后は兄上を畏怖している。しかも講義が大嫌いでな、“酒誥”を聞かせれば皇太后は辟易して“酒を控える”と約束するはず」と話す。
哥舒は宇文護と一緒に雲和殿の中へ入ろうとするが、何泉が「皇太后の宴ですぞ」と言って入り口で止められる。


宇文護は宇文邕に頼まれたとおり、皇太后の前で“酒誥”を読み始める。その途中、背後から宇文邕が宇文護を剣で刺す。宇文護が宇文邕を見ると「太師が皇太后様を襲ったぞ」と叫ぶ何泉。近衛兵が一斉に出てくる。

雲和殿に入って来た哥舒が助けようとするが、宇文護は矢が刺さり涙を流しながら吐血する。そして哥舒も多勢にかなわない。
倒れた宇文護に「これが3代連続で皇帝を殺した者の報いだ」と宇文邕が言う。般若を思いながら「ようやく、そなたと一緒に…梅の花を手折れる」と言って、宇文護は亡くなる。


十数年もの雌伏の末、武帝・宇文邕はついに実権を握る。
宇文護とその腹心・数百人を成敗したのち、仏教と道教の弾圧を行い、男子は民族を問わず、皆、徴兵した。


曼陀は出産に苦しみながら「もし私が死んだら、私の血書を伽羅に渡してこう言うのよ。“宇文邕と楊堅と李昞が結託して私を殺した。必ず敵を討って”と」と王氏に頼む。あの者どもを幸せにはさせない、と。そして曼陀は男女の双子を産む。
息子にだけ触れ、娘には目もくれない曼陀。


伽羅と楊堅が都に戻る途中、宇文邕が待っていた。
伽羅と宇文邕は顔を見合わせると、同時に「元気だった?」と聞く。「宇文護を討ったと聞いて驚いたわ。無謀すぎる」と言う伽羅。宇文邕は「実は前々から計画して、手を下す機会を待っていた」と話す。

まだ傷の癒えていない楊堅が、麗華を連れて後からゆっくりと歩いてくる。宇文邕は左手で麗華に触れようとするが右手に変える。
「斉の皇帝・高緯は宇文護の死を知るや国境に兵を集結させた。周が混乱に陥れば攻め込む気だ」と楊堅に話す宇文邕。楊堅は「ご下命ください。直ちに斉を討伐します」と言うが、宇文邕は焦るなと言って楊堅を連れて行く。

宇文邕は「高緯は先日、墓穴を掘った。最も有能な大将で、義父の斛律光を殺した。もはや斉には役立たずの臣下した残っておらぬ。戦の準備をしておけ。じき年が暮れる。出兵は年が開けてからにしよう」と話す。うなずく楊堅。

楊堅と宇文邕が話している間、伽羅は何泉に「陛下は左腕に傷を負っているみたい。けがをしたの?」と尋ねる。「はい。しかし幸い大事ないです」と答える何泉。伽羅は「持病の方は?」と聞く。何泉は「1度、吐血しただけで何とか治りました」と話す。


曼陀の産んだ子を自分の子だと信じない李昞。李昞の代わりに曼陀は李淵(りえん)と息子に名付ける。“我が子・李淵に国公の爵位を賜りますよう”と書かれた最後の奏状に、押さえつけた侍女たちが李昞の拇印を押す。


李昞は誰にも看取られず、ひっそりと息を引き取る。


雲和殿。宴で伽羅を見つめる宇文邕が気に入らないアシナ皇后。宇文邕は「楊堅は元帥として、近々、斉を討伐せよ」と命じる。アシナ皇后は「なぜ楊堅を斉に追いやるのですか。楊堅が死んだら、寡婦となった独孤伽羅を皇后にする気では?」と言う。「飲みすぎたようだな。後宮へ戻れ」と言う宇文邕。アシナ皇后は怒って出て行く。さらに宇文邕は「朕の長子・宇文贇は才気煥発である。よって皇太子に立てる」と告げたあと「随国公の長女・楊麗華は善良かつ聡明である。皇太子妃とする」と言う。驚く楊堅と伽羅。

外に出た宇文邕に、追いかけてきた太史令・王軌(おうき)が「楊氏を皇太子妃とすることは断じてなりませぬ。かつて天象を観察したところ、皇太子妃の父・楊堅は反逆の相を持っています」と上奏する。それを伽羅が聞いてしまう。
宇文邕が「引っ立てよ」と命じ、王軌は連れていかれる。

自分の隣に来た伽羅が今のやりとりを見ていたと気づく宇文邕。宇文邕が誘い2人は散歩に行く。
歩きながら「先ほど皇后に問われた。なぜ楊堅を斉に追いやるのかとな。皇后いわく“楊堅が死んだら、寡婦となった独孤伽羅を皇后にする気では”と」と宇文邕が話す。「あり得ないわ」と言う伽羅。

宇文邕は「いいや、あり得る。私はすでに皇帝だ。権力がいかに恐ろしいものか分かるか?私は最近知った」と言う。宇文護を射ったあと、やつの残党も殺し血の海にした、重臣すべてを服従させ増悪していた龍興寺も鶴の一言で取り壊した、痛快な気分に浸っていた時ふと気づいた、私は変わったとな、と。さらに権力と愛は永遠に手放しがたい魔物、先ほどの皇后の言葉は図星だった、早めに麗華を皇太子妃とし両家の関係を定めねば私はいつか自制できなくなり楊堅を戦場で死なせるかもしれぬ、と話す宇文邕。

伽羅は涙を流す。そんな伽羅に宇文邕は「かつての予言を覚えているか。“独孤の天下”。麗華に流れるのは独孤家の血だ。もし将来、麗華の子が天下統一を実現できれば、予言通りになるだろう」と言う。「なぜ、あんな予言を信じるの。でたらめよ」と言う伽羅。宇文邕は「いや。独孤丞相が実際に見た予言だ。必ずや現実になる。ただし、きっと思いも寄らぬ形でな」と言う。


宴が終わり、帰りながら「陛下と何の話をしていた」と楊堅が伽羅に聞く。まだ麗華を嫁に出したくないから、けんかをしたと伽羅は答える。
伽羅は「権力は本当に人を変えるの?」と楊堅に尋ねる。「恐らくな。当然、永遠に変わらぬ者もいる。例えばそなたの父や私の父だ」と言う楊堅。


ーつづくー


宇文護が(இωஇ )
麗華と会ってから、すっかり気力が失せていた感じの宇文護。
亡くなる時も涙を流して切なかった。
自分と般若との子がいたと知ることができて…それがせめてもの救いなのかな?(;д;)

曼陀は本当に何も変わらない(;´д`)ノ
自分が死んだとしても、散々陥れてきた伽羅が敵を討ってくれるわけないじゃない!!
しかも、いくら優しい伽羅とはいえ、敵を討つ相手が宇文邕や楊堅じゃ話にならない。
それにしても…双子なのに娘はきっと可愛がってもらえないよね( ̄ω ̄;)

李昞も亡くなり…。
李昞は好きじゃないけど、宇文護と同じ回で亡くなったのは気の毒だったかも( ̄▼ ̄|||)



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