宮廷女官 若曦(ジャクギ) 第7話

皇太子が朝貢品に手を付けた件は、不届き者が皇太子の名で不正を働いたということに。この件で多いに学ぶことがあったと言う皇太子は、権力に怯むことなく声を上げ自身を問責した大臣こそ真の忠臣であると言う。「その中でも特に第十皇子が」と。
皇太子は疑われたのは兄弟の関係が希薄だったからだと、結束を強めるため寒外遠征に兄弟で同行したいと陛下に。陛下はその願いを聞き入れ、遠征の取り仕切りを皇太子に任せる。
関与していることを知っていながらも陛下が無罪にしたのは、特に八弟の一派に清朝の未来の主が私だと釘を差すためだったと第四皇子に話す皇太子。分をわきまえるよう警告したかったのだろうと。そして第四皇子に彼らに一泡吹かせるいい手があるか聞く。
陛下と皇太子が留守の間、第八皇子が都での留守役を仰せつかう。意味も分からず、第八皇子を重用し始めたと喜ぶ第十皇子。しかしそれは第八皇子を遠征中の陛下から遠ざけ、落ち度があれば大げさに騒ぎ立てるという皇太子の策だった。第八皇子につく第九皇子、第十皇子、第十四皇子も補佐で同行できず、陛下に何でも吹き込むことができる。しかし「あくどいのは皇太子ではない」と言う第八皇子。
若曦も遠征に同行することになる。第四皇子と第十三皇子が提案したからだった。第十三皇子が口添えしたと思った若曦だったが、第十三皇子から第四皇子の口添えだったことを聞く。
第四皇子は第八皇子のことも気にかけていた。必要なものはないか出発までに確かめるよう第十三皇子に言う。政務が滞らぬよう、できるだけ協力したいと。
若曦に会いにきた第八皇子は、初めての随行に加え長期になる遠征に同行する若曦を気遣う。
第八皇子は若曦のことで明慧をまだ許していなかった。すがるように「私のところへもいらして」と言う明慧に何も言わず行こうとする第八皇子。引き留めるため第八皇子の腕に手をかけた明慧を振り払おうとして手首にケガをしていることに気づく。それは第八皇子が来るのを待ち、汁物を用意をした時ヤケドしたからだった。明慧の思いを知った第八皇子は「君がいるから私も安心できる．君こそ私の嫡福晋(正室)だよ」と許すことに。
移動途中、乗馬を教えてほしいと第十三皇子に頼む若曦。殿下のお気に入りの若曦にケガでもさせたら申し開きがつかないと言った第十三皇子だったが「着いてからだ」と言ってくれる。
第十三皇子は馬に乗り遊んでいた女性と知り合う。女性は蒙古語で月を意味する薩仁(サーレン)と名乗り、第十三皇子は星と名乗る。
若曦が図案を考えた美しい茶器で果汁が出される。第四皇子の茶器は好きな花の木蘭で、果汁も好きなブドウで作られたものだった。凝った茶器に感心する陛下は、若曦に褒美を。若曦は乗馬を学びたいと言う。
蒙古王が駿馬を献上したお礼として陛下が宴を開くことに。そこで第十三皇子は薩仁と再会。薩仁は蒙古王の娘・敏敏だった。
月を見上げながら「もっと両親のそばにいたなら後悔も少なかった?」と思い涙を流す若曦。その涙を捜しに来た第四皇子と第十三皇子に見られてしまう。若曦は「両親を思い出して」と言う。
第十三皇子の茶器は梅の花だった。その理由を聞く第十三皇子。若曦は心の中で、皇太子を陥れたとして軟禁され、10年間冬のような苦しみに耐え続けるからだと思う。
第八皇子から、乗馬の様子を見たらきっと学びたいだろうと、若曦の心を見透かしたようにムチや鞍などが届く。本当にマメだと思う若曦。
若曦は夜、第十三皇子から乗馬を教えてもらう約束をする。
夜になり若曦が寝転んで星を見ていると近づいてくる人が。第十三皇子だと思い「星がきれいよ。あなたも横になったら」と言う若曦。しかし相手は第十三皇子ではなく第四皇子だった。若曦は日を改めようとするが「私では嫌か?」と言われ、第四皇子から教えてもらうことになる。
第四皇子のしごきはきつく、帰ってきた若曦はクタクタ。そして、未来の皇帝を怒らせてはいけない、乗馬を教わるのは時限爆弾を抱えているようなものだと思う。


ーつづくー


若曦が図案を考えて作った茶器は36種類もあるみたい。本当に綺麗な茶器で可愛い。全部見れる機会があるといいんだけど……無理か(￣Δ￣;)

皇太子が若曦を見る目とか敏敏を見る目とか、ちょっと怪しい感じがするんだけど(￣-￣;)
気のせいだといいなぁ。

兄弟皇子の間のドロドロもこれからもっとひどくなっていくと思うし、第八皇子と第四皇子の間で若曦もつらくなっていくんだと思う。
第八皇子はいい人だとは思うんだけど、でも、すごくクールで恐そうな第四皇子が不器用すぎて何だか可愛く見えて来ちゃいました(*´艸`*)
本当は優しい人で、兄弟のことも思っているんだけど…第八皇子には誤解されてしまっているよう…(TωT)
そして不器用すぎて第十三皇子が大変



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