疾り出したZERO-R

かつてHKSがR32GT-Rをベースにこの世に送り出したコンプリートカーを2005年時の技術を駆使して蘇らせました

コンプリートカーに求めるもの

2008-11-15 11:48:21 | 
コンプリートカーとチューニングカーの違いはなんだろう?

違いというよりもチューニングカーという大きなカテゴリーの一部にコンプリートカーが位置づけられるように思う。

では、そのコンプリートカーとそれ以外のチューニングカーとの違いは?

個人的にはコンプリートカーは「製作したところの保証がついた車」であると考えている。
つまりそれ以上いじらないのであれば、一般的もしくは許容範囲内の使用方法であればトラブルが起きにくい、あるいは起きてもユーザーに過度な資金的・精神的・時間的負担を与えずに直せるものであると思っている。
それは各部をほどよく、そしてバランス良くチューニングされたものとでも言えようか。

コンプリートカー以外のチューニングカーは、その製作したショップにもよるが基本的にはその後の周辺トラブルに対する保証はない。

例を挙げると、
ターボ車でブーストコントローラーを装着し、CPで燃調もセッティングしてパワーを得た。

オーバーパワーでクラッチが滑った。

強化クラッチを組むはめになった。(予定していなかった出費が出てくる)
というものだ。

コンプリートカーの場合は、そこまで見越して最初から強化クラッチも組んであるだろう。
当然その分価格的には高価になる。
が、それ以上の出費は抑えられる。

これをどのように捉えるかはユーザー次第というところだろう。



私は車にしてもそれ以外にしても当初予定していたものに追加の出費を後から迫られるとかなり凹むタイプだ。
予備の蓄えがないのが一番の理由だが、気持ちの問題も大きい。

私の所有している車はどれも一応コンプリートカーのはずである。

ZERO-R然り、マインズ号然り、BTR4然り。

だからいつどこで全開しても壊れるリスクを背負ってるという不安を持って走りたくはない。

この点において絶対的信頼感を持ってドライブできるのはBTR4が一番である。
私程度の運転レベルなら「ブローするかも」とか「このままじゃ曲がれない・止まらない」という不安要素は出てこない。
メンテナンスは基本的に1万キロでのオイル交換のみでこれを実現しているところがRUFのメーカーとしての凄みを感じる。
ちなみに私のBTR4のブレーキパッドは現在ポルシェ純正を使用している。
エアクリーナーは1万キロ以上未交換である。
ガソリン喰い過ぎにはいささか閉口するが・・・(^^;)

ただしそれじゃBTR4が完璧かというとそうでもない。
重い操作系(ステアリング・クラッチ等)は、「ちょっとコンビニまで買い物」という気にはなれないし、信号スタートダッシュをしようもんならクラッチもたないだろう。

この点においてはZERO-Rは完璧。

となると今後ZERO-Rに求めるものとしては・・・
1.アクセルを踏み切れるような安心感:唐突なブーストカットや燃料カットが入らず水温・油温・油圧が安定し続けれること
2.高速走行時の車体の安定性:ボンネットの前方左右端が浮いてくるのはコワイ(^^;)
3.高負荷時のブレーキ制動の安定性
4.動力性能に見合った内装
だろう。

話しがそれてしまったが、結局のところZERO-Rを理想のコンプリートカーにしたいのである!!

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