1/13~1/15の三日間、幕張メッセで開催される東京オートサロン。
初日の今日、プレスデーに行ってきた。
自動車業界は2019年頃から「100年に一度の大変革期」を迎えている。車の電動化、ICE(内燃機関)の廃止、BEV、シェアサービス等々、新型コロナの影響で変革は緩やかになったかもしれないが、確実に変革が始まっている。そして、車の開発は3~5年くらい掛かるため、今年あたりから完成車メーカー各社の動きが見えてくるはず。さらにパーツメーカーは、その完成車メーカーの動きや要求に素早く対応しなければ、生き残れない。オートサロンはパーツメーカーやチューニングメーカーが多く出展する。2023年の出展ブースで、自動車業界全体の近い未来が見えてくるだろう。
事前情報を収集しながら、そう考えていた。
実際に見てきて、やはり面白い展示が多かった。
チューニングメーカーのブリッツ。
レーダー探知機の販売をスタート。
車の電動化でシステムが複雑化し、完成車メーカーのセキュリティ対策として第三者によるコンピューターチューニングは困難になる。そこでブリッツは新たな商品展開に出たのだろう。
吸排気系メーカーのFUJITSUBO。
キャンプ用品の販売を開始。
EV車は電気モーターで走るため、吸排気系が無い。
FUJITSUBOは既存部品を流用して鍋やBBQキットを作成してみたのだ。「これは遊び心で作ったもの」とスタッフは話しており、裏の方でこっそりと展示
されていたのもだが、将来を模索中なのが見て取れる。
登場から16年のNISSAN GT-R、24モデル発表
もう二回りくらい古い設計になるのだが…排ガス規制のその日まで、こうしてマイナーチェンジを続けていくのだろう。
NSXが生産終了したHonda、今シーズンのスーパーGTカーはシビックに。
NSXが販売終了し、タイプRがフラッグシップモデルということ。
なんだか少し物足りなさを感じる。
VR技術の進化と、eスポーツのブーム。
レーシングシミュレーターキットの展示は、まるでゲームショーに来たかのようだ。
バーチャルレースが現実のレース以上に人気が出る日は、そう遠くない未来なのかもしれない。