今年の時間割は、それはそれは悩みに悩み、それがようやく決まったときには、どこか悲しみに暮れすぎて泣き疲れたときのような疲労感さえ覚えるほどでした。
また昨日は『フランスの政治と社会』という講義でやった”フランスの地理的概念”が早速、役に立った日でもありました。
-Q.何の講義ですか?
-A.『フランス史』です。今年はフランス史も取って、改めてフランスを多角度から見直してみたいと思いました。
-Q.どういう風に役立ったのでしょう?
-A.そっくりそのまま、フランス史の先生が似たようなレジュメを作ってきてくれました。だからこれ1枚で両方に対応できるんじゃない? といった どこか一石二鳥感。
で、昨日は購読の授業もありました。
大学が始まってまだ数週間ですが、早速管理人は絵本の発表当番にぶちあたりまして… 異例のスピードだと自分でも思っています。
結果からいえば、お決まりのグダグダ感が再発して、読み終わるのに30分ほどかかり、さらに先生の細かーい解説を含めて丸々90分を使い切りました
今回の写真は、その絵本からのものです。これから少しだけその絵本のフランス語を引用したいと思います。主人公のトムは、お父さんの仕事上、引越しを余儀なくされます。でもトムは、引越しなんてマッピラです。友達がいなくなっちゃうし、家中のものがダンボールにしまわれてしまうし、何より今住んでいる場所が、彼にとっては素敵な場所なのです。
冒頭はこんな風にはじまります。
Aujourd'hui, Papa me dit qu'il change de travail et que l'on va déménager dans un autre village.
Mais moi, je suis trèsbien ici, je ne veux pas changer de maison.
Et puis, je veux rester avec mes copains...
こうしてトムのお引越しのお話が始まります。
どこかさびしい気持ちにさせられますが、そこは絵本の世界、読み終わったときにはどこか晴れ晴れしい気分になります。個人的には15ページの”ソフィー”というキリンのぬいぐるみが、荷造りのダンボールからはみ出て頭を出している絵が、かわいくて好きだったりします。そこでトムはこんなことを言います。
La pauvre! elle doit étouffer là-dedans.
Vite! je vais la reprendre! Elle sera mieux avec moi.
こんな幼心を、今の私は持っているだろうか、と思うと少し恥ずかしくなったりします。(笑)
(図書案内)大学、洋書プラザにあるので借りてみるといいかもしれない。
”Tom déménage”という題名です。
Y先生…誰だろう……気になるw
学会とかで有名な方なんでしょうか?