せれびんのぼやき

家が犬小屋14チワワと世話役の日常

ふらんの病気記録

2017年01月21日 | 健康に関すること






 

  本日のせれぼ地方は 

  チワの皆様方におかれましては、本日も元気いっぱい

  今日のこびんの様子はこちら 「こびんの内緒話」 


  
  今日は、書き留めておいたふらんの命を奪った病気の記録

  長文なので 読みたい方だけ読んでください



  まず、持病としては加齢による気管虚脱

  これに対して、気管支拡張剤の服用以外は 

  12歳過ぎてもなにもなし!


  2016年10月

  歯周病の為に歯科治療を受ける

  全身麻酔をかけるために 健康診断もその前に行い

  血液検査その他、全てが正常範囲内の健康優良児と太鼓判


  2016年12月4日(金曜日)

  浜名湖に向かう途中、初めての車内での嘔吐

  2016年12月5日(土曜日)

  ドッグランに入ったものの、なぜか元気がない

  浜名湖で誰かが体調を崩した時に

  お世話になってる病院に連絡をして受診

  心臓には問題ない

  胃腸の動きも正常

  歩き方も普通

  けど、なんとなく震えているので

  もしかしたら  軽いエコノミー症候群ではないかということで

  少量のステロイドの注射を打ってもらう



  最終日には、軽やかに走るいつものふらんの様子を見て

  安堵。。。


  2016年12月13日

  ほかの子と一緒に定期検診

  ここで心雑音がするということで エコー検査

  僧帽弁の腱策を支えている部分が少し切断されたタイプ?の

  僧帽弁不全症と診断されて アピナックの投薬が始まる

  ※この時のふらんの心臓のエコー写真は おぃちゃんも見ています

   けれど、腫瘍らしきものはなかった


  2016年12月27日

  二週間後の検診で 投薬のおかげで心雑音も落ち着いてるとのこと

  よく食べ、よく遊び、よく寝て

  日常生活を送っている


  明けて2017年1月1日元旦

  暖かで穏やかなので午前9時、みんな勢いよく外に出る

  秘密基地のドッグランでみんなが勢いよく走っていた

  そのうち、せつちゃんが

  「ふらん!どうした!」って大きな声を上げた

  慌てて、そっちをみたら

  ふらんが、倒れて後ろ脚をバタバタさせてもがいていた

  抱き上げたが目が見開いたまま

  しばらくしたら、瞬きをした

  口の中を見たら チアノーゼの様子はない

  しかし、立ち上がることができず

  すぐに横浜の病院に連絡

  その間に、上半身は起こせるようになっていたが

  下半身は動かず

  入院は免れないと咄嗟に判断して

  ふらんの食べそうな手作りのご飯を何種類かと

  肉系のオヤツやら、ささみのローストなどを用意。

  ふらんをカートに寝かたまま車に乗せ

  バニちゃんが9時50分に横浜の病院に向かう


  12時前に病院着

  所見で、歯茎が真っ白になっていたらしい。。。

  貧血を起こしてるということ

  「もう歩けるようにはならないかも」って、担当医に伝えられ

  検査に時間がかかるし、入院は免れないので 

  夕方、必ずご連絡しますので

  人は戻ってくださいと。。。

  バニちゃんは、病院を後にして秘密基地に戻る


  午後6時、その日の担当医からの電話で

  その時には、もうすでに起き上がって普通に歩けるようになっているとのこと

  診断としては、血栓症

  たまたま脚に血栓が飛んで ラッキーなことに処置で溶解したくれたらしい


  ただし、詳しい検査の際に 心臓と腹部に腫瘍が見つかる

  貧血を起こしているのは、心臓の腫瘍からの出血が原因と考えられるとのこと

 
  また、血栓を起こす可能性もあるのでそのまま入院となる


  この電話で、今後の大学病院での検査等についても説明され

  こちらの意向を確認された

  心臓に腫瘍???。。。腹部にも腫瘍???。。。

  そして、朝倒れたふらんの様子を目の当たりにしているので

  「全身麻酔をかけての検査等をしない選択はありますか?」

  って、聞いてみた

  担当医の答え・・・「有ります」

  
  今回のふらんの状況に関しては 全て連絡済みなので

  最終的には、犬小屋を理解してくださっている

  主治医のI先生と相談して決めてもらいたいとのこと


  

 

  ふらんには申し訳ないけれど

  おぃちゃんも気になって仕方ないけど

  他の子には問題ないし、楽しませてあげたいので 

  ほかの子は、そのまま秘密基地で過ごさせた


  2017年1月2日

  病院にふらんのようすを電話で確認

  普通に歩くことはできるので、病院内を適当に歩く時間もいただいているらしい

  ただし、、、何を出しても全く何も食べないで困ってるとのこと

  補液等で補うから 心配はないけれど

  やはり自主的に食べてもらいたいとおっしゃっていた


  



  2017年1月3日

  病院から、退院の連絡があり迎えに行く

  その際の詳しい説明で

  心臓の腫瘍は、右心房にあり 19mm

  腹部の腫瘍は 十二指腸と消化器官、腎臓の間位にできて

  こちらは、20mmの大きさ

  心臓の腫瘍からの出血が少なくて貧血という結果で済んだから

  命取りにはならなかったけど

  これが大出血だと 一気に逝ってしまったらしい


  そして、血栓症・・・

  血栓がもしも脳や肺に飛んでいたら

  苦しむ間もなく 息絶えると伝えられる


  脚に飛ぶ血栓は大きさが大きいことが多く

  注射で溶かしても、溶かしきれず他の場所に飛ぶことが多いらしいけど

  今回、きれいに溶けてくれたのは 運が良かったから。。。

  それだけしかないということ

  この日の担当医は、犬小屋にも来てくださったことがあって

  びびりのふらんちゃんが、お膝におしっこ漏らしちゃった先生

  主治医が不在の時は、うちの子たちをよく診てくださる先生

  今後のことを聞いてみたら 相当難しいという見解

  検査に関しての見解も聞いた

  最終的には、主治医と決める方が良いでしょうと

  





  お迎えの帰り、車の中でバクバクとおやつやら

  作っていった御飯を食べてるふらんちゃんでした



 
  1月5日から浜名湖への宿泊

  これにふらんを一緒に連れていくか?

  悩んで、主治医に相談する

  「一緒に行っていらっしゃい!

    みんなで楽しんでいらっしゃい!」

  って、温かい言葉をかけていただき

  血栓を予防する薬を処方してもらい

  みんなと同じお正月を過ごすことができました


  ふらん自身が自分の体調を理解しているらしく

  みんながランに行くときも 騒ぐことなく部屋で静かに過ごしてました。

  日差しがたっぷりあるときに 

  バニちゃんがふらんを単独で芝生で自由にしてあげたら

  ゆったりと日差しを浴びて 気持ちよさそうに歩いていたふらん

  最終日の伊豆で 集合写真も撮った

 

 


  こうやってみんなと一緒に過ごす事が出来たのも

  主治医が 犬小屋の生活スタイルを理解してくれていて

  「できる限り、みんなで一緒に過ごたい!」

  って、気持ちに寄り添ってくれてるから。。。




  2017年1月10日(火曜日)

  予約定期健診に一緒に行き、様子を診ていただく

  細胞診をしていないから、確約ではないけれど



  主治医から 『心臓血管肉腫』であると思うと伝えられる

  心臓内の右心房にできた悪性の肉腫

  この病気は 進行も早く転移も早い

  心臓血管肉腫が見つかったときには すでにほかに転移している事が多く

  腹部の腫瘍も転移と思われるとのこと。。。

  また、大学病院での検査に極度のびびりで

  人見知りで、神経質なふらんが耐えられるか???

  結果がわかったとしても。。。諸々の予想されることを

  わかりやすく説明していただいた


  全てを聞いたときに

  全身麻酔かけての細胞診やCT検査はしない選択をしたい旨を伝える


  この選択をするまでに 先にふらんを診てくださった

  お二方の担当医の見解も聞いてある

  その上でのおぃちゃんの決断




  「それで良いでしょう」との答えでした



  そして、一日でも長くではなく

  一日を楽に!そして楽しく!美味しく!

  それを一緒に考えて行きましょう!

  とのこと。

  今のふらんにとっては それがBESTであると。。。
 
  なにかできることは???

  ふらんちゃんが食べたいものを食べてもらって

  お散歩に行ってもいいし

  ドッグランで興奮さえしなければ

  みんなと一緒に過ごしても良いとのこと

  残り少ないふらんちゃんの時間を大切にしていきましょう。。。

  って???

  どれだけの残ってるのか?

  ストレートに聞いてみたら

  血栓、腫瘍からの出血などが起きなかったとしても




  『春まで・・・』



  けれどいつ、何時、血栓が飛ぶかわからないし

  腫瘍から出血するかもしれない


  日々、心の準備をして接してください

  とのこと。。。


  そして、入院中は一切の食事を摂らないふらんの性格

  主治医の先生は、うちの子たちの性格を熟知しているので

  お預かりや入院が、ふらんのストレスになってしまう

  今後の入院は、特別な緊急時以外は しないことに決めた


  

  10歳過ぎてからのわんこの犬生時計の進みは

  ハンパなく速くなってて

  まして、13歳に近くなってるふらん

  今まで健康優良児でいてくれたことに

  改めて、感謝。。。





  2017年1月12日(木曜日)

  朝から特別食を作ってもなにも食べず

  炒飯、お好み焼き、全て拒否

  今、食べてくれるのは リモナイトと馬旨ジャーキーだけ

  おやつのチーズササミ巻き(これも特別)やっと食べる

  夜もお好み焼き一口と馬旨ジャーキー2枚



 



  2017年1月13日(金曜日)

  苦しそうな咳が出始める

  咳が出始めたら飲ませる・・・

  先生のお気遣いで処方しておいていただいたステロイドを服用


  2017年1月14日(土曜日)

  ステロイドの服用から24時間

  お決まりのようにまた咳が出る。。。

  今日も服用



  2017年1月15日(日曜日)

  先日にふらんのことを伝えておいた昔からのお友達一家が
 
  犬小屋にきてくれた

  6年ぶりくらいに逢ったのかな???

  あの神経質なふらんが、最初に心を開いたご夫婦

  逢わせてあげられてよかったと 心からそう思った

  この日は、14チワワでお豆腐ハンバーグ

  ふらんも気分が良いのか?ワシワシ食べてくれて一安心


  2017年1月16日(月曜日)

  朝ごはんは、お豆腐ハンバーグ完食

  皆さんのオヤツにグリニーズを出したら

  ふらんが自らもらいに来て パクパク食べてた

  今まで肉系のオヤツしか食べなかったのに

  ペットショップにグリニーズを大人買いに行く私

  朝ごはんにお豆腐ハンバーグを食べていたふらんを

  皆さんがあまりにもうらやましそうに見るので

  夜ご飯は、前日に続き、全員お豆腐ハンバーグの大盤振る舞い



  2017年1月17日(火曜日)

  昨日、おいしそうに食べていたからわざわざ買いに行ったのに

  グリニーズを進呈したら

  まぁ、そんなもんだろうと

  チーズのササミ巻きは、食べた

  咳は止まっていたけれど、もし咳が出だしたら苦しくなるから

  予備のステロイドを病院に処方していただいた

  一週間分いただいて 帰る

  玄関のドアを開けたら 嬉しそうに出迎えてくれるふらんがそこにいる

  それだけでほっと一息

  晩御飯は、やはりお豆腐ハンバーグ

  食べてくれさえすれば、なんでも

 
  


  2017年1月18日(水曜日)

  朝目が覚めたら、枕もとで寝ていたふらん

  朝ごはんは、馬旨ジャーキー(馬肉とお米で作られた無添加)

  リモナイトも食べた

  お昼に犬小屋に戻るのが遅くなり

  おやつのチーズ巻きササミはしっかり食べる

  ソファーに飛び乗って ムスメちゃんに甘える様子もいつの通り

  戻ったのが遅くなったから 午後二時まで犬小屋にいて

  また仕事に戻った

  午後6時過ぎ・・・仕事が終わりバニちゃんと同時くらいに帰宅


  バニちゃんのダウンジャケットの上で ふらんは亡くなってた

  抱き上げたら、、、まだ、温かい

  ような気がしたのは ダウンジャケットの保温性のお蔭かもしれない

  舌が出ていて 舌の色は既に変わっていた

  目を閉じてあげて

  少しだけ 尿が漏れていたのできれいに拭いた

  冷たくなったふらんを寝かせて

  聴診器当てると、鼓動がかすかに聞こえてくるような気がして・・・

  いつまでもあきらめきれない自分がそこにいる


  病院に連絡したので 主治医からすぐに電話があった

  最期の様子を伝えたら

  「ふらんちゃんにとって 一番楽な逝き方だったはず!」

  って、言って下さった




  血栓症、腫瘍からの出血・・・これが免れたとしても

  腫瘍は他にも転移するし、大きくなるし

  心臓を圧迫して 肺水腫で苦しんだり

  腹水が溜まったり 痛みが出たり

  苦しいことだけが予想されると伝えられていました

  私が一番恐れていたことが そこにありました

  苦しんだ挙句、旅立つのだけは避けたかった





  春まで・・・

  春まで待てなかった・・・

  それでも苦しむ姿を見せなかったふらんには

  ただただ、感謝しかないです。。。



  そして、元旦の日にふらんちゃんが倒れた時

  真っ先に見つけてくれたのは せつちゃん



  テンパってるおぃちゃんを支えてくれて

  ほかの子のお世話も手伝ってくれて

  退院時のお迎えにも一緒に行ってくれた

  本当に感謝してます。。。


  そして、一緒に過ごしていたから 全てのことは伝えてて

 


  「ふらんちゃんが元旦に倒れても、

  運良く蘇って戻ってきてくれて

  そして、犬小屋での生活ができるようになったことに

  ふらんちゃんに感謝せな。。。」

  って、言ってくれたのもせつちゃん

  もし、元旦に倒れたまま 遠足に逝くことになってしまったら

  なにも分からずに 見送ることになってすごく悔やんだハズだろうと。。。


  けれど、一度蘇って戻ってきてくれたことで

  ふらんの身体に起きていることを知ることができて

  おぃちゃんとバニちゃんの

  心の準備期間が与えられたんだから

  これはとても大きな重要なことだよ。。。

  って、言ってくれてね

  長きに渡りおぃちゃんと付き合ってくれてて

  おぃちゃんの気持ちを理解してくれてるせつちゃんの言葉

  本当に身にしみて・・・その通りだと思った!

  せつちゃん、本当にありがとうね

  これからもパイレーツとおぃちゃん達をよろしくお願いします


 

  ここまでが、ふらんの病気のことです

  ふらんのことでかなりネット検索したけど

  大きいお友達ではかなりヒットした。。。

  チワワで、同じ病名でヒットしたのは たった1件でした。。。 

  それも、どの子も良いことは書かれていなかった

  同じチワワのお友達の参考にならないこと

  それだけを願っています!


  2016年の大晦日もふらんらしく走り

  年をまたいで

  2017年の元旦も走った!

  走りたくて走りたくて

  走ることが大好きなふらん

  元旦のドアが開くのを待っている動画

  最前列の向かって右側で

  「いまか!いまか!」と足踏みしながら待ってます

 2017 01 01open待ち






  そして、勢いよく庭に飛び出していきました


 2017 01 01




  春まで待てずに遠足に逝っちゃったけれど


  ふらんの好きなように過ごしてもらえたことに

  悔いはありません! 




  
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