一昨日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の代表、プリゴジン氏がプーチン政権に反旗を翻し、モスクワ目指して進軍を始めた、というニュースが飛び込んできました。
一度はプーチンの側近とまで言われた人物なんだそうですが、そういう人が反乱を起こしたというのは、プーチン政権にとって大打撃だったでしょうねぇ。
ロシア正規軍と傭兵部隊が戦闘状態に陥れば、内戦ということになり、ロシアの混乱は必至でした。
しかしプリゴジン氏はその日のうちにモスクワへの進軍をやめ、ベラルーシに向かったそうです。
亡命、ということになるのかもしれませんが、ベラルーシはロシアのウクライナ侵略を支持する数少ない国の一つ。
無事で済むとは思えません。
事実、ほぼ毎日更新されていたSNSへの投稿がぴたっと止まってしまったそうです。
おそらくは監禁されているか、粛清されているかのどちらかでしょうね。
一度反乱を起こしたのなら、徹底的に戦わなければ、時の政権から裏切りだとして殲滅、粛清されてしまうでしょう。
逆に反乱が成功した場合、それはほとんど革命とも言え、逆に政権側の人々が粛清されるでしょう。
それなのに、プリゴジンなる人物、ベラルーシから仲介があったとはいえ、戦うことを止めてしまっては、自分がどういうことになるか想像できなかったのでしょうか。
ウクライナ侵略に手こずっているところ、内戦の危機まで起こってしまっては、ロシアは持たないでしょう。
怖ろしいのはプーチンが破れかぶれで核爆弾を使用すること。
大量に所有していても、使用できないのが核兵器のはずです。
それを使ってしまっては、プーチンは未来永劫、核兵器を使った大罪人として歴史に名を残すことになるでしょう。
しかしその可能性無しとしません。
大いにあり得ることです。
プーチンのロシアが滅んでいく光景が頭に浮かびます。
戦争は新たな局面を迎えているようです。
私たち庶民は状況を見守ることしか出来ません。
ロシアによるウクライナへの侵攻で始まった戦争、思わぬ方向へ進むかもしれません。