ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

東京大神宮と土蜘蛛

2009年02月08日 | 散歩・旅行

 今日は午前中から昼にかけて東京大神宮を参拝し、神楽坂近辺を散歩しました。東京大神宮はお伊勢様の東京分社で、私は毎年、ここに初詣に行っています。ただ、近年、縁結びの神様として有名になり、妙齢のおねえさま達が大挙して訪れ、「恋みくじ」などひいて騒いでいるのが不気味で、人気のなくなる2月に詣でています。
 今日もおねえさま達のグループが大勢いました。

 午後は千葉で金春流の能公演を観ました。
 出し物は、「土蜘蛛」。
 病に臥せる源頼光を、僧形に化身した妖怪「土蜘蛛」が襲い、頼光は得意の刀でこれを追い払います。その後、頼光の家来が山中に土蜘蛛を追い、これを退治する、という話で、たいへん動きの多い、派手な曲です。
 単なる化け物退治のお話として観ても楽しめますが、「土蜘蛛」が、古事記などに見られる、大和朝廷に服属しない土着民の蔑称だったと知れば、その趣は自ずと違ったものになり、味わい深い曲でもあります。

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