ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

ペコちゃん雛

2017年03月01日 | 文学

   今日から3月。
 お雛様ももうすぐです。

 私には三つ下の妹がいたので、実家には、当時流行っていた7段飾りだか8段飾りだかの立派なお雛様がありました。
 今は姪のために飾っているようです。

 我が家は子供がありませんが、不二家の景品で当たったペコちゃんとポコちゃんの小さなお雛様を食卓に飾ることを習いとしています。



 お雛様だからと言って、華やかなイメージばかりではありません。
 大体雛人形というもの、結構不気味です。
 夜中に一人で見たら、人形たちが動き出しそうで、薄気味悪く感じるのではないでしょうか。

 雛の頬の 冷たきに寄す 我が頬哉

 自由律の俳人、尾崎放哉の句です。

尾崎放哉全句集 (ちくま文庫)
村上 護
筑摩書房

 お雛様の冷たい頬におのれの頬を寄せるとは、どこか不気味で、物寂しい感じがします。
 もっとも、あの真っ白いお雛様の頬が暖かかったなら、よけい気持ち悪いでしょうねぇ。

 私もお雛様のお祝いに、我が家のペコちゃん雛の頬を触ってみるとしましょうか。
 


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