今日は少子化問題について
2005年の国勢調査で日本の総人口は前年のより約1万9,000人減少して1億2,775万6,815人。戦争時を除くと1920年の国勢調査の開始以来初めて減少でした。これから少子化の問題が段々と出てきます。
もっとも霊的観点から今後宇宙で起きる未来の地球の大変化を考えると、これはあまり問題にはならないと思いますが、いまの社会がこのまま続くという普通の観点で考えると、これは大問題です。
それなのに日本は心配だけして何も策を考えてきませんでした。日本の人口はもともと多すぎるので半分ぐらいに減らしたほうがいいのでこれは良い傾向だとする考えもあるようですが、急激な変化はやはり社会を混乱に陥れます。
だいたい小泉、竹中路線に乗って安部、福田と森派政治が続いていくと、医療環境を考えたって日本は映画シッコに見られるような方向へと進んでいくことになります。老人がどんどん増えていきますので、日本の将来はかなり不安定で、絶望的です。
昨日、お墓参りに行ってきましたけれど、今後は一人っ子が増えて、結婚しない人が増えていくのでお墓なんか無くなってしまうのではないでしょうか。家系が途絶えるのです。これは今後、将来というか今の現実がそのまま将来に移行するので既に予測できることです。
それにアメリカ追随の自民党政権がこのまま行くと日本は戦争に巻き込まれ、私たちの子供が徴兵されて命を落とすこととなってしまうでしょう。
郵政問題で民営化が良いことと考えている日本人が半分ぐらいいることを考えると、国民のほとんどはそれに気付いていないようです。
これらのすべては、もっとも政治が愛と調和の方向で進めば問題は無いのです。日本は格差を無くす方向で進めばお金は充分にありますし、人口の半分が老人でもみんなが普通の生活を送ることはそれほど難しく無いのです。問題は愛と調和が実現できないことです。これがすべてで、これが一番難しいことです。
中国は人口が多すぎて、日本とは逆に少子化を進めています。夫婦で一人以上の子供は作れません。ただ第一子が女の子の場合はもう一ひとり生むことが許されますので、それで男の子が多すぎてしまっていて、お嫁さんがどこでもいなくなって女の子の人さらいが頻発しているようです。
これは本当に間抜けな政策の話ですね。
日本の場合は問題意識があっても少子化対策に何もしてきませんでした。これも問題です。
今の自分さえ良ければ良いという典型的なエゴ政治です。
子供は本来国の宝なので、出産から教育まで個人にすべて任せるというあり方はちょっと考え直さないといけません。
さて、それでどうして少子化が女性問題なのかと言いますと、このまま少子化が進むと日本の将来は女性(お婆さん)だらけになるということです。
いま20歳の人が65歳を迎える45年後は、日本の人口は最小で8000万人ぐらいになっているとのことです。しかも65歳から75歳の人(前期高齢者)よりも75歳以上の人(後期高齢者)が多くなるのです。
そして2000年には百歳以上の人が1万2000人でしたが40年後には130万人になります。
そのほとんどが女性なのです。
80歳以上の女性を考えてもかなりの数になります。
一人ぽっちの女性が多くなるということで、特に女性は政治に厳しい目を向けることが自分の将来のためにもなります。
これひとつとっても国は日本の将来など何も考えていないということが判るでしょう。
年金問題もあわせて考えてみると尚ですが、一体誰が老人を支えるのでしょうか? (霊的な観点からユートピアを考えると「生涯現役」で、年金など問題にならないのですが、ここでは現実の地球社会の観点)。
子供を持つ夫婦に対しての優遇政策は、国も企業もほとんど取っていません。
私の勤める会社も以前は(不確かな記憶ですがほぼ正しい数字)扶養者に3万円程度、子供一人に1万5千円程度が毎月支払われ、ボーナスにも還元されましたが、それも今は無くなり、年功序列的な賃金体系も無くなってしまいました。定昇もなくなり今の若い人はこれからは大変です。
たとえ話ですが、
子供を作らずに夫婦二人で生活していて、海外旅行をして、人生を謳歌し、貯金を何千万円も貯めて悠々自適な生活を送っていた人がいます。彼らは年金のための社会保障費も充分に払っていました。
そんな夫婦が年金を貰うことになったとき、年金を払うのは子供を作り子供の生活費、教育費を稼ぐのに明け暮れいていて、社会保障費も余り負担できなかった夫婦の子供たちです。この子供たちは自分の親よりも子供を作らなかった夫婦に自分たちが稼いだ年金を多く払うのです。子供一人を育てるのに1500万円、大学まで上げようとしたら2000万円は掛かります。
これっておかしいでしょ。子供は国の宝ですよ。
思うところがあったら Clickしてね。
「人気ブログランキング」に参加しています。
初めてご訪問の方は「真実の扉」ホームページにも是非お立ち寄りくださいませ。