トホホなおやじのから元気

母介護のため退職するも
家内の反対で地元に再就職
でも介護に会社の理解は得られず、
2016年介護離職した65歳

フーリガン

2015-11-07 23:37:31 | インドネシア
テレビをみていた母さんが、「フーリガン」てナニ?と訊いてきました。

ご存知のように、サッカーの観客が暴徒化することです。

日本では、フーリガンらしい人はほとんどいませんが、インドネシアで聞いた話を思い出して、話してやりました。

15年以上前の話です。


インドネシアはサッカーが盛んです。

理由は単純で、必要な道具が少ないから、だと思います。シューズがなければ、素足で。ボールひとつあれば、小さな空き地でも楽しむことができます。

もちろん、ユニフォームを揃え、日本と同じようにゲームを楽しんでいるアマチュアもたくさんいます。

日本人が多く駐在していたアパートの横にあるサッカーグラウンドは、一方方向に全体がかなり傾斜していました。


インドネシアにも国内サッカーリーグがあります。

ジャカルタ中心部にサッカー場があるのですが、どこぞのチームのファンが酷くて、チームが負けるとフーリガンになるそうです。

だから、同チームの試合があるときは、サッカー場近くの道を通らないようにするとのことでした。

なんでも、そのチームのファンは、電車に揺られて応援に来ます。

そして、試合に負けると、駅までの帰り道に車をひっくり返したり、火をつけたりします。

電車で帰る際も、電車が停車した途中駅で、駅前の店を壊して強奪したりします。まさに集団強盗です。

そうやって、帰り道の停車駅で強奪を繰り返し、憂さを晴らしながら、強奪した食料で腹を満たしながら帰っていきます。


日本では考えられないレベルのフーリガンぶりですが、強奪されたほうも黙ってはいません。


フーリガンが乗ってそうな電車は、想定がつくので、同チームが負けたら、途中駅の住民はフーリガンが多数乗っている列車に投石したり、駅に停車した列車を襲ったりして、フーリガンが暴れないように先制攻撃したという話を聞いたことを思い出しました。


母さんの質問のおかげで、懐かしい気持ちになりました。

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