トホホなおやじのから元気

母介護のため退職するも
家内の反対で地元に再就職
でも介護に会社の理解は得られず、
2016年介護離職した65歳

竹の音

2018-04-05 06:33:20 | どーでもいい話
毎年、勢力範囲を広げている竹があります。

この竹は風変わりで、若竹時はすごく細くて、地上から60センチくらいまで伸びても、竹の子として食べることができます。

この竹を数年前に私が高さ3mくらいのところで切りそろえました。切ったのは、それなりの理由があるのですが、ここでは省略します。



切りそろえても、普通の竹なら、切った下の節から枝葉が伸びてきて、ごちゃごちゃするのですが、この竹はなんと・・・・

枯れてしまうのです。

というわけで、勢力を拡げていた竹のほとんどが枯れてしまいました。

でも、心配はしていません。梅雨前頃には新たな竹の子が生えてきました。


その竹のエリアから音が時々聞こえてきます。

どんな音かというと、石を竹にぶつけた時に出る音、あるいは缶ビールのプルトップを引いたときの音、あるいはペットボトルやアルミ缶を凹ませると出る音です。

何の前ぶれもなく、突然「カコン」という音が響いてきます。



以前からその事には気づいていて、「誰かが投げ込んだ石が竹に当たったときの音」と思っていました。

ところが先日たまたま、石を投げ込む位置には誰もいない状態で音がすることを確認しました。

投石が原因ではなかったのです。では、なんで音が鳴るのか。

不思議に思いながら作業に戻りましたが、その後も30分に1回くらいの頻度で音がしました。



ふと、新たな仮説が浮かびました。

「これは竹が割れる音では?」

通常の竹は、切っても切断面の下の節から地面までの竹は、切らない場合と同程度の寿命があります。切っても青いままです。そして音はしません。

だけど、このエリアの竹は切ると枯れてしまいます。枯れると徐々に柔軟性が失われ、水分が減って、脆弱になっていきます。

一方、節の間は密閉された空間です。竹を燃やすと生竹でも乾燥した竹でも大きな破裂音がします。

外気温の温度変化によっても、節の間の中の空気は膨張したり負圧になったりしていると思われます。

なので、枯れた竹の強度が落ちていく中で、外気温で発生する節間の内圧に負けて破裂する時の音ではないかということです。


他の竹は切っても枯れないから音がしない、というのも説明がつきます。

音がする竹のエリアには、かなりの数の竹がいつの間にか縦に割れていました。



投石が竹に当たる音だと思ってイライラしていましたが、外気温変動による竹の破裂音だと思うとなにやら風流な感じで、穏やかな気持ちになりました。

2 コメント

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破竹の・・・・ (花おじ)
2018-04-05 19:27:45
不思議な音の正体が竹の割れる音だったとは、

「破竹の勢い」って言いますけど、まさに、、、

なんという竹なんですか?
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花おじ様へ (とほ)
2018-04-06 08:39:59
たぶん、割れる音に間違いないと思います。

竹の種類ですが、どうも淡竹(ハチク)のようでして、ハチクつながりの偶然にビックリです。

食すとヤングコーンみたいですが、市場にはあまり出回らないそうで、普通の筍に比べると、採取に手間がかかるからだろうと思います。
でも、家庭菜園みたいに、個人でちょこっと食べるには便利かも。
あくぬきは、同様にしないといけないので、調理の手間はおんなじなんですけどね。^^
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