迷惑駐車

所有している小さな月極め駐車場に迷惑駐車する車がいます。

父から引き継いだ駐車場ですが、父の時代から勝手に車を置く人たちが居たようです。
父は厳しく対処するタイプではなかったので、勝手に置いても怒られない場所と地域住民に認識されてしまったのかも知れません。
でも、時間貸しの駐車場も現れてきた時代に、数時間であれ何のことわりもなく勝手に使う・・・自分は許せません。

どうすれば、効果的に迷惑駐車を減らせるか、合法な範囲でこれまで試した結果、現在の方法に落ち着きました。それは・・・

まず、発見したら警告用紙を用意します。紙には以下の内容を記載します。
１．車両番号、不法駐車日時
１．不法駐車であること。
１．次回不法駐車したら、同日を起算日として再犯日までの月極め駐車場料金の３倍相当の迷惑料を請求すること。
これらを記載した紙をワイパーに挟んだところで、車全体の写真を撮影しておきます。
そして、車両番号をファイル名とする電子ファイルを作成しておきます。
（過去に不法駐車した車両か検索しやすくするためです。）
この作業を繰り返し、勝手に置く車は確実に減ってきました。ところが・・・

先日、この貼紙を無視し、再犯する車が現れました。
警告文記載の対処を怠ると、貼紙は単なる脅しとして効果を無くしてしまうかもしれません。

私有地なので、警察に連絡しても対処してくれないことは、経験済みです。
（正確にいえば、しぶしぶ対処してくれる警察官も以前はいました。でも、２回連続して断られてからは、「連絡しても無駄」と学習しました）
陸運局に行って、「私有地への放置車両の所有者特定」を目的に申請すれば、登録事項等証明（車検証の写しに近いもの）の発行を費用３００円で受けられます。
これで、まずは不法駐車車両の所有者を特定します。（軽自動車はもっとやっかいですけど）
これを元に、所有者に対し「警告しても不法駐車を繰り返したこと。迷惑料の支払いを車使用者に促して欲しいこと。支払いなき場合は管理責任のある所有者に請求すること。不法駐車しないよう車使用者を指導すること。」を通知します。

実は、陸運局の申請を行ったのは今回が２回目です。
１回目の時は、不法駐車の原因が調査の過程で判明しました。それは、
ある会社が社員のために１台分契約していたのですが、その後解約となりました。
当時、その駐車場を利用していた社員はいなくなったのですが、会社が解約したことを知らなかったようです。
まだ契約していると勘違いして、当地に赴いた際に不法駐車したのでした。
登録事項を調査した結果、車はリースで、使用者登録されていたのが以前契約していた同社だったので、会社に連絡し事情が判明しました。
このときは、不法駐車した期間を日割り計算して、円満にお支払いしてもらえました。

ただ、今回の車所有者は個人です。
住所、氏名で事前にネット検索したところ、会社社長でした。
グーグルアースで住所を検索したら、自宅駐車場に高級乗用車と不法駐車した車の画像がでてきました。＾＾Ａ
ナンバープレートはモザイクがかかっていましたが、車種・色は不法駐車車両と同じです。
みるからにお金持ちの邸宅なのに、「こんなせこい不法駐車をするかなー」と改めて腹立たしく思いました。

ということをとほママに話しながら迷惑金請求文案を作成し、「配達証明郵便でよかろう、それでも無視してきたら、内容証明を送付しよう」と、とほママに相談していました。
ところが、翌朝になって突然なにかに気づいたとほママがごそごそと調べています。そして・・・・

所有者は、とほママの「さほど親しくない知人」の父親らしいということがわかりました。投函する前でよかったです。
なので、車の使用者は近所に住む「さほど親しくない知人」であろうとの結論に至りました。
ということで、迷惑金請求文書の郵送は一旦中止し、とほママがその知人に事情聴取することとなりました。

いろいろありますが、都会では起こらなさそうな事案が、田舎では割と起こる気がします。
都会に有料駐車場を所有していないから、都会の迷惑駐車の実態は知らないんですけどね。＾＾
一方、空いていたら２，３日（無料で）置かせてくれと菓子折り持参で申し出る人もおられます。
菓子折りを買って来る時点で空いているって知っているんでしょうね。＾＾
滅多にないので、承諾します。
盆・正月に帰省してきた子のためという理由が多いかな。
日割りにしたら菓子折りのほうが高くついているので、利用料はいただきません。＾＾

不法行為には厳しく、正直者には優しく、をモットーに仕事したいです。