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TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬の解答

2025年02月04日 | 「工学」見本記事

              第35期受験直前講座
         (7)VHF帯とUHF帯の電波
            伝搬の解答 

航空無線通信士の試験で出題される電波伝搬についての
問題の種類は、前回お話しをしました様に多くありませ
んのでこれを機会に理解しておきましょう。 

それでは、再度、問題をご覧下さい。

[演習問題7]
次の記述は、超短波(VHF)帯以上の電波伝搬について述
べたものです。(     ) 内に入れるべき字句を下の番号か
ら選んで下さい。

(1)地表波伝搬では、中波(MF) 帯に比べて  減衰が著
      しく ( ア ) 。
(2)電離層 (スポラディツクE層を除く) ( イ ) 。
(3)送受信点の中間に高い山があり 相互の場所を見渡
      す事が出来ないが  山頂が、 受信点及び 送信点か
      ら見渡せるとき、電波は、伝搬 ( ウ ) 。

(4)一般に、直接波と ( エ ) との合成波が受信される
        。
(5)大気中に湿度の逆転層が生じ ラジオダクトが形成
        されると、( オ ) 事がある。

1  電離層反射波    2    より遠方迄伝搬する
3  小さい       4    で反射する
5  大きい       6    しない
7  大地反射波     8    を突き抜ける
9  する事がある   10    通信が出来なくなる
 
 

この問題は、過去問を元に作り直した問題です。
オリジナルの過去問は  VHF帯の電波伝播の知識がなく
ても文書の流れから答えが分かってしまう問題です。
そこで、VHF帯の電波伝播を理解して答えて頂く為に、
文書の流れからだけでは  解答出来ない様に致しました

なお  解答と解説の文章の中の赤字の言葉青字の言葉
は、覚えておいて下さい。

[演習問題7の解答と解説]
(1) 中波 (MF)帯 とは、波長が 1.000 [m] ~100 [m]
   で主に、ラジオ放送に使用されています。
   一方、VHF 帯は、波長が  10 [m] ~ 1 [m] で FM 
     放送や 航空無線を始めとした  移動体通信に使用さ
     れています。
   中波帯の電波伝播は、図-1 の様に 地表波と呼ばれ、
   地球の丸みに沿って 伝搬しますので 比較的遠方迄、
   届きます。( 中波帯の電波が  電離層反射すると更に
     遠方迄、届きます。)

  
   これに対して VHF帯では、直線的に伝搬しますので
   下の図の幾何学的直線の様な (実際は  多少、曲りま
   すので赤の矢印の様な)  伝搬をしますので 遠方へ届
     かないと言う事になります。
   計算をした事が有りませんので  ハッキリした事は、
   言えませんが今、皆様がいる所 が平らであると思え
   ても、数十 [km] 先と 今居る所を直線で結びますと
     数十 [km] 先では、 下の図の幾何学的直線の下にな
     りますので、 地表を見通す事が出来なくなります。
 ( 高い山や ビルからは、 その高さにより 更に少し先
   まで見る事が出来ます。)

   つまり、直進する電波は 見通し距離より先では、
   信出来ないと言う事です。
  
   この為、スカイツリーの様な 高い所から TV 電波を
   輻射する事でアンテナと地球とを結ぶ 幾何学的直線
   が接する場所を遠方へ伸ばして より遠方で受信出来
   る様にしています。上の図でアンテナが低ければ、
     地球に幾何学的直線が接する点が より送信アンテナ
   に近くなるのがお分かりになると思います。
   幾何学的直線が接した先では、VHF 帯の電波を受信
   する事が出来なくなりますので試験問題では 「減衰
   が (大きい)」と言う答えをオリジナルの問題の出題
     者は、望んでいます。
   しかし、いつもお話をしています様に 電波は、減衰
   しません。輻射点から 遠ざかるにつれて、電波が広
   がりますので、受信点での 電力密度が下がる為、電
   波が弱くなるのです。この問題の場合では 幾何学的
   直線が地球に接した先になりますので 電波が届かな
   いと言うだけなのです。

   お話が永くなりましたが オリジナル問題に合わせて
   て答えは、”5” の「大きい」とします。

続きは、2月の「法規」と「工学」のページで お読
み下さい。

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