第2章航法支援施設
(1)VORとDMEその1
今回から航法支援施設のお話を致します。
"航法支援施設”からの出題数は、 ”空中線と電波伝搬
” と並んで多い項目ですので、 しっかり 勉強して下
さい。
航法支援施設には、 どの様な施設があって、 パイロ
ット を目指す受講生の皆様に どの様に関係するもの
なのかをご理解頂きたいと思います。 ご理解頂けれ
ば試験で出題数の多い理由が分かります。 また、 い
つも述べています様に 工学の学習ポイントは、 以下
の3点です。
(1) 概要
(2) 原理
(3) 使い方
改めて航法支援施設が どの様な場面で 使用されるか
と言うお話をします。 航法支援施設とは、 航空機が
目的地迄飛行する為や 航空機が安全に着陸する為の
誘導施設等をさします。
まず、 航法支援施設を管轄するお役所 のお話から致
します。
皆様が。 パイロットになってから お世話になります
国土交通省には、 航空局(名称は、電波法に出てくる
航空局と同じですが こちらの航空局は、 役所の名前
です。)と言うものがあります。
航空局とは、 航空行政を行う 国土交通省の出先機関
で、 皆様が思い浮かべるのは、 管制塔で航空機に指
示を出すお役人だと思いますがその他に2つの現業部
門があります。
1つは、殆ど皆様は、意識されていないと思いますが
夜、空港へ行きますと 滑走路や誘導路等の路面に青
や緑・赤等の電気が点 (つ) いてiます。
その他、皆様は、ご存じないかも知れませんが 航空
機が滑走路へ着陸する際 正規のグライドパスより上
にいるか下に居るかを示す赤と白のランプのPAPI(
パピー: Precision Approach Path Indicator ) があ
ります。これらの灯火類の設置やメンテナンスを行う
部署です。
PAPIにつては 計器を使わない着陸にも有用です。試
験には、出ませんがパイロットとしては、常識中の常
識ですので、覚えておいて下さい。
そして、2 つ目は、今回からお話をします「航法支援
施設(電波標識)」等の設置やメンテナンスを行う部
署です。
こちらに勤務される方には、高度な無線技術が必要と
されますので第1級陸上無線技術の免許が必要です。
そして、入省後も高度の講習を受け、実践に就いた後
も更に教育が続く為、航空会社の CAさん達からも 一
目おかれる存在となります。
余談ですが、以前、雑誌の取材で空港へ訪問した時の
ことです。一般の方は、通れない空港関係者のみの専
用通路を技官の方と通って専用の食堂へ向かう途中の
事でした。各航空会社の CA さんがその技官の方に向
かってお辞儀をしていました。
さて、これからお話をします航法支援施設は、以上の
理由で超が付く程、難解です。また、それらを記述し
た専門書も一般の方が書店で目にする事は、ありませ
ん。
ゆえに、ネットで書かれている情報の多くは、不正確
であったり、肝心な部分が書かれていません。
ここでは、身の周りの事を例に分かりやすく、正確に
お話をいたしますので、航空通の免許試験を受けない
航空ファンの方も興味をもって読んで頂ける様にして
あります。
続きは、9 月の「法規」と「工学」のページでお読み
下さい。
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言う意味ですか?」と聞いてくる者がいます。
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夏休みにお話をしました通り、独学は、難しく、試験
迄の時間は、それ程永くありません。
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