日にち空けようかと思いましたが、鉄は熱いうちに打てと言いますんで昨日に続いて紹介しようと思います。
続きを紹介する前に僕の好きな場面を2つほど紹介します。
万吉も1人の人間ですから、時には迷うこともありまして、実は子分たちに西日本の不良たちを呼びつけに行かせた直後、女に嵌ってしまい子分たちを捨てようとしたことがありました。
宿敵である水戸正江の孫娘であるあゆみに骨抜きにされてしまうんですよ。
あゆみは万吉を自分の虜にすることで正江に何か見返りをもらう魂胆だったのですが、結局はマジ惚れしてしまい、2人は駆け落ちを考えます。
その時に嵐で鉄橋が破壊される事故が起こるわけです。
万吉の汽車はブレーキをかけて止まったんですが、下り線の電車はブレーキが故障していて暴走中との報せが入ります。
このままでは大勢の人々が亡くなってしまう・・・
一刻も早くなんとかしなければならない
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この仕事 親分以外にできる人はいまへんでっ!!
ラッパの一言が万吉の男気を呼び覚ます。
うおおおおおおー!!野郎ーっ矢でも鉄砲でももってきさらせ~っ
荒々しいタッチで大口開けて吠えるシーンがなんとも熱い。
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これはまだ割りと初期の方ですね、絵柄にまだ可愛らしさが残っています。
海苔相場で一儲けしようと財界の大物白川が動き出し、その側近である仲台は海苔の相場を吊り上げるために西海で作っている海苔を潰滅させようと海に重油を流しました。
その重油が元で大火事が起こってしまい、西海は炎に包まれます。
その元を作った仲台に対し、万吉が怒るシーンがこれです。
仲台は「物的証拠はあるのか?」と万吉に問いかけますが、
万吉は「あまったれるんじゃねえ!!そんなものが通用すると思うかっ!!」と言って仲台を黙らせます。
そして、タイマン勝負で仲台と正々堂々勝負して一方的にボコりました。
いやースカっとしますね。
しかし、大人というのはなかなか汚いもので、この後、万吉は仲台の雇い主である白川によって傷害罪で訴えられてしまいます。
それじゃ、昨日の続きを紹介しましょうか。
西日本の不良たちをまとめあげた万吉一家はそのまま日本全国の不良をまとめあげようと東へと向かうことになります。
今までは守りのケンカしかしてこず、常に大義名分がついて回っていた万吉が初めて私的目的で動くわけです。
万吉は悪党と呼ばれる覚悟でもって子分たちを北陸と東海道方面の二手に分けて進撃を開始します。
ですが、東の不良たちもそれまで番を張っていた意地がありますから、いきなりやってきて俺に従えと言われて簡単に首を振るものではありません。
東北に巨大な勢力を持つ堀田石松を旗頭に北陸、名古屋、東京、北海道といった不良たちが一致団結して万吉たちを迎え撃ちます。
その数1万5千、対する万吉たちは7千5百、決戦の地は富士裾野。
倍以上の敵を相手にどうする万吉一家?という展開かと思いきや、
なんと万吉の子分たちは堀田たちの妨害に遭い、合流を遅らされてしまいます。
決戦の地にやってきたのは万吉の地元である西海の1千人、15倍を相手にどう戦うのか?
万吉は戦う前に堀田にどういう目的があるのか問いかけます。
しかし、堀田は答えられません。
じゃあ、お前には何があるのかと逆に問われた万吉は、堀田たちに足元にある草を抜いてみろと言い出します。
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1万5千人の不良が一斉に草を引っこ抜くってのもなかなか異様な光景ですね。
そして引っこ抜かせて彼らを逆へと移動させると・・・
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そこには畑の土台が出来ていた。
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つまり、世間のはみだし者でもこうして集まれば世の中のためになるような大きなことが出来ると万吉はいいたいわけです。
万吉の言葉にグラつく不良たちですが、こうして決戦に臨んだ以上ははっきりと力で白黒つけないと収まりがつきません。
堀田の軍師ドクター佐々木の号令で1万5千が万吉たちに襲い掛かる!
と思われたその直後、その周りは取り囲む集団の姿が。
それは東日本各地で不良たちに辛酸を舐めさせられていた一般学生たちだった。
その数およそ10万人、彼らは万吉の軍師となっていた先生(堀田の軍師である佐々木の双子の兄)の説得によって立ち上がったのだった。
死ぬ気になって戦えば不良だろうがそうじゃなかろうが力に大差はない。
この時点で万吉一家の勝利は決まった。
しかし、東日本の総大将に祭り上げられていた堀田は納得がいかない。
たしかにこれではピエロである。
その怒りをぶちまけんとして投げた竹槍が万吉の腹に突き刺さる!
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ここで万吉は瀕死になりながらもこの地に集まった者たちに訴える。
生きていれば何かを生み出す。 何かを作りだすことができるのだと。
それはここにいる誰でもできると。
生きている以上は、めためたになろうと目的に向かって突き進んでいくしかないのだと。
万吉は言うだけ言うと力尽きて倒れてしまう。
この姿に胸を打たれ、敵対していた不良たちも涙を流して万吉を親分と呼びはじめる。
ようやく全国の不良たちの心が一つになったのだ。
そして万吉は佐々木の応急処置のおかげで一命を取り止める。
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万吉一家二十八人衆(二十七と言ったところを万吉が死んだ綱村も一緒だと二十八に訂正するのがいい!)
と兵隊3万の戦いはこれから始まるといったところでこの文庫本は終わっている。
どうです?少しでもこの作品の魅力が伝わったでしょうか?
ちなみに後にジャンプを牽引することになる北斗の拳の作画担当の原哲夫やリングにかけろや聖闘士星矢などのヒット作を生み出した車田正美はこの作品に大きな影響を受けたそうです。
さて、この文庫本はという言い方を不審に思いませんか?
実はあとがきで作者自身が、この後の話は野球でいうなら6回までノーヒットノーランペースできたピッチャーが残り3回で18点取られたような出来でとても見返す気になれないということでその先の話が切り捨てられているんですよ。
続きを見たい人は古本屋で既刊のコミックスでも探してくださいと。
そう言われると逆に見てみたいじゃないですか。
そんなわけで僕は続きを探すことにしましたよ。
またその辺を報告できたらいいと思います。
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ちなみにこれが堀田石松ってやつなんですよ。
あ、こいつも万吉に謝って子分になりましたよ。
ところでこいつって顔のパーツがドラゴンボールのドドリアさんに似てません?
コメ返
>夜美羽さん
意外でした。
夜美羽さんはわたしはちょっと無理ですねと思うだろうと予想してたので。
最近、妙に可愛げを見せやがりますwww
茶碗蒸し、スーパーなんかで売ってるやつも割りとおいしいんですよね。
>もこさん
うちは基本的に家族もみんな仲良いですね。
友人たちが家だと食事は自室で1人で食べるとか言っていたのが驚きでした。
今すぐ結婚して子供できたとしても最低十数年はかかりますからねえ。
>仮面ブロガーさん
僕も子供の頃はそれほど好きじゃなかったですね。
具が気に入らなかったとかそういうのかもしれませんけど。
スーパーで売ってるやつを食べているうちに案外美味いものだと思うようになりました。
おお~、旧コミックスを置いてるんですか!!
そうなんですよ、男の生き様が感じられる後世に伝えられるべき良い作品だと思います。
>S2さん
どんぶり蒸しとか僕も親父に聞くまで知らなかったですね。
たしかにどんぶりで食べたいとは思わないですよね。
うちでは親父以外みんなそう思ってます。
ところが、親父の兄さん、つまりおじさんもどんぶり蒸しを食べていたということを聞いて驚きました。
血は争えないなと思いましたね。
そういうもんですかね。
たしかに結婚するまで料理したことなかったって人もいるみたいですけどね。
続きを紹介する前に僕の好きな場面を2つほど紹介します。
万吉も1人の人間ですから、時には迷うこともありまして、実は子分たちに西日本の不良たちを呼びつけに行かせた直後、女に嵌ってしまい子分たちを捨てようとしたことがありました。
宿敵である水戸正江の孫娘であるあゆみに骨抜きにされてしまうんですよ。
あゆみは万吉を自分の虜にすることで正江に何か見返りをもらう魂胆だったのですが、結局はマジ惚れしてしまい、2人は駆け落ちを考えます。
その時に嵐で鉄橋が破壊される事故が起こるわけです。
万吉の汽車はブレーキをかけて止まったんですが、下り線の電車はブレーキが故障していて暴走中との報せが入ります。
このままでは大勢の人々が亡くなってしまう・・・
一刻も早くなんとかしなければならない
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この仕事 親分以外にできる人はいまへんでっ!!
ラッパの一言が万吉の男気を呼び覚ます。
うおおおおおおー!!野郎ーっ矢でも鉄砲でももってきさらせ~っ
荒々しいタッチで大口開けて吠えるシーンがなんとも熱い。
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これはまだ割りと初期の方ですね、絵柄にまだ可愛らしさが残っています。
海苔相場で一儲けしようと財界の大物白川が動き出し、その側近である仲台は海苔の相場を吊り上げるために西海で作っている海苔を潰滅させようと海に重油を流しました。
その重油が元で大火事が起こってしまい、西海は炎に包まれます。
その元を作った仲台に対し、万吉が怒るシーンがこれです。
仲台は「物的証拠はあるのか?」と万吉に問いかけますが、
万吉は「あまったれるんじゃねえ!!そんなものが通用すると思うかっ!!」と言って仲台を黙らせます。
そして、タイマン勝負で仲台と正々堂々勝負して一方的にボコりました。
いやースカっとしますね。
しかし、大人というのはなかなか汚いもので、この後、万吉は仲台の雇い主である白川によって傷害罪で訴えられてしまいます。
それじゃ、昨日の続きを紹介しましょうか。
西日本の不良たちをまとめあげた万吉一家はそのまま日本全国の不良をまとめあげようと東へと向かうことになります。
今までは守りのケンカしかしてこず、常に大義名分がついて回っていた万吉が初めて私的目的で動くわけです。
万吉は悪党と呼ばれる覚悟でもって子分たちを北陸と東海道方面の二手に分けて進撃を開始します。
ですが、東の不良たちもそれまで番を張っていた意地がありますから、いきなりやってきて俺に従えと言われて簡単に首を振るものではありません。
東北に巨大な勢力を持つ堀田石松を旗頭に北陸、名古屋、東京、北海道といった不良たちが一致団結して万吉たちを迎え撃ちます。
その数1万5千、対する万吉たちは7千5百、決戦の地は富士裾野。
倍以上の敵を相手にどうする万吉一家?という展開かと思いきや、
なんと万吉の子分たちは堀田たちの妨害に遭い、合流を遅らされてしまいます。
決戦の地にやってきたのは万吉の地元である西海の1千人、15倍を相手にどう戦うのか?
万吉は戦う前に堀田にどういう目的があるのか問いかけます。
しかし、堀田は答えられません。
じゃあ、お前には何があるのかと逆に問われた万吉は、堀田たちに足元にある草を抜いてみろと言い出します。
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1万5千人の不良が一斉に草を引っこ抜くってのもなかなか異様な光景ですね。
そして引っこ抜かせて彼らを逆へと移動させると・・・
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そこには畑の土台が出来ていた。
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つまり、世間のはみだし者でもこうして集まれば世の中のためになるような大きなことが出来ると万吉はいいたいわけです。
万吉の言葉にグラつく不良たちですが、こうして決戦に臨んだ以上ははっきりと力で白黒つけないと収まりがつきません。
堀田の軍師ドクター佐々木の号令で1万5千が万吉たちに襲い掛かる!
と思われたその直後、その周りは取り囲む集団の姿が。
それは東日本各地で不良たちに辛酸を舐めさせられていた一般学生たちだった。
その数およそ10万人、彼らは万吉の軍師となっていた先生(堀田の軍師である佐々木の双子の兄)の説得によって立ち上がったのだった。
死ぬ気になって戦えば不良だろうがそうじゃなかろうが力に大差はない。
この時点で万吉一家の勝利は決まった。
しかし、東日本の総大将に祭り上げられていた堀田は納得がいかない。
たしかにこれではピエロである。
その怒りをぶちまけんとして投げた竹槍が万吉の腹に突き刺さる!
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ここで万吉は瀕死になりながらもこの地に集まった者たちに訴える。
生きていれば何かを生み出す。 何かを作りだすことができるのだと。
それはここにいる誰でもできると。
生きている以上は、めためたになろうと目的に向かって突き進んでいくしかないのだと。
万吉は言うだけ言うと力尽きて倒れてしまう。
この姿に胸を打たれ、敵対していた不良たちも涙を流して万吉を親分と呼びはじめる。
ようやく全国の不良たちの心が一つになったのだ。
そして万吉は佐々木の応急処置のおかげで一命を取り止める。
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万吉一家二十八人衆(二十七と言ったところを万吉が死んだ綱村も一緒だと二十八に訂正するのがいい!)
と兵隊3万の戦いはこれから始まるといったところでこの文庫本は終わっている。
どうです?少しでもこの作品の魅力が伝わったでしょうか?
ちなみに後にジャンプを牽引することになる北斗の拳の作画担当の原哲夫やリングにかけろや聖闘士星矢などのヒット作を生み出した車田正美はこの作品に大きな影響を受けたそうです。
さて、この文庫本はという言い方を不審に思いませんか?
実はあとがきで作者自身が、この後の話は野球でいうなら6回までノーヒットノーランペースできたピッチャーが残り3回で18点取られたような出来でとても見返す気になれないということでその先の話が切り捨てられているんですよ。
続きを見たい人は古本屋で既刊のコミックスでも探してくださいと。
そう言われると逆に見てみたいじゃないですか。
そんなわけで僕は続きを探すことにしましたよ。
またその辺を報告できたらいいと思います。
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ちなみにこれが堀田石松ってやつなんですよ。
あ、こいつも万吉に謝って子分になりましたよ。
ところでこいつって顔のパーツがドラゴンボールのドドリアさんに似てません?
コメ返
>夜美羽さん
意外でした。
夜美羽さんはわたしはちょっと無理ですねと思うだろうと予想してたので。
最近、妙に可愛げを見せやがりますwww
茶碗蒸し、スーパーなんかで売ってるやつも割りとおいしいんですよね。
>もこさん
うちは基本的に家族もみんな仲良いですね。
友人たちが家だと食事は自室で1人で食べるとか言っていたのが驚きでした。
今すぐ結婚して子供できたとしても最低十数年はかかりますからねえ。
>仮面ブロガーさん
僕も子供の頃はそれほど好きじゃなかったですね。
具が気に入らなかったとかそういうのかもしれませんけど。
スーパーで売ってるやつを食べているうちに案外美味いものだと思うようになりました。
おお~、旧コミックスを置いてるんですか!!
そうなんですよ、男の生き様が感じられる後世に伝えられるべき良い作品だと思います。
>S2さん
どんぶり蒸しとか僕も親父に聞くまで知らなかったですね。
たしかにどんぶりで食べたいとは思わないですよね。
うちでは親父以外みんなそう思ってます。
ところが、親父の兄さん、つまりおじさんもどんぶり蒸しを食べていたということを聞いて驚きました。
血は争えないなと思いましたね。
そういうもんですかね。
たしかに結婚するまで料理したことなかったって人もいるみたいですけどね。
こういう人の心を動かせるような人が
今の時代にもいればいいんですけどね…
>>絵柄的にはちょっと無理なのですが
ストーリーが面白そうなので総合的にみて
面白そうと言う感想が勝ちました←