《1/24読了 朝日新聞出版 2011年刊 【日本語】 むらた・きよこ(1945~)》
下関の某大学での講義をもとにしたもの。
提示される文章も、小学生の作文、理系の研究者の文章、英国人作家・ゴッデン作/石井桃子翻訳の童話「ねずみ女房」(←名作!)など多岐にわたり、学生の作品もとりあげられています。
なぜそれらが選ばれたのか、どこがどういいのか、それはつまり「どういう文章がいいのか」につながるんですね。
とか言いながら、これを読んだだけでわたしの文章力が上がるかというとそんなこともなく、
(美容本で美人になるわけでも、お掃除本で家が片づくわけでもない)
でも、無駄のない読みやすい文章を心がけるだけで、変わってきたらいいかもなあ、と思います。
世間的には高評価な本で、それに異論は全くないけど、
好みで言えばわたしは前作「名文を書かない文章講座」の方が好きです。
「名文」は、実作者の立場から書かれているので、
プロの作家の舞台裏が覗けるおもしろさがあり、
それに比べるとこの本は、文章を書くことに対する敷居を下げてくれた分、ちょっと薄口な印象です。
/「縦横無尽の文章レッスン」村田喜代子
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下関の某大学での講義をもとにしたもの。
提示される文章も、小学生の作文、理系の研究者の文章、英国人作家・ゴッデン作/石井桃子翻訳の童話「ねずみ女房」(←名作!)など多岐にわたり、学生の作品もとりあげられています。
なぜそれらが選ばれたのか、どこがどういいのか、それはつまり「どういう文章がいいのか」につながるんですね。
とか言いながら、これを読んだだけでわたしの文章力が上がるかというとそんなこともなく、
(美容本で美人になるわけでも、お掃除本で家が片づくわけでもない)
でも、無駄のない読みやすい文章を心がけるだけで、変わってきたらいいかもなあ、と思います。
世間的には高評価な本で、それに異論は全くないけど、
好みで言えばわたしは前作「名文を書かない文章講座」の方が好きです。
「名文」は、実作者の立場から書かれているので、
プロの作家の舞台裏が覗けるおもしろさがあり、
それに比べるとこの本は、文章を書くことに対する敷居を下げてくれた分、ちょっと薄口な印象です。
/「縦横無尽の文章レッスン」村田喜代子
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