《12/19読了 小学館 2012年刊 【自叙伝】 かねこ・てつお(1971~2012)》
考え方としては、わたしはこのやり方には賛同しかねます。
自分が死んだあとのことは、遺った人に任せるのが自然だと思うからです。
最低限の準備・処理(主にお金のこと)は必要としても、
戒名や葬儀に関してまでここまで徹底的に準備するのはちょっと。
というのは、遺された家族は喪の仕事をこなして忙殺される中で、少しずつ回復して日常に戻っていくだろうから、そういう機会を奪うのはどうかと思うわけです。
しかし。
この“旅支度”があったからこそ、筆者は告知から最期の時間を生きられたのかもしれません。
恐怖や絶望や悲しみを、かりそめとはわかっていても遠ざけられたのかもしれない。
旅支度をしてるうちは旅立たないわけだから、この作業がずーっと続くことをどんなに願っただろう。
そう思うと、なんとも言えない気持ちになります。
この本、感想文まとめるのにだいぶ時間がかかりました。
わたしも1971年生まれです。
筆者の中高生時代のエピソードは懐かしかった。
そう。カセットテープ、必需品だったもんなあ。
「人生における早期リタイア制度」を利用するにはあまりにも早すぎました。
/「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」金子哲雄
考え方としては、わたしはこのやり方には賛同しかねます。
自分が死んだあとのことは、遺った人に任せるのが自然だと思うからです。
最低限の準備・処理(主にお金のこと)は必要としても、
戒名や葬儀に関してまでここまで徹底的に準備するのはちょっと。
というのは、遺された家族は喪の仕事をこなして忙殺される中で、少しずつ回復して日常に戻っていくだろうから、そういう機会を奪うのはどうかと思うわけです。
しかし。
この“旅支度”があったからこそ、筆者は告知から最期の時間を生きられたのかもしれません。
恐怖や絶望や悲しみを、かりそめとはわかっていても遠ざけられたのかもしれない。
旅支度をしてるうちは旅立たないわけだから、この作業がずーっと続くことをどんなに願っただろう。
そう思うと、なんとも言えない気持ちになります。
この本、感想文まとめるのにだいぶ時間がかかりました。
わたしも1971年生まれです。
筆者の中高生時代のエピソードは懐かしかった。
そう。カセットテープ、必需品だったもんなあ。
「人生における早期リタイア制度」を利用するにはあまりにも早すぎました。
/「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」金子哲雄