(細窪山のプレート)
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
さて第四回を迎えた「奥武蔵へようこそ」。2010年最後は外秩父の低山である官ノ倉山を歩いてきました。東の端にある石尊山から官ノ倉山を経て細窪山(臼入山)というのが半日コースとして有名ですが、それに加えて細窪山の一つ東にある小ピークから南東へ延びる尾根を歩いてみようという計画です。尾根は下るよりも登るほうが簡単なので、この尾根の末端にある239のピーク(安戸城跡)から取り付いて細窪山へと登り、東にある官ノ倉山へ向かうコースとしました。
まずはアプローチ。地形図「安戸」を見ると239のピーク(安戸城跡)へは南西にある神社から登山道が描かれています。神社の側をちょうどイーグルバスの東秩父路線が通っているのでこれを利用します。イーグルバスのHPを見ると安戸か都沢入口バス停辺りのようです。何処で降りるかは現地に行って決めることにします。
先週に続いて東武東上線に乗り、小川町駅から9:30発のバスに乗車。官ノ倉山から南東に延びる尾根上にある腰越城跡を南に巻いていくと安戸の集落に出ます。安戸バス停ではまだ遠そうなので都沢入口で下車。道路がY字に分かれる少し手前で降ろされます。この辺りからも目的の尾根には上がれそうですが、計画書通り239のピークを目指して歩き始めます。車道からは秩父高原牧場や笠山の姿が拝め、それほど苦痛になりません。
(安戸集落から笠山)
擁壁を回り込むと集落が見えてきました。すると前方にバス停が。見ると「寺岡」と書いてあります。安戸城跡に行くのであればこの寺岡バス停が最寄となります。バス停から直ぐで神社の鳥居が見えてきました。石段を上がると小奇麗な神社があります。名称ははっきりとは覚えていませんが、大霊神社だったと思います。お宮の前が広場となっているのでここで準備を整えます。
(大霊神社)
さて地形図を見るとこの神社の裏手から尾根に取り付いています。神社の裏は保育園のグラウンドで、そのフェンス裏から尾根に取り付けそうです。フェンス沿いに上がっていくと結構藪が深そうな感じ。藪が薄く、斜度の緩やかな所を探して進むとフェンスの末端近くから登れそうです。歩きやすそうな所を適当に上がっていくと意外にも薄い踏み跡があります。どこかにちゃんとした入口があるのでしょう。
(取り付き地点のグラウンドを見下ろす)
踏み跡はほぼ真直ぐに尾根を上がっていきます。尾根上は傾斜が緩いので踏み跡を探してのんびり歩けます。結構な頻度でテープが巻きつけてあるので、思ったよりも多くの人に歩かれているようです。二つに枝分かれした大きな杉を過ぎるとまもなく239のピークです。ピークには安戸城跡と書かれた標柱がありました。ほう、ここは城跡だったのか。どおりで踏み跡が確りしている訳だ。ほかにも石碑があり、その脇にはテープが先へ続く踏み跡を示しています。
(テープと踏み跡)
(安戸城跡の標柱)
テープが示す踏み跡はコンパスで確かめると微妙に方向がずれています。不審に思いつつ斜面を下ると割と明瞭な踏み跡があります。この踏み跡は方向が合っているようです。テープは少なくなりましたが、藪も無く、分かり易い尾根が続いています。小ピークに乗り上げると北西方向にテープが付いています。東に下りる道もあるはずですが、よくわかりませんでした。
暗い林を下っていくと郭っぽい掘割があります。これも城跡なのでしょうか。だんだん尾根が広くなってきているせいか、踏み跡が薄くなっている所が増えてきました。まあ尾根を忠実に辿れば問題はないのですが、潅木が邪魔臭いので右に左に避けながら進んでいきます。終始展望の無い尾根が続くものの、木の間越しに秩父高原牧場が見えていました。変化のない緩やかなアップダウンが続き、そろそろ飽きてくる頃340のピークに到着。枝打ちされた枝が乱雑に置かれた脇に禮子山と書かれたプレートが括りつけられています。周囲は木に囲まれ、尾根上の一地点といった雰囲気なのでプレートがなければ山頂とは気付かないでしょう。あとは細窪山・官ノ倉山間の主尾根に登り上げるだけとなりました。
(禮子山)
枝打ちされた枝を避けつつ下り、再び登り始めると踏み跡のはっきりとした陽の差し込む尾根となります。南側は少し落葉樹も生えているようです。振り返ると枝越しにこれまで歩いてきた尾根を見ることができました。踏み跡は尾根に沿って北向きに進んでいきます。このまま主尾根に上がれそうです。傾斜が少し急になると踏み跡は九十九折に登っていきます。まるで峠道のようです。雑木林となり、陽だまりの明るい道を登っていくと大きな岩があります。岩に上がれそうなので登ってみるとこれから向かう細窪山が枝越しに見ることができました。
(陽の差し込む尾根)
(越し方を振り返る)
(大岩)
(大岩から細窪山方面)
岩から先は直線的な登りで5分ほどではっきりとした踏み跡にぶつかります。主尾根に出ました。越し方を振り返ると赤テープがある以外は何とも分かりにくい分岐です。さてこれからはエアリアにも載っている一般ルート。道がこれまでより格段に整備されています。少し急な道を登ると細窪山と鞍部を挟んだ東にある小ピークに出ます。「臼入山5分」と書かれたプレートが括りつけられていました。
(ここが分岐 わかりにくいです)
一旦下った鞍部は地形図だと峠道が描かれた所となっていますが、踏み跡はかなり薄く廃道となっているようです。鞍部から上がると細窪山(臼入山421.1)に到着です。かつては臼入山と呼ばれていましたが、山頂プレートによると現在はここから東に1.5km行ったピークを臼入と呼ぶそうです。
この辺りの事情は新ハイキング平成22年10月号(660号)にも書かれています。周囲で伐採が行われたためか秩父高原牧場のある西側と日光方面の見える北側で展望が開けます。山頂には誰もいません。細窪山からは南の奥沢集落へ下る道のほか、西の障子岩へ下るルートもあるようです。今回は往路を戻り、官ノ倉山を目指します。
(細窪山)
(秩父高原牧場)
(日光方面)
安戸城跡分岐まで戻り、更に明瞭な踏み跡を進みます。安戸城跡の尾根と比べると思ったよりもアップダウンが大きい。杉や檜の植林帯が続くものの所々展望の開ける所もあり、ハイキングコースとしてはそこそこ楽しめます。いくつか小ピークを越えると地形図にも竹記号のある竹林に出ます。道の真ん中から竹が生えてたりしてちょっと歩きにくいです。竹記号のある鞍部の辺りは立派な林道が乗り越しています。元々傾斜が急な所だったのだとは思いますが、林道開削で余計に急傾斜になってしまっています。ただ林道のおかげで北側の展望は大きく開けていました。
(竹林)
(林道)
(北側の展望)
林道から傾斜の急な小ピークを越えると再び植林帯となります。その先の366のピークには烏森山というプレートが付けてありました。比較的新しい祠のある広めのピークですが、展望はありません。烏森山から下ると尾根が広くなります。赤城山の見える小ピークを越えるとベンチのある樹林の中の広場に出ます。天王池からの道が乗り越す官ノ倉峠です。
(烏森山)
(官ノ倉峠)
峠の先は傾斜の急な岩尾根です。なだらかな道に慣れた足にはちょっとキツイ所。喘ぎ登ると官ノ倉山頂上(344.7)です。疎らに木の生えた山頂で近い所では北に鐘撞堂山、西に大霧山から秩父高原牧場の尾根、南に笠山、そして東に石尊山が見えます。遠景は東に筑波山が見え、北は榛名山・子持山・赤城山・日光連山などが見えます。お昼過ぎということもあり、山頂はハイカーで結構賑わっています。
(官ノ倉山の標識)
(子持山)
(赤城山)
(笠山)
(石尊山)
山頂から急な岩尾根を下ると植林帯のなだらかな道になり、少し登り返すと石尊山頂上(344.2)です。こちらも展望の良い山頂で特に北側は木に邪魔されずに展望を楽しむことができます。越し方を振り返ると本当に官ノ倉山は木が疎らなんですねぇ。南側は展望に恵まれず、東側は小川町の市街地の向こうに仙元山から延びる尾根が見えています。
(石尊山頂)
(北側の眺め)
(小川町市街地)
展望も楽しんだのであとは下山するだけです。山頂直下はちょっとした鎖場となっていて、外秩父七峰縦走大会ではよく渋滞するところです。登る分には鎖は必要ありませんが、下山時にはなかなか有難い存在です。鎖場を過ぎると暗い樹林帯の道となり、沢沿いに出ると広い林道のような道となります。疲れた足には辛い硬い道を進むと右手に急な石段のある北向不動に出ますが、前回に続いて今回もパス。
(鎖場)
(北向不動)
林道が終わると大きな湿地帯に出ます。真新しいトイレがあり、その先は舗装路です。一旦山道とお別れし、農村地帯を道標にしたがって進みます。
小川に掛かる橋を渡ると再び竹林の山道となります。途中分岐がありましたがそのまま道なりに進めば、道標のある車道に出ます。ここからは街中を駅を目指して進むだけ。でもここが一番分かりにくいかもしれません。40分以上掛けて小川町駅へ戻りました。
(竹林の山道)
安戸城跡から細窪山までは一般ルートではないものの、薄い踏み跡はありました。緩やかなほぼ一本道の尾根なので、初歩的な読図練習には良いルートです。夏場は藪が煩い感じになりそうでしたので、冬枯れの時期が最適でしょう。細窪山・官ノ倉山間は展望の良いルートでした。距離も短いので軽い山を歩きたいときに最適です。
DATA:
小川町駅(イーグルバス15分)9:44都沢入口~9:54大霊神社~10:15安戸城跡~10:54禮子山~11:24安戸城跡分岐~
11:32細窪山~12:03竹林の林道~12:14烏森山~12:34官ノ倉峠~12:40官ノ倉山~12:57石尊山~13:19北向不動~
14:19小川町駅
イーグルバス 小川町駅~都沢入口 290円 なお寺岡までだと340円
地形図 安戸 武蔵小川
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
さて第四回を迎えた「奥武蔵へようこそ」。2010年最後は外秩父の低山である官ノ倉山を歩いてきました。東の端にある石尊山から官ノ倉山を経て細窪山(臼入山)というのが半日コースとして有名ですが、それに加えて細窪山の一つ東にある小ピークから南東へ延びる尾根を歩いてみようという計画です。尾根は下るよりも登るほうが簡単なので、この尾根の末端にある239のピーク(安戸城跡)から取り付いて細窪山へと登り、東にある官ノ倉山へ向かうコースとしました。
まずはアプローチ。地形図「安戸」を見ると239のピーク(安戸城跡)へは南西にある神社から登山道が描かれています。神社の側をちょうどイーグルバスの東秩父路線が通っているのでこれを利用します。イーグルバスのHPを見ると安戸か都沢入口バス停辺りのようです。何処で降りるかは現地に行って決めることにします。
先週に続いて東武東上線に乗り、小川町駅から9:30発のバスに乗車。官ノ倉山から南東に延びる尾根上にある腰越城跡を南に巻いていくと安戸の集落に出ます。安戸バス停ではまだ遠そうなので都沢入口で下車。道路がY字に分かれる少し手前で降ろされます。この辺りからも目的の尾根には上がれそうですが、計画書通り239のピークを目指して歩き始めます。車道からは秩父高原牧場や笠山の姿が拝め、それほど苦痛になりません。
(安戸集落から笠山)
擁壁を回り込むと集落が見えてきました。すると前方にバス停が。見ると「寺岡」と書いてあります。安戸城跡に行くのであればこの寺岡バス停が最寄となります。バス停から直ぐで神社の鳥居が見えてきました。石段を上がると小奇麗な神社があります。名称ははっきりとは覚えていませんが、大霊神社だったと思います。お宮の前が広場となっているのでここで準備を整えます。
(大霊神社)
さて地形図を見るとこの神社の裏手から尾根に取り付いています。神社の裏は保育園のグラウンドで、そのフェンス裏から尾根に取り付けそうです。フェンス沿いに上がっていくと結構藪が深そうな感じ。藪が薄く、斜度の緩やかな所を探して進むとフェンスの末端近くから登れそうです。歩きやすそうな所を適当に上がっていくと意外にも薄い踏み跡があります。どこかにちゃんとした入口があるのでしょう。
(取り付き地点のグラウンドを見下ろす)
踏み跡はほぼ真直ぐに尾根を上がっていきます。尾根上は傾斜が緩いので踏み跡を探してのんびり歩けます。結構な頻度でテープが巻きつけてあるので、思ったよりも多くの人に歩かれているようです。二つに枝分かれした大きな杉を過ぎるとまもなく239のピークです。ピークには安戸城跡と書かれた標柱がありました。ほう、ここは城跡だったのか。どおりで踏み跡が確りしている訳だ。ほかにも石碑があり、その脇にはテープが先へ続く踏み跡を示しています。
(テープと踏み跡)
(安戸城跡の標柱)
テープが示す踏み跡はコンパスで確かめると微妙に方向がずれています。不審に思いつつ斜面を下ると割と明瞭な踏み跡があります。この踏み跡は方向が合っているようです。テープは少なくなりましたが、藪も無く、分かり易い尾根が続いています。小ピークに乗り上げると北西方向にテープが付いています。東に下りる道もあるはずですが、よくわかりませんでした。
暗い林を下っていくと郭っぽい掘割があります。これも城跡なのでしょうか。だんだん尾根が広くなってきているせいか、踏み跡が薄くなっている所が増えてきました。まあ尾根を忠実に辿れば問題はないのですが、潅木が邪魔臭いので右に左に避けながら進んでいきます。終始展望の無い尾根が続くものの、木の間越しに秩父高原牧場が見えていました。変化のない緩やかなアップダウンが続き、そろそろ飽きてくる頃340のピークに到着。枝打ちされた枝が乱雑に置かれた脇に禮子山と書かれたプレートが括りつけられています。周囲は木に囲まれ、尾根上の一地点といった雰囲気なのでプレートがなければ山頂とは気付かないでしょう。あとは細窪山・官ノ倉山間の主尾根に登り上げるだけとなりました。
(禮子山)
枝打ちされた枝を避けつつ下り、再び登り始めると踏み跡のはっきりとした陽の差し込む尾根となります。南側は少し落葉樹も生えているようです。振り返ると枝越しにこれまで歩いてきた尾根を見ることができました。踏み跡は尾根に沿って北向きに進んでいきます。このまま主尾根に上がれそうです。傾斜が少し急になると踏み跡は九十九折に登っていきます。まるで峠道のようです。雑木林となり、陽だまりの明るい道を登っていくと大きな岩があります。岩に上がれそうなので登ってみるとこれから向かう細窪山が枝越しに見ることができました。
(陽の差し込む尾根)
(越し方を振り返る)
(大岩)
(大岩から細窪山方面)
岩から先は直線的な登りで5分ほどではっきりとした踏み跡にぶつかります。主尾根に出ました。越し方を振り返ると赤テープがある以外は何とも分かりにくい分岐です。さてこれからはエアリアにも載っている一般ルート。道がこれまでより格段に整備されています。少し急な道を登ると細窪山と鞍部を挟んだ東にある小ピークに出ます。「臼入山5分」と書かれたプレートが括りつけられていました。
(ここが分岐 わかりにくいです)
一旦下った鞍部は地形図だと峠道が描かれた所となっていますが、踏み跡はかなり薄く廃道となっているようです。鞍部から上がると細窪山(臼入山421.1)に到着です。かつては臼入山と呼ばれていましたが、山頂プレートによると現在はここから東に1.5km行ったピークを臼入と呼ぶそうです。
この辺りの事情は新ハイキング平成22年10月号(660号)にも書かれています。周囲で伐採が行われたためか秩父高原牧場のある西側と日光方面の見える北側で展望が開けます。山頂には誰もいません。細窪山からは南の奥沢集落へ下る道のほか、西の障子岩へ下るルートもあるようです。今回は往路を戻り、官ノ倉山を目指します。
(細窪山)
(秩父高原牧場)
(日光方面)
安戸城跡分岐まで戻り、更に明瞭な踏み跡を進みます。安戸城跡の尾根と比べると思ったよりもアップダウンが大きい。杉や檜の植林帯が続くものの所々展望の開ける所もあり、ハイキングコースとしてはそこそこ楽しめます。いくつか小ピークを越えると地形図にも竹記号のある竹林に出ます。道の真ん中から竹が生えてたりしてちょっと歩きにくいです。竹記号のある鞍部の辺りは立派な林道が乗り越しています。元々傾斜が急な所だったのだとは思いますが、林道開削で余計に急傾斜になってしまっています。ただ林道のおかげで北側の展望は大きく開けていました。
(竹林)
(林道)
(北側の展望)
林道から傾斜の急な小ピークを越えると再び植林帯となります。その先の366のピークには烏森山というプレートが付けてありました。比較的新しい祠のある広めのピークですが、展望はありません。烏森山から下ると尾根が広くなります。赤城山の見える小ピークを越えるとベンチのある樹林の中の広場に出ます。天王池からの道が乗り越す官ノ倉峠です。
(烏森山)
(官ノ倉峠)
峠の先は傾斜の急な岩尾根です。なだらかな道に慣れた足にはちょっとキツイ所。喘ぎ登ると官ノ倉山頂上(344.7)です。疎らに木の生えた山頂で近い所では北に鐘撞堂山、西に大霧山から秩父高原牧場の尾根、南に笠山、そして東に石尊山が見えます。遠景は東に筑波山が見え、北は榛名山・子持山・赤城山・日光連山などが見えます。お昼過ぎということもあり、山頂はハイカーで結構賑わっています。
(官ノ倉山の標識)
(子持山)
(赤城山)
(笠山)
(石尊山)
山頂から急な岩尾根を下ると植林帯のなだらかな道になり、少し登り返すと石尊山頂上(344.2)です。こちらも展望の良い山頂で特に北側は木に邪魔されずに展望を楽しむことができます。越し方を振り返ると本当に官ノ倉山は木が疎らなんですねぇ。南側は展望に恵まれず、東側は小川町の市街地の向こうに仙元山から延びる尾根が見えています。
(石尊山頂)
(北側の眺め)
(小川町市街地)
展望も楽しんだのであとは下山するだけです。山頂直下はちょっとした鎖場となっていて、外秩父七峰縦走大会ではよく渋滞するところです。登る分には鎖は必要ありませんが、下山時にはなかなか有難い存在です。鎖場を過ぎると暗い樹林帯の道となり、沢沿いに出ると広い林道のような道となります。疲れた足には辛い硬い道を進むと右手に急な石段のある北向不動に出ますが、前回に続いて今回もパス。
(鎖場)
(北向不動)
林道が終わると大きな湿地帯に出ます。真新しいトイレがあり、その先は舗装路です。一旦山道とお別れし、農村地帯を道標にしたがって進みます。
小川に掛かる橋を渡ると再び竹林の山道となります。途中分岐がありましたがそのまま道なりに進めば、道標のある車道に出ます。ここからは街中を駅を目指して進むだけ。でもここが一番分かりにくいかもしれません。40分以上掛けて小川町駅へ戻りました。
(竹林の山道)
安戸城跡から細窪山までは一般ルートではないものの、薄い踏み跡はありました。緩やかなほぼ一本道の尾根なので、初歩的な読図練習には良いルートです。夏場は藪が煩い感じになりそうでしたので、冬枯れの時期が最適でしょう。細窪山・官ノ倉山間は展望の良いルートでした。距離も短いので軽い山を歩きたいときに最適です。
DATA:
小川町駅(イーグルバス15分)9:44都沢入口~9:54大霊神社~10:15安戸城跡~10:54禮子山~11:24安戸城跡分岐~
11:32細窪山~12:03竹林の林道~12:14烏森山~12:34官ノ倉峠~12:40官ノ倉山~12:57石尊山~13:19北向不動~
14:19小川町駅
イーグルバス 小川町駅~都沢入口 290円 なお寺岡までだと340円
地形図 安戸 武蔵小川