特別養護老人ホームやすらぎの里川部苑

入居者さんと行う行事や日常生活などの様子、介護現場で感じる入居者さんの暮らしぶりについてお伝えします。

入居者の懐に入るために

2020-07-16 10:50:55 | 日記
入居者さんに心地よいケアを提供するためには、入居者さんの懐に入る・信頼を得ることが重要になります。
と言っても、川部苑の介護現場ではそんな難しいことはしておりません。
例えば、トイレットペーパーをタンスの中にいっぱい確保しておられる入居者さんがいます。時々、タンスの中のトイレットペーパーをタンスの上に出しておくと「あんた、こんなにもらっていいんか」と大喜びされます。ため込んでしまうという習慣も、介護職員の行動一つで問題になることはないのです。
息子さんや娘さんが大好きな入居者さんは、息子さんや娘さんの情報をリサーチして、誉めることでにこにこと喜ばれます。
普段の会話で雑談レベルに感じたことを介護職員が覚えていて、別の場面でその話題を振ると「よう知っとるなあ、あんたは」と感心されます。
こういった介護職員へのプラスの感情を持たせることで、「ああ、あの人が言いなさるから、大丈夫だ」や「この人なら安心して任せられるわ」「この人が言うんなら、間違いないわ」と日常のケアの時に安心感を抱かせることができるのかなあと感じております。
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