特別養護老人ホームやすらぎの里川部苑

入居者さんと行う行事や日常生活などの様子、介護現場で感じる入居者さんの暮らしぶりについてお伝えします。

今日という特別な日を

2020-07-31 11:41:31 | 日記
『出勤した日は必ずブログを投稿しよう』と心に決め、一カ月が経ちました。
入居者さんを見送った7月1日以外、今日で全出勤日ブログを投稿することができました。
ブログを書くことで感じたことは、『入居者さんの一日一日に、同じ日はない。一日一日が特別な日である』ということです。
何度か入居者さんの最期に立ち会ったこともありますが、「昨日お風呂に入れたのが最後のお風呂だったのか」「午前中の会話が最後の会話だったのか」と感じたことがあります。
まさに『諸行無常』この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはない。ということを実感するのが特養の介護職なのかなあと思います。
この食事が最後の食事になるかも知れない。この入浴が最後の入浴になるかも知れない。この離床が最後の離床になるかも知れない。この会話が最後の会話になるかも知れない。この面会の取次ぎが最後の取次ぎになるかも知れない。〇〇さんを見るのはこれが最後になるかも知れない。
そんな風に、現場の最前線で介護に携わる者だけでなく、縁あって特養川部苑で〇〇さんというお一人の入居者さんにかかわるすべての者が感じられるといいなあと感じています。
         
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入居者さんの食事

2020-07-30 15:25:06 | 日記
入居者さんの食事は、同じ日の同じお昼ご飯でも、お一人お一人によってまちまちです。
    
主食でも、種類(ご飯やパン)が違ったり、形状(おにぎり、軟飯、お粥など)が違ったりします。
おかずも、種類(お肉かお魚か、麺はありかなしか)が違ったり、形状(普通サイズ、小さく刻む、もっと小さく刻む、ミキサー、など)が違ったりします。
入居者さんの食べられる力や好みに配慮した食事を提供しています。
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午前の一コマ

2020-07-29 10:04:07 | 日記
午前中は、入居者さんはそれぞれの過ごし方をされています。
音楽を聴いたり、お部屋で休んだり、お風呂に入ったり、ユニットでの軽作業をお仕事としてされたり…
このお二人は、かなりの高齢(100歳と94歳)ですが、洗濯物をたたまれた後、本を読まれていました。
   
毎日のように本を手に取り読まれていますが、きっと心に響く何かが本の中にはあるのではないでしょうか。
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お風呂に入るのは好きですか?

2020-07-27 16:02:40 | 日記
特養の入浴は、以下のように定められています。
『指定介護老人福祉施設は、1週間に2回以上、適切な方法により、入所者を入浴させ、又は清しきしなければならない。』
(指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準(平成11年3月31日厚生省令第39号))
1週間に2回以上という回数の是非は割愛しますが、特養川部苑でも介護職員が入居者さんお一人お一人に1週間に2回の入浴を提供しています。
入居者さんの中には、お風呂に入るのを嫌がる方もいるため、少しでも気持ちよく入浴できるように、介護職員は「何が嫌なのか」「どうして嫌なのか」を把握することを心がけています。
例えば「風呂には入りたくない」と言われる裏には
「(人に助けてもらって、迷惑かけてまで)風呂には入りたくない」
「(いきなりお風呂に入ると言われても準備が出来ていないから)風呂には入りたくない」
「(お風呂に入ると湯冷めして風邪をひいたことがあるから)風呂には入りたくない」
「(お風呂で家族が危険な目に遭ったことがあるので)風呂には入りたくない」
などがあります。介護職員は、そういったお一人お一人の心に配慮して、入浴を促せるように心掛けています。
         
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暑い?寒い?

2020-07-26 00:27:43 | 日記
週間天気予報を見ると、来週あたりに太陽マークがあり、いよいよ梅雨も明けるかなあと感じています。
さて、入居者さんと過ごしていると、一人一人によって気温(室温)の感じ方が異なり、どうすればいいかなあと悩みを感じています。
特にこの時期は、エアコンを入れ室温を調整するのですが、風があるだけでも「寒い」という入居者さんもいます。
先ほど巡視した時も、布団を顔が隠れるくらいまでかけ「寒い寒い」と言っている入居者さんがいました。
我々と感じ方も違うのは確かですが、かと言ってその方の希望を鵜呑みにして、冷房を切った状態で過ごさせるわけにもいきません。
(岐阜の病院でも、冷房の故障と患者さんが亡くなったことの因果関係を問われ、テレビに取り上げられていたのは記憶に新しいかと)
衣服で調節したり、薄手の布団にしたり、寝入ったタイミングで冷房を入れたり、あれこれ試しながら安全な環境で過ごしてもらえるように心掛けています。
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