「頑張ります」 2020-09-18 00:00:00 | 日記 2020年9月18日、「ドラえもん」の声で知られる大山のぶ代(当時81)の認知症を2015年5月13日のラジオ番組で公表した夫で俳優の砂川啓介(当時78)が2015年6月12日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜正午)に出演。50年来の親友・黒柳徹子(当時81)はテレビを見ているという大山に向かって「一緒にごはん食べに行きましょう」と呼び掛けた。また、砂川は「預かってきているものがあります」と大山のボイスメッセージを披露したのである。徹子と大山は1960年にスタートしたNHK人形劇「ブーフーウー」で声優として共演以来、55年に及ぶ親交があるのだ。番組序盤、徹子が砂川に「あなたがここに出ていらっしゃることは、大山さんはテレビで見ていて分かる?」と尋ねると、砂川は「分かるでしょうけど、すぐ忘れちゃいますね」と返答。徹子はカメラに向かって「大山さん、大山さん、黒柳徹子ですけど。覚えてる?一緒にごはん食べに行きましょう。(私の)芝居は終わっちゃったけど、今度また(友達と)一緒に見に来てくださいね。楽しみにしていますからね」と呼び掛けたのである。番組終盤、砂川が「預かってきているものがありまして。僕はまだ聞いていないんですけど、黒柳さんにメッセージが。今の声ですよ」とサプライズで大山の肉声を公開したのだ。大山は徹子に対して「チャック(徹子の愛称)、ペコ(自身の愛称)です。お久しぶりです。お元気ですか?啓介さんに(徹子から)ファクスが届いて、ありがとうございます。また番組に啓介さんが出ることになって、よろしくお願いいたします。私も頑張りますから。またね。じゃ、ありがとう」と元気な声で呼び掛けたのである。「何が驚いたって、私の何倍も何倍も記憶力がよくて、おもしろいことを次々に発見する彼女がね、自分で何もできなくなったなんてことが信じられないという思いがしてね。本当に悲しかった。あなたが(大山の認知症を)発表なさった時ね…」。徹子は声を詰まらせ、涙ぐんだのである。2020年現在は・・・(井森隆)