雑貨とお絵かき

大好きなものを ぎゅぎゅっと詰め込んで。

2006年06月20日 | お絵かき
私のダンナさんは、畳職人です。
何年か前に会社をやめて、
ベテラン職人である義父の元、修行の毎日です。
近くにある作業場を覗いては、「よっ、イケメン職人!。」なんて声をかけています。

畳屋を継ぐことが、ダンナさんの小さい頃からの夢だったので、
この仕事を始めて、やっぱり辛くても、やりがいを感じているようです。

畳って、日本人にとっては、あって当たり前の存在で、
田舎のおばあちゃんの家の畳にゴロンと寝転がる心地よさを
皆感じているんじゃないかなって思います。

私は、昔から洋風にあこがれるほうだったので、
出来ればフローリングで派です。
ですから、結婚して、ダンナさんの実家が、一部屋を除いて、
全てが畳の部屋だと知った時は、かなりびっくりしました。
(普通に考えると、畳屋だから当たり前なんですけどね。

そんな私の家も、居間は畳です。やっぱり初めは、抵抗がありましたが、
ソファーを背もたれに、皆でゴロゴロとテレビを見たり、
並んでお昼寝したり、子供とお相撲したり。
そんな生活を送っていると、なんだか落ち着きます。
畳って、やっぱりフローリングと違って痛くないのです。

そして、新しく張り替えた畳の香りが、あー日本人!
ビバ日本人!って感じなのです。

出がらしのお茶っ葉を固く絞り、ぱらぱらと畳にまいて、
長ほうきで、しゃっしゃっと掃きだす。
小さい頃母がやっていた、そんな掃除の光景が懐かしく
思い出されるのです。


最近では、畳のある家が少なくなってきました。
おしゃれな家はもちろん私も好きですが、
一部屋でも畳の部屋を持って欲しいなと思います。
ゴロンと寝転んで、い草の香りを体で感じる、
畳って、日本人の大切な安らぎの場所だと思います。




コメント (2)
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