あ可よろし

「あきらかによきこと」は自分で見つける・おもしろがる
好奇心全開日記(不定期)

あの子のこと

2018-04-11 | 日記
あの子には小学生のころからすでに立派な人格があった。
ガリ勉タイプでもないのに成績は極めて優秀。中学生の時は全国模試で1位をとるのはもちろんのこと、何の心配もなく進学校へ進み、浪人することなくいちばん良い大学に合格する。
何時もトップにいると、中には威張り散らしたり、ほかの子を馬鹿にしたり、いじめたりするやつもいる。だけどあの子は全然違った。
いつも穏やかで、人を思いやる気持ちを持っていて、決して「俺が俺が」と出しゃばることがなく、周りにいる人を大切にする。子どものころからこんな感じだった。
小学生のとき、先生が「あの子のIQは決して高いわけじゃない。平均値くらい。だけど信じられないくらい努力をし続けることができる。だから凄い」と言っていたことを覚えている。多分先生は「だからお前も頑張れ」と続けたかったのだろうけど、生憎私が小学生のころからこんな性格だったものだから……。

今、あの子はとても大変な状況になっている。中学を卒業してから会うことがなかったから、その後のあの子がどんな大人になって行ったのかは知らない。でも、あのときの人格は早々変わるものではないと思う。
だから、あの子が大変な状況になっていることが分かったとき、そしてそれをあのときのままの人格で対応していると、あの子は正しい行いをしていると感じて、本当に泣けた。直接伝えることはできないけど、私はあの子を応援している。
大丈夫。あの子を応援しているのは私だけじゃないから。あの子をこんな状況にした奴らは全員「今すぐgo to hellだ!」って、私がこんな風に毒づいても、人格者のあの子はそんなこと、ちっとも思っていないに決まっているのだけど。

そんなこんなで、ここのところ気持ちがちょいとざわついてます。あの子は今年の桜、ちゃんと見ただろうか?

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