戸締りをして出かけようとした朝。網戸に蝉が!
出かけなきゃいけない時間だったけど、うちに来てくれた蝉にテンションが上がってしまい、すぐさまデジカメで撮る・撮る・撮る。でも何度撮ってもピントが網戸に合ってしまったり、逆光のせいでシルエットだけになってしまったり。何とか蝉であることがわかる画像が撮れて急いで出かけました。
撮っているときに「今ここで鳴かれたら大変だ!」と思いました。全力で鳴かれたら、部屋中に響くセミの鳴き声でとんでもない状況になってしまいます。だからデジカメパシャパシャしながら「今は鳴かないでね~。お願いよ~」と話しかけ続けていました。
出かける前に話の分かる蝉に「好きなだけそこにいていいからね」と伝えると、一瞬「ジッ」と鳴きました。私の気持ちは伝わったようでした。
お盆だからでしょうか。誰かが蝉になってきてくれたのでしょうか。でもそんな人、思い当たりませんでした。仕事先で蝉の話をしたら「それ、吉兆ですよ」と言われたので、一瞬真に受けました。
しかし午後になって、昔からの知り合いで、とても良い奴で大好きだった優しい「彼」の訃報を受けました。葬儀などはすでに家族葬として執り行われたのだそうです。
そこから休暇前にこなさなきゃいけない仕事に集中していたのに、噴き出した汗が流れるみたいに、意識していないのに涙が流れ続けていました。周りが不思議がるほど止まらなくて、どうやら情緒がバグっていたようでした。
朝の蝉は、彼だったのかもしれない。「今日、連絡あって驚かせるけど、ごめんね」って気遣って言いに来たのかも。
一瞬の「ジッ」。
それくらい優しくて可愛い彼でした。ありがとう。どうか安らかに。
出かけなきゃいけない時間だったけど、うちに来てくれた蝉にテンションが上がってしまい、すぐさまデジカメで撮る・撮る・撮る。でも何度撮ってもピントが網戸に合ってしまったり、逆光のせいでシルエットだけになってしまったり。何とか蝉であることがわかる画像が撮れて急いで出かけました。
撮っているときに「今ここで鳴かれたら大変だ!」と思いました。全力で鳴かれたら、部屋中に響くセミの鳴き声でとんでもない状況になってしまいます。だからデジカメパシャパシャしながら「今は鳴かないでね~。お願いよ~」と話しかけ続けていました。
出かける前に話の分かる蝉に「好きなだけそこにいていいからね」と伝えると、一瞬「ジッ」と鳴きました。私の気持ちは伝わったようでした。
お盆だからでしょうか。誰かが蝉になってきてくれたのでしょうか。でもそんな人、思い当たりませんでした。仕事先で蝉の話をしたら「それ、吉兆ですよ」と言われたので、一瞬真に受けました。
しかし午後になって、昔からの知り合いで、とても良い奴で大好きだった優しい「彼」の訃報を受けました。葬儀などはすでに家族葬として執り行われたのだそうです。
そこから休暇前にこなさなきゃいけない仕事に集中していたのに、噴き出した汗が流れるみたいに、意識していないのに涙が流れ続けていました。周りが不思議がるほど止まらなくて、どうやら情緒がバグっていたようでした。
朝の蝉は、彼だったのかもしれない。「今日、連絡あって驚かせるけど、ごめんね」って気遣って言いに来たのかも。
一瞬の「ジッ」。
それくらい優しくて可愛い彼でした。ありがとう。どうか安らかに。