今年のお正月休みの間に読もうと考えていた恩田陸作品です。すったもんだの『香乱記』に続いて、気持ちを入れ替えて読み終えました。
恩田陸作品については、前回紹介したときのように、読後はかなりモヤモヤしてしまいました。何か納得できないと言うか、しっくりこないというか、落とし所がないまま放置されているような感覚と言うか、とにかく「モヤモヤモヤモヤ」でした。
せっかくの人気作家の作品を「モヤモヤ」で終わらせるのは間違っているような気がして、恩田陸作品ファンのM山さんにアドバイスをしてもらうことにしました。そして彼女いわく「最初に『夜ピク』から入ったら良かったかもしれませんね」。
そうなんだ…。やっぱり『夜のピクニック』から入るべきだったんだ…。信頼できる「本屋大賞」受賞作品だから面白くないわけがないもんな~。
ということで『夜ピク』を買いに書店へ。目的のものはすぐに見つかりましたが、本を買いに行くとなぜだか1冊だけでは気が済まなくて、もう1冊を物色します。M山さんからは『夜ピク』の話しか聞いていなかったので、もう1冊は私のカン頼りで選びました。
選んだのは『図書室の海』。カバー裏の解説文に「『六番目の小夜子』の番外編、『夜のピクニック』の前日譚など全10話」とあったのが決め手でした。『夜ピク』の前日譚があるのなら、まずはこちらを先に読もうと思ったことと、恩田陸の書く短編というのにそそられました。
さて感想ですが、2作品ともこれまでに読んだものとは違い、読後にモヤモヤすることは「ほぼ」ありませんでした。特に『夜ピク』は決して甘くない上質な青春小説で、読後にはじんわりと感動している自分がいました。
そして『図書室の海』は、私にとっての恩田陸が見つけられた思いでした。恩田陸作品に感じてしまう「モヤモヤ感」は、短編作品ならこの上ない魅力になる! と分かったからです。短編ならこのモヤっと感が心地良い。ストーリー展開とか文章のキレとか、恩田さんったら短編素敵!
結論を出すには早すぎるかもしれませんが、現時点では「恩田陸作品は短編が良い」なのです。おススメです。 M山さん、ありがとう!
恩田陸作品については、前回紹介したときのように、読後はかなりモヤモヤしてしまいました。何か納得できないと言うか、しっくりこないというか、落とし所がないまま放置されているような感覚と言うか、とにかく「モヤモヤモヤモヤ」でした。
せっかくの人気作家の作品を「モヤモヤ」で終わらせるのは間違っているような気がして、恩田陸作品ファンのM山さんにアドバイスをしてもらうことにしました。そして彼女いわく「最初に『夜ピク』から入ったら良かったかもしれませんね」。
そうなんだ…。やっぱり『夜のピクニック』から入るべきだったんだ…。信頼できる「本屋大賞」受賞作品だから面白くないわけがないもんな~。
ということで『夜ピク』を買いに書店へ。目的のものはすぐに見つかりましたが、本を買いに行くとなぜだか1冊だけでは気が済まなくて、もう1冊を物色します。M山さんからは『夜ピク』の話しか聞いていなかったので、もう1冊は私のカン頼りで選びました。
選んだのは『図書室の海』。カバー裏の解説文に「『六番目の小夜子』の番外編、『夜のピクニック』の前日譚など全10話」とあったのが決め手でした。『夜ピク』の前日譚があるのなら、まずはこちらを先に読もうと思ったことと、恩田陸の書く短編というのにそそられました。
さて感想ですが、2作品ともこれまでに読んだものとは違い、読後にモヤモヤすることは「ほぼ」ありませんでした。特に『夜ピク』は決して甘くない上質な青春小説で、読後にはじんわりと感動している自分がいました。
そして『図書室の海』は、私にとっての恩田陸が見つけられた思いでした。恩田陸作品に感じてしまう「モヤモヤ感」は、短編作品ならこの上ない魅力になる! と分かったからです。短編ならこのモヤっと感が心地良い。ストーリー展開とか文章のキレとか、恩田さんったら短編素敵!
結論を出すには早すぎるかもしれませんが、現時点では「恩田陸作品は短編が良い」なのです。おススメです。 M山さん、ありがとう!
でも私はそれがクセになったりしたんだけどネ…
しかし、小夜子の複線となる話が多すぎるのよー
最初からそこまで見込んで書いてたのか、
ハリポタみたいに、書いてるうちに話が広がっちゃったのか、どっちだろ?
そういう意味では、浦澤直樹って、
最初からこーんな転結を考えてたのか?と思うとスゴイと思うんだけど…。
あ、話それた…
恩田陸作品に関しては、モヤモヤのままで終わらなかったから良かったわ~。
「多少のモヤモヤ」は許容範囲ですからね~。
そして「小夜子の複線問題」だが、ハリポタ同様、書いているうちに広がったんじゃないの?
たぶんそれは「女性の脳」だからで、浦沢作品と違うところだったりして…。
話、それてないよね?