伊坂幸太郎さんの『首折り男のための協奏曲』を読みました。伊坂さん続いたわ~。
本作も短編集です。手にしたときは長編かと思っていたんです。でも短編集でした。←ここちょっとがっかり。
そして、伊坂さんお得意の話がつながってラストに「おおっ!」と驚かされる、というのもなかったんですよ。←これもちょっとがっかり。
まぁ、そうそう予定通りに進むってこともなく、だからって「全然だめじゃん」とか「騙された~」って感覚もないんです。面白かったから。
そもそも、首折り男とかおなじみの黒澤も出てきますが、これはまとまった結末になるように書かれた短編ではなく、ひとつひとつが完結している物語を集めたものなので、読み手の勝手な思惑通りにはならないのです。
今作でのお気に入りは「僕の舟」と「合コンの話」。
「合コンの話」は、書き出しから「!!!」ってなり、ラストは「お洒落ねぇ~」って。こういう終わり方をするのが伊坂さんらしいと言うか。これが最後に収められていて良かったと思えました。
そして「僕の舟」。老夫婦の別れがくる前に分かる縁。黒澤がかっこいいんだよなぁ~。悲しい話になりがちなところ、幸福感に包まれるという、なんとも不思議な感覚になれます。
読後に暫くは「水兵リーベ僕の舟」って、久しぶりに声に出していました。
本作も短編集です。手にしたときは長編かと思っていたんです。でも短編集でした。←ここちょっとがっかり。
そして、伊坂さんお得意の話がつながってラストに「おおっ!」と驚かされる、というのもなかったんですよ。←これもちょっとがっかり。
まぁ、そうそう予定通りに進むってこともなく、だからって「全然だめじゃん」とか「騙された~」って感覚もないんです。面白かったから。
そもそも、首折り男とかおなじみの黒澤も出てきますが、これはまとまった結末になるように書かれた短編ではなく、ひとつひとつが完結している物語を集めたものなので、読み手の勝手な思惑通りにはならないのです。
今作でのお気に入りは「僕の舟」と「合コンの話」。
「合コンの話」は、書き出しから「!!!」ってなり、ラストは「お洒落ねぇ~」って。こういう終わり方をするのが伊坂さんらしいと言うか。これが最後に収められていて良かったと思えました。
そして「僕の舟」。老夫婦の別れがくる前に分かる縁。黒澤がかっこいいんだよなぁ~。悲しい話になりがちなところ、幸福感に包まれるという、なんとも不思議な感覚になれます。
読後に暫くは「水兵リーベ僕の舟」って、久しぶりに声に出していました。