朝日放送のテレビ番組で、評論家の玉川徹氏が、韓国並みの全員検査を、しかも検査人数が多くなると精度が落ちるのは検査にあたる人間が悪いと発言しているとのているとの記事を読んだ。
CCPコロナウィルス検査は希望者全員に検査を実施すべきかどうかを考えてみました。
私も「検査人数少数だと陽性者の発症率は90%で多数だと50%」の記事を読んで、原因を無い頭で考えていました。
そこで一つのモデルを造ってみました。
検査人数は100人、偽陰性率30%、偽陽性率10%で発症率が90%と50%の場合100人中何人が陽性者か推測してみます。
x:保菌者 y:非保菌者
保菌者と非保菌者を足すと100人で
x+y=100……①
分母は保菌者の陽性者数 分子は検査者の陽性数で保菌者の陽性数と非保菌者の陽性数との合計
90%の場合
0.9=0.7x/(07x+0.1y)‥‥②
①を変形して
y=100-x‥‥③
②に③を代入すると
x=56.25
なので
答えは約56人になる
50%の場合
0.5=0.7x/(07x+0.1y)‥‥ ②
なので
答えは約13人になる
結論は検査対象に非保菌者が増えると発症率(精度)は低下するです。
検査者の技量等は無関係と思います。第一いい加減にやっているのだろうとか、検査者に失礼とは思いませんか。
この推定で検査対象者の保菌者の数を増やす事、要は医療機関での検査対象の絞り込みが重要で、全員検査は不必要な費用(検査6万円/回と言われている)が多数発生すると思います。
本当は保菌者が必ず発病はしないと思うので保菌者イクオール発症者ではないのですが、その率を知りませんので、イクオールとして計算しました。一応発症率を適当な数値で計算しましたが、結論は変わりそうでなかったのでそのまま書きました。