ダムの奏でる

霧積ダム

霧積ダム

 重力式コンクリートダム

 利根川水系霧積川 群馬県安中市

 訪問日 2023/10/19

 

 霧積といえば、森村誠一著『人間の証明』。私が中学二年生の時に映画化され、大変な話題になりました。文庫本を買って読みましたが、処分してしまったので今はありません。ということで某通販でポチリ。霧積ダムが描かれているか確認してみましょう。
 中盤に登場、「幅三百二十メートル、高さ六十七メートル、起工してからすでに四年で、間もなく完成予定だと、…」。堤頂長と堤高の数値は実際よりちょっと大きめですね。残念なことに、このあと殺人現場になってしまいます。
 実際の霧積ダムは、堤頂長305.0m、堤高59.0mで、くの字に折れ曲がっています。天端は自動車で通行可能。左岸に管理所と駐車場があります。遊歩道、展望デッキが設けられ、見学しやすくなっています。ホロージェットバルブから放流中。のんびりと天端を歩くと、落ち着いた気分になれました。いい感じのダムです。

 


ダム直下から  ラジアルゲートはオレンジ色

 


左岸にある展望デッキから

 


左岸下流面直下から

 


左岸からの下流面

 


左岸からの天端

 


左岸からの上流面

 


屈曲ポイントを見下ろす

 


減勢工を見下ろす

 


河川維持放流の水しぶき

 


ダム湖『霧積湖』を望む

 


天端右岸側と取水設備

 


県道56号から下流面を望む

 


右岸からの下流面

 


右岸からの天端

 


右岸からの上流面

 


県道56号から天端を見下ろす

 


上流面はガードが堅い  ゲート部分がわずかに見えた

 


インクライン

 


管理所

 


概要図

コメント一覧

toshinobu-nikki
目から鱗の情報!ありがとうございます
行ってみます!!
match1128
ちなみに映画のロケで使われたのは白馬村の中部電力姫川第二ダム。
堤高15メートル未満で便覧には未掲載。
ただし昭和10年当時のラジアルゲートが現在も稼働中で、西村ダムのゲートが撤去された今、福島の旭ダムに次ぐ日本で2番目に古いラジアルゲートです。
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